☆NUMBER GIRL時代の曲や、元メンバーの活動について書いています。
猫町音頭 #18(VOLA&THE ORIENTAL MACHINE)
2005.5.3 下北沢 BASMENT BAR
 
 去年の暮、ZAZEN BOYSを退団し、向井さんとの約10年に渡るライヴ活動から新たな道へと踏み出したアヒト君ですが、彼がリーダーとなる新バンド=VOLA&THE ORIENTAL MACHINEの初ライヴが、深夜のDJイベントのオープニングとして行われました。
 奇しくも、この日新宿では、第2期ZAZEN BOYSのライヴがあり、そこでドラムを叩いていたのはアヒト君じゃないわけで、同じ夜にギター&ヴォーカルとしてのアヒト君を見るっていうのは、なんか不思議な気分でした。
 深夜だし、初ライヴをやるという正式な告知は前日の深夜に出されたにもかかわらず、場内はかなりの人で埋まっていました。
 ステージ上に、大きな字のセットリストが誰でも読める位置に貼ってありました。ほとんどは、正式なタイトルではなく、メンバーがわかる覚書のようでしたが、こんな感じです。
 
1. 夢
2. コンクール
3. メシ
4. フクオカ
5. back of love
6. 新曲
 
 23:45頃、バラバラとメンバーが登場。ステージ向かって左側にベースの有江嘉典さん。中央に、アヒト(VOLA)君。右側に、ダウニーより期限無しレンタル移籍加入というギターの青木 裕さん。そして奥には、syrup16gより期限無しレンタル移籍加入のドラムス中畑大樹さんというポジショニングでした。
 中央のアヒト君の前にはスタンドマイクがなく、あれ?っと見ると、インカム的なワイヤレスマイクを付けていました。
 演奏された曲は、それぞれに違ったタイプでした。ポップな感じのものから、不思議な匂いのするものなど、バラエティに富んでいました。そして、当たり前かもしれないけど、それらはNUMBER GIRLやZAZEN BOYSの曲とは違うタイプの曲でした。
 うまく言えないけど、それらの曲には、ギター&ヴォーカル&ソングライターとして再出発したアヒト君の「俺、こんなんやりたかったんだよね〜」って気分が籠められてるような気がしました。
 この日初めてたった一回聞いただけなんで、瞬間的な感想ですけど、個人的には3曲目と6曲目が好きでした。
 
 終演後、久しぶりにアヒト君と話しましたけど、なんか緊張しちゃいました。でも、ちゃんと覚えていてくれて嬉しかったです(^o^)
 自分のバンドの初ライヴを終えた直後だったせいかもしれませんが、気のせいか話し方にも貫禄みたいなものが感じられました。「メシって曲、いいですね。ちゃんとしたタイトルはなんていうんですか?」ってっ聞いたら『Waiting for my food』だって教えてくれ、タイトルの由来とかも話してくれました☆
猫町音頭 #17(bloodthirsty butchers)
2005.4.6 下北沢 SHELTER
 
 この日ブッチャーズのNewアルバム『banging the drum』が発売となりましたが、同時にそのレコ発記念ライヴ“official bootleg vol.005”が行われました。(ゲスト:都市レコード)
 新しいアルバムは、今までになかったタイプの曲も多く、バラエティに富んだ内容なので、どんなライヴが展開されるのか期待していましたが、いやいや想像以上に熱いライヴでしたよ♪
 なんと、この日の選曲はアンコールも含めて全て新曲で構成されていました!
 
1. 序章
2. B2
3. I'VE BEEN LOST
4. サンザン
5. CHROMATIC
6. ゴキゲンイカガ
7. This is music
8. maruzen house
9. YAMAHA−1
10. プラス/マイナス
11. No.6
12. banging the drum
UN1. WAKING UP IS HARD TO DO
UN2. SUMMER DRESS
 
 以上14曲!つまり、この日発売されたアルバムから全曲と4/20にリリース予定の「+/−」との相互カバーアルバムに収録される4曲を、すべて演奏してくれたってわけです!
 吉村さん自身、ライヴ中に「今日は新曲しかやりません。だから、いっぱいいっぱいです」って言ってましたけど、新しい曲を初めて披露するのって、すっごく緊張感もあるんだろうから、そんないい意味で張り詰めた空気がメンバーにはあった気がします。
 それにしても、CDで聴くのとは違い、btbのライヴは特に爆音だから、迫力が違います。しかも、この日の演奏は音量に負けない素晴らしい楽器のハーモネーションが展開されていたので、ぐんぐん引き付けられました。
 バンドって演奏を聞かせるものなんだっていう当たり前のことを再認識させられたインストの『This is music』『maruzen house』。吉村さんと交互にヴォーカルを取るのチャコちゃんの少し緊張した表情が印象的だった『YAMAHA−1』。アルバムでも凄い後奏だけど、ナマだともうメッチャすげえ迫力だった『banging the drum』。どの曲も、密度の濃い演奏で、とっても楽しかったです☆
 アンコール曲『WAKING UP IS HARD TO DO』がチャコちゃんヴォーカルだったのにはビックリしました!その他印象的だったのは、ベースの射守矢さんのセットリストに「力を抜け」って書いてあったことです(笑)。
 終演後、『maruzen house』ってタイトルが気になっていたので、吉村さんに質問したら、昔住んでた場所の名前なんだそうです。なるほど〜。
猫町音頭 #16(Sloth Love Chunks)
2005.4.3 下北沢 SHELTER
 
 ここ何度かあったライヴは、なかなか都合が付かず見に行けなかったSLCでしたが、やっと行けました。今年初めて見たSLCは、スクイズメンのレコ発イベント“Shining Sound System Vol.11”への参加でした。
 バンドというのは、成長するものだし、また成長しなかったらいいバンドじゃないと思いますけど、いや〜4ヶ月ぶりに見たSLCは、ホント成長していましたよ!…な〜んて、偉そうな言い方して済みません。でもね、マジでそう思ったんだもん。
 中憲の攻撃的なベース(←記憶が確かなら、いつも使ってるベースと違ってました)は健在で、しかも自分の好きな音楽をやってるという楽しさに溢れた弾き姿が印象的でした。そして、さっき成長って書いたのは、4人の音の絡み方に厚みが出てきたからなんです。特にギター2本の絡み具合が良かったです。
 この日は、新曲も2曲披露されました!カッコいい曲でしたよ♪それも含めてパワフルな中にも演奏を楽しむ余裕が感じられるライヴだったと思います。
 (対バンで出たNIRGILIS。ライヴは初めて見ましたが、とっても楽しかったです)
“OMOIDE IN MY HEAD 1”
 既に購入済の方も多いとは思いますが、先日、東芝EMIさんのNUMBER GIRL結成10周年企画リリースの第一弾として“OMOIDE IN MY HEAD 1”が発売されましたね。
 俺みたいな重度の中毒患者は、既にアルバムもシングルも全部持ってるので、収録されてる曲自身は、何度も何度も聴きまくってきたわけですけど、改めて2枚組で聴いてみると、やっぱ名曲揃いだなって思いました。
 てか、この2枚に含まれてない曲も、最高に素晴らしい曲ばっかなんで、もし初めてこの企画アルバムを買ってNUMBER GIRLを知った方がいらっしゃいましたら、是非オリジナルアルバムも聞いて欲しいなあ♪マジでいいっすよ☆
 
 今年は、ZAZEN BOYSからアヒト君が脱退したことで、NUMBER GIRLだったメンバーが完全に別々に音楽活動をする状況になったわけで、そういう意味でも新たにNUMBER GIRLの存在を見詰めなおす年だって気もします。
 アヒト君のサイトに、「年末はひさ子さんと、年明けて中尾けんちゃんと会って、お互いのバンドの状況を話しましたが、みんな頑張っている様です。うかうかしてられません。」って書いてあったのも、なんか嬉しかったし、これからも元NUMBER GIRLのメンバー4人を応援し続けて行こう―――改めて、そう思いました。
猫町音頭 #15(Sloth Love Chunks)
2004.12.2 下北沢 SHELTER
 
 この日、久しぶりに見たSLCは、“FLOWERS OF ERROR”というFOEが主催するライヴイベント(もう1バンドはCheese)への参加でした。
 偶然にも、前日アヒト氏がZAZEN BOYSから脱退するというショッキングな発表があり、さらに2年前に遡れば、この日はNUMBER GIRLラストライヴの2日後に当たるわけです。そんな日に、中尾憲太郎氏のバンドを見る予定が入っていたことって、なんか不思議で、ふと「元NUMBER GIRLのメンバーは、もう完全に別々のバンドなんだなあ」なんて感じてしまい、とても複雑な心境でした。
 だから、ぶっちゃけライヴのステージに100%集中することは出来なかったんですけど、それでもこの日のSLCにはビックリしました。
 前回見た時に比べ、演奏の厚みが増し、メンバー同士が楽器で喧嘩しているみたいな、パワーみなぎるライヴだったんです。全8曲を、ほぼMCナシのノンストップで駆け抜けた4人は凄い迫力でした。中憲のベースは、リズム隊としての4弦楽器ではなく、全身を使って攻撃するための武器みたいに見えました。このところライヴの本数も増えて、精力的に活動しているし、今後更に密度が濃くなっていく気がしました。
 イベント主催者であるFOEのライヴは、初めて見ましたけど、迫力ありました!ブッチャーズの小松さんがドラムスなんですが、ドラムセットを最前に移動したセッティングで演奏(いつもFOEはこの形式だそうです)するので、すぐ目の前で叩いてるんだもん、それだけでも大迫力なのに、また鬼気迫るドラミングで…。実にライヴ感たっぷりの演奏でした。

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Last Updated: 2014/6/5 Thu.