2004.4.1 新宿red cloth
渋谷方面にてZAZEN音頭の鳴る夜、新宿方面ではミニギターが炸裂!―――なんてスポーツ新聞の見出しみたいですが、行って来ました“toddle Live”。初体験です!
場所は、東新宿にある「紅布〜red cloth」というライヴハウス。初めて行ったんですけど、なかなかフンイキある素敵なハコでした。おそらくオールスタンディングで120人ほどの小さなフロアなんですが、紅色の壁やアンティークな照明器具など、ちょっと怪しい匂いがしつつもオシャレな空間でした。
場所が駅から遠いせいなのか、開場時間にはオレを含めて客が3人という少なさ。そんな中で、フツ〜に、もうマジで普通にコンビニ行ってきま〜す、って感じで、チャコちゃんが行き来してたんで、ビックリ。あんまラフなんで声掛けるタイミングないぜってカンジ。
3バンドの対バンで、1番目が始まった時点で見渡すとお客さんは40人ほど。ちょっと淋しいけど、見る方としては余裕で空気吸えてラクさせてもらいました。
チャコちゃんの3ピースユニットtoddleは、2番手。最初に出たplatoonが引っ込むと、これまたフツ〜にメンバーが出て来てセッティング開始。細いグレー系のボーダーポロTにジーンズのひさ子様は、茶色のマイバッグからエフェクターやケーブルを出し、自分でセッティングしています。もう一人のギタリスト小林愛さんもドラムスの安岡秀樹さんも自分で黙々と。ハコが小さいせいもあって、なんか学祭のロック研ライヴみたいなフレンドリーな雰囲気があって良かったです。1曲目始める前に、チャコちゃんと愛さんが顔見合わせてニコっとアイコンタクト。これ可愛かった。
ひさ子氏は、曲間に相変わらず時々一人でニヤニヤしてましたけど、ギターを掻き鳴らすとアーティスト〜って感じでした。蚊の泣くような小声のMCも、らしくて良かった。
愛さんは、おとなしい顔をしたままソロパートを弾いてる姿に好感が持てたし、秀樹さんは《いい兄貴》みたいにMCをフォローしつつ、ドラミングは超迫力あって素敵でした。
すっごく人柄の良さそうな3人(「toddle=よちよち歩きの子供」っていうユニット名の謙虚さも素敵)で、その暖かさが伝わって来ると共に、激しさもちゃんと押さえたライヴ(全7曲)でした。
ちょっと残念だったのはヴォーカルを拾うPA系統の調子が悪かったらしく、フロア前列とステージモニターにヴォーカルが聞こえにくかったことです。チャコちゃんも、自分の声が取りにくく困ってました。チャコちゃんがリードヴォーカルも取ってるため、必然的にギターだけに専念はできないわけですけど、ファンとしては、もう少しギターを聞きたかったなあって思いました。
全曲終了後、片付けてるチャコ様に話しかけると、気さくに応えてくれました♪楽屋からフロアに出てきた時も「ホームページに書いてある食べ物の名前ってなんなんですか?」って聞いたら「あ〜、好きな食べ物です」って照れくさそうに答えてくれて、ほんと人柄の良さが伝わってきました。
それにしても、チャコちゃんの好物「ハンバーガー、餅、エノキダケ」って…(笑)
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