2011.6.6 新宿 red cloth
大震災で延期された公演の中でも、滅多にないだろう稀少なライヴの振替公演がありました。bloodthirsty butchersとBRAHMANの2マンで、しかもキャパ200人程度のハコというレアレアなイベントです♪
演奏のハンパない迫力と切実な感情が籠もった深い表現を伴った熱唱に圧倒されたBRAHMANのステージに続いて、そのフロントマンであるTOSHI-LOWからライヴ中に「(音楽だけでは食っていけないらしい状況に)…ブッチャーズがいなかったら、たぶんeastern youthもNUMBER GIRLもハイスタもいなかったんじゃないか…。もっともっと評価されていいと思う」と熱いリスペクトを送られたbtbの登場です。
1. 散文とブルース
2. B2
3. フランジングサン
4. ファウスト
5. 1.2.3.4
6. curve
7. ocean
8. サイダー
EN. JACK NICOLSON
ライヴは、レアな対バンだからといって特別仕様の選曲をするとかではなく、まさに現在進行形のブッチャーズを直球で投げ込んでくる構成になっていました。
こういう時期なので、なんとなく復興へ向けて立ち上がる曲みたいに感じた力強い『散文とブルース』の後に、ちょっとだけ久々な『B2』をやったんですが、そのエンディングが物凄かった!それぞれのメンバーが空気を読みあいつつ「これでもか!」と言わんばかりに延々とリフを繰り返したんですけど、少しずつ変化しながら昇り詰めていく熱気溢れる演奏に息を呑んで引き込まれました。
まったく色褪せることない名曲『ファウスト』に続いて、最近の曲ながら演奏機会が少なかった『1.2.3.4』をやった後、吉村さんは先ほどのTOSHI-LOW発言に応えるコメントをしてから「ブッチャーズの未来である彼女が歌います」みたいにチャコちゃんを紹介して『curve』へ。
そして、思わず自分の中で大震災以降の時間と重ねてしまったドラマティックな『ocean』と、シンプルながら後奏部分にブッチャースならではの粘り腰が光る新曲『サイダー』にて本編終了。
再登場後、改めて振替公演実現への感謝を述べて『JACK NICOLSON』を演奏し、ステージを去っていきました。
レアな顔合わせというだけじゃなく、どちらのバンドからも「とにかく生き残った俺らが今を精一杯生きなきゃ」みたいな音のメッセージを貰った気がする素晴らしいライヴだったです☆☆
最後になりますが、ステージに登場してきた時、俺を見付けて自ら手を伸ばし「おう、来てたか!よろしくなっ」って感じでハイタッチ(ステージの方が高いからロータッチだけど…)してくれた吉村さんに感動しました!どうもありがとうございました!
|