☆NUMBER GIRL時代の曲や、元メンバーの活動について書いています。
September Girlfriend
 この曲は、NUMBER GIRLの1stで、ちょっと陰に隠れた感じである。いや、地味ってことじゃないですよ。うまく言えないけど「NUMBER GIRLの曲でどんな曲が好き?」みたいな無理な質問(オレにはゼッテ〜答えられません。全部好きだから)に対する答とかであんまり登場しないんで…。
 
 歌詞には、既に「夕暮れ族」という単語も出てきている。「赤い季節の到来」もありますね。タイトルのムリヤリ感もいいです。
 この曲で、個人的に好きなのはヴォーカル部分が終わった後のエンディングにおけるアヒト君のドラミングです。スタジオで叩いてる姿が目に浮かびません?
 
センチメンタル過剰
 1st/3曲目。この曲で一番特徴的なのは、歌詞のフレーズの切れ目ごとに“ひさ子ギター”が突っ込んでくる点だと思う。こういうタイプの構成は割と少ない。間奏部分のギターソロは、どこか歌謡曲っぽいっていうか、なんか演歌っぽい感じがする…のはオレだけかなあ〜。
 歌詞では、最後の部分―――「雨上がりの道路は そんな俺を笑うように きらきら光っていた」―――イイっすよね〜。
 向井さんの曲って、必ずしもきっちりフレーズの長さに合わせて歌詞の文字数が配分されていない場合が多く、それが独特の魅力の一つだと思うんですけど、この曲の最後「きらきら/光って/いた」もまさにそうです。
 
 結成当時、ライヴでよくやっていたのだろうか?NUMBER GIRL最後のツアーで、各地ともほぼ変わらないセットリストで廻っていた中、DVDで見れる京大講堂のライヴではこの曲を演っている。(アルバムに比べてスピードが速い!)きっと思い入れの深い曲なんだろうなあ。
 
大あたりの季節
 1stの2曲目に入っているこの曲は、後期の曲にはあまり見られない陽気なフレーズが多く入っている。
 極端に言えば、ナムヘビを聞いた後この曲を聴いたら、一瞬違うバンドかと思うほどだ。しかし、曲のタイプは多少違っても、ライヴ感は相変わらず減速しない。ヴォーカル部分が終わってからエンディングまでのドラムスとギターのバトルも生々しい。
 歌詞では「眼鏡くもりのちはれ」という独特の表現が好きだ。
 
OMOIDE IN MY HEAD
 1997年11月に最初のリリースが行われ1999年再発となった1stアルバム『SCHOOL GIRL BYE BYE』は、この曲で始まる。
 そして、解散が決まり、去年暮れの最後のツアー最終日・札幌でのラストライヴ。この曲は「NUMBER GIRLの歴史を、ここに終了する。…ドラムス、アヒト・イナザワ」の声と共に最後の演奏が行われた。
 そういう意味で、NUMBER GIRLを象徴する曲だと言ってもいい。
 
 アルバムでこの曲を聞いてブッ飛ぶのは、既にこのCDのヴァージョン自体が物凄いライヴ感で録音されている点だと思う。
 ドラムから始まりギターが1本加わり、そしてもう1本。やがてフレーズが加速していくイントロは基本的に最後のライヴでも変わっていない。そんな緊張感が、曲の最後まで保たれているのだ。
 改めてNUMBER GIRLは、ライヴバンドなんだと実感する。
 
NEW GIRL(mono dead)
 1stCDシングルに3曲目のカプリング曲。英語曲のためカードに歌詞は載っていない。
 勉強不足のため、原曲の情報など知らないのだが、収録されているNUMBER GIRLの演奏はライブ演奏を直で録ったのだろうか、実にナマナマしい。
 バンドの結成当時を実際に体験したわけでもないのに、この曲を聴くとなんとなく当時のライブハウスに潜り込んだような錯覚におちいる。
 

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Last Updated: 2014/6/5 Thu.