☆NUMBER GIRL時代の曲や、元メンバーの活動について書いています。
猫町音頭 #118(bloodthirsty butchers)
2012.6.30 渋谷 O-nest
 
ここ何年かでホームグラウンドみたくなったnestで行われた久々のワンマンライヴは、直前に急遽オープニング・アクトが追加決定して、台湾のバンドでNUMBER GIRLをリスペクトしていると公言してる透明雑誌が登場―――。開演時間前に7曲を熱く演奏してくれました。
 
 そして、ブッチャーズの本編は、相変わらずゾクゾクする探り合うようなギターの競演からイントロにつないで『ファウスト』から始まりました。
 この日は、インスト曲も含めて4曲の新曲を演奏してくれましたが、中でも嬉しかったのは、序盤の3曲目に初めて『コリないメンメン』という曲を披露してくれたことです。今までの曲にはなかったタイプの曲で、核となるメロディーラインが複数絡み合った素敵な曲でした!
 少し前のアルバムからも『happyend』『story』など比較的スローな曲をじっくり聴かせた後で、『方位』でググッとアゲていくニクい構成で、ワンマンならではの内容になっていました。
 本編を『banging the drum』で締め、再登場した4人からのプレゼントは、季節も意識してか『6月』〜『7月』という2曲―――。特に最後の『7月』は、ワンマンの最終盤を飾るにふさわしい…っていうか全身全霊を籠めて叩き込まれた物凄い演奏で、このバンドの圧倒的な存在感を改めて思い知らされました。
猫町音頭 #117(toddle)
2012.5.27 下北沢 THREE
 
 今年に入ってからも精力的にライヴをしてきたtoddleですが、個人的に都合が付かなくて、この日が遅まきながら今年初参加となりました。そのライヴは、去年から始まった自主企画“riddle”―――。
 オープンと同時に始まったDJタイムの終盤、恒例の企画委員長=江崎さんによる《盛り上げタイム》があって、ドラムスの岡田航氏がメインヴォーカルを取るゲストバンド・Hello Hawkのステージに続いてtoddle登場。………ところが、思いもよらぬトラブルが!なんと、ウッチーさんのスネアのスナッピーを着脱するバネが壊れたらしく、何度試してもNG。拝み手で謝るウッチーさんでしたが、岡田さんのスネアを借りて無事にライヴはスタートしました。
 
   1. eraser
   2. thorn
   3. melancholic blvd.
   4. バナナ村に雨が降る
   5. Aerial Things
   6. Recollection
   7. barley-break
   8. cast away
   9. shimmer
  10. 新曲
  11. minimal
 EN1. Wind Chimes
 EN2. Colonade
 
 この日は自主企画だけあって、ご覧のようにレア物が混じってるでしょ〜。アイコンの『Recollection』もちょい久々な気もするけど、なんといっても珍しいのが4曲目にやった『バナナ村に雨が降る』です。
 以前NHKの『みんなのうた』でオンエアされた曲で、2007年の12月にライヴ初体験しましたけど、なんとライヴでやるのはそれ以来らしく演奏前「緊張するね〜」と連発。江崎さんのコメントによると、ウッチーさんが叩いて初めてレコーディングしたのが、この曲とか。めっちゃ可愛くて楽しい曲なんですけど、そんなレア曲を再び体験できて最高でした(^o^)
 去年の暮れに披露された素敵な新曲にも再会できたし、自主企画ならではの普段以上にアットホームな空気も堪能できたし、充実した夜になりました♪
猫町音頭 #116(磯部正文BAND)
2012.4.14 新代田 FEVER
 
 前回、フェスのステージでようやく初体験した磯部正文バンドですが、今回はチャコちゃんがギターだけじゃなくヴォーカルとしても参加しているミニアルバム『Deliver』のツアー・ファイナルで、ワンマンという素敵なライヴで二度目の体験をしてきました!
 Gt.&Voのイッソンを支えるバンドは、『Deliver』のレコーディングメンバーが中心でしたが、ドラムスだけツアーの途中で変わったらしく、バンアパの小暮さんが叩いていました。(知らなかったから、目の前のバスドラに「smooth like a butter」の印字があったので開演前に気になってた…)
 ライヴは、本編16曲にアンコール曲3曲+1曲で約2時間―――。翌日がイッソンの誕生日ということで、本編終了後、ソロで再登場して1曲歌い終わったところに、メンバーがケーキと花束を持って登場し、フロアと共にお祝いする場面も。
 イッソンは、ライヴの途中「お花見、しましたかね?」と聞き、花見客が宴会後に残った飲み物を桜の下に捨てるのを見て、いわゆる「お花見」を自分はしないと決めた、と話してましたが、そんな爽やかで温かい人柄がライヴにも表れていて、バンドメンバーも楽しんでいるのが伝わってきて、こっちもホットな気分になっちゃいました。
 チャコちゃんは、btbともtoddleとも違う楽曲をギタリスト・田淵ひさ子として楽しんでいる感じがして、とっても嬉しかったです。(もちろん、思わず見入っちゃうプレイも多々あり)
猫町音頭 #115(bloodthirsty butchers)
2012.3.26 下北沢 SHELTER
 
 去年の暮れに吉村さんの体調不良により延期されたライヴイベント“SHELTER 20th Anniversary『bloodthirsty butchers × cinema staff』”の振替公演が行われました。
 メンバーが全員25歳で、なんとブッチャーズのバンド暦と同じという先攻のcinema staffは、爽やかなステージの中で、ブッチャーズの『2月』をカバーしましたが、パワフルなアレンジで、尊敬しているという先輩バンドへの愛を感じました。
 
 ブッチャーズのライヴは、アンコール曲も含めて全12曲。最初に『I’VE BEEN LOST』をやったんですけど、なんかそれと気付かないぐらい新鮮でした。(この曲も、実はカバーなんですよね)
 3曲目に大好きな『襟がゆれてる。』をやってくれたので、感動しつつ聞き入っちゃいました。その後、『3月』『4月』と続く流れも、めっちゃ新鮮だったです!
 新曲を続けて演奏した後の『僕達の疾走』は、バンドを何年続けていようが「やるっきゃないんだよ」っていう気概を感じながら、じっくり味わいました。
 本編終盤は、『black out』〜『フランジングサン』という鉄壁の締め括りで、再登場後「バラードやります」と言って『地獄のロッカー』を演奏し、最後は『ocean』でドラマティックに幕を下ろしました。
 なにげにシネマファンが多かった気がするフロアだったけど、俺は最前で参加して、入場時は寒かったから着てた上着も途中から脱いで、汗だくでしたよ〜(^o^)
 
猫町音頭 #114(磯部正文BAND, bloodthirsty butchers)
2012.2.25 幕張メッセ HOOTER STAGE
 
 冷たい雨が降る幕張で、ファッションブランド主催のロックフェス“DEVILOCK NIGHT”が開催されました。今回は、その最終回ということで“THE FINAL”と名付けて4つのステージを設営し2日間にわたって行われ、その1日目にチャコちゃんが2つのバンドで登場しました!
 
 まず、1つ目がこの日復活ライヴを行ったHUSKING BEEのイッソン率いる磯部正文バンド―――。今まで、なぜか都合が付かなくてライヴに行けず、この日が初体験でしたが、ブッチャーズともtoddleともLAMAとも違う音色が楽しめ、改めてギタリスト・田淵ひさ子の引き出しの多さを実感!また、イッソンとのコーラスなどヴォーカリストの一面も楽しめて良かったです(^o^)
 
 そして、ほぼ連続的に左右交互でライヴが進行したHOOTER STAGEの右サイドラストで登場したのがbloodthirsty butchers―――。
 ロックフェスに出演するバンドの多くが、いわゆる「フェス仕様」で、アゲアゲの曲やヒットチューンを中心にしたセットリストを組む傾向にありますが、この日のブッチャーズは、そういう「サービス」ではなく、いい意味で観客に媚びずに自分らの音楽を全力で投げ込む「くそたっれ精神」に満ちたライヴを展開しました。
 別次元から光が差し込むような『JACK NICOLSON』で始まったライヴは、なんと次に『2月』を演奏!一般的なお祭り騒ぎの狂乱を鎮めるように曲がフロアに深く染み渡っていきました。
 その後、なんとなくフェスのステージに立ってる現在の決意表明みたいに感じた『フランジングサン』を経て、ここ数年の到達点の一つと言ってもいい『ocean』をじっくり聞かせてくれます。
 そして、最後はドラマティックで感動的な『時は終わる』が全身を深く包み込んでライヴは終了―――。演奏された曲数は5つと他のバンドに比べて少なかったですが、その内容の濃さでは充分圧倒していたと思える素晴らしいライヴで、ぶっちゃけ感動しました!
 

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Last Updated: 2014/6/5 Thu.