☆NUMBER GIRL時代の曲や、元メンバーの活動について書いています。
猫町音頭 #23(toddle)
2005.9.30 渋谷 O-nest
 
 待望のファーストアルバムが発売されたtoddle。もう聞きましたか?とっても素敵なアルバムですよ〜♪―――そのレコ発記念のライヴイベントが行われました。
 開場前、1フロア上にあるバースペースでは、CD以外にも新しいTシャツやトートバッグなどが売られており、チャコちゃんや愛さんが物販を手伝ったりしていました。 
 独特の風合いのNEON GROUP、toddleの曲をカバーしたりもした吉村秀樹ソロに続いて、トリを取ったtoddleは、アンコールも含めて発売されたアルバムの全10曲をすべて演奏してくれました。
 
  1.I dedicate D chord
  2.wanderlust(コスモスコ)
  3.a sight
  4.hesitate to see
  5.scene of a girl(エサキ)
  6.bakadana〜
  7.world wide waddle
  8.oyster
  9.so long
 EN.mur mur
 
 レコ発でいつも以上に気合が入ってたせいもあるかもしれませんが、どの曲も各パートの音が濃密に絡み合っていて、非常に密度が高く、かつ楽しさに溢れる演奏が繰り広げられました。
 観客としても、アルバムの音源で曲を繰り返し聴いているため、いつもは気付かなかった部分に気付いたりしつつも、より前ノメリで参加できたし、とってもいいライヴだったです(^o^)
猫町音頭 #22(bloodthirsty butchers)
2005.9.12 渋谷 O-nest
 
 かなり直前まで対バンのゲストがシークレットになっていたBTB主催の“official bootleg vol.006”が、残暑の渋谷で開催されました。
 
 未発表時「とにかくスペシャルなんですわ〜」と書かれていたゲストは、Ian MacKaye(G)とAmy Farina(Dr)の2人組バンドThe Evens。
 関西弁の通訳さんの呼びかけで、スタンディングフロアの観客も床に坐って見ることになったThe Evensのライヴは、バラエティに富んだ構成で、「音楽って、ギターとドラムスだけの二人でもこんなに幅広いことができるんだ」と感心させられました。Ianと通訳さんの掛け合いも笑えました。
 
 この日のブッチャーズは、ゲストとのバランスを考えての選曲なのかもしれませんが、じっくり聴かせるタイプの曲が多かったような気がします。…と言ってもスローな曲とか静かな曲とかいう意味じゃなくて、音はハードなんだけど聴き入っちゃうってゆうか―――こんなでした。
 
1. ファウスト
2. I'VE BEEN LOST
3. B2
4. 悲しみをぶっとばせ
5. goblin
6. lucky man
7. no future
8. アカシア
9. happy end
10. プラス/マイナス
11. SUMMER DRESS
12. banging the drum
UN1. CHROMATIC
UN2. サンザン
UN3. WAKING UP IS HARD TO DO
 
 以上のように、バラエティに富んだ選曲なんですが、よく見ると、最近のアルバムの中で“birdy”からは1曲もやってない。メンバーの考えとは違うかもしれませんけど、俺はその意図がなんとなくわかる気がしました。なんて言うか、ブッチャーズの音楽が持ついくつかの特徴の中でも、土の匂いのする骨太感とフォーキーな叙情性、その二つが特に強調されたライヴだったと思いました。
 相変わらずの爆音に身を任せながらも、緻密に重なる音に叙情的な静けさをたびたび発見し、改めてブッチャーズの独自性を感じました。
 個人的には、久しぶりに『悲しみをぶっとばせ』が聞けたのが嬉しかったな(^o^)。あと…曲間に、吉村さんから「自分の告知しなくていいの?」と小声で聞かれて、照れくさそうに笑って手で否定したチャコちゃんが印象に残りました。そして、そのチャコちゃんがメインヴォーカルの『WAKING UP〜』でアンコールの最後を締めくくった吉村さんの愛情に打たれました。それから、この日もパワー全開の小松さんを見ながら「そこまで叩くんだ」みたいな顔をして笑ってた射守矢さんも印象的だったなあ。ちなみに、この日も射守矢さん、ビール飲んでたけど、真っ赤にはなりませんでした(笑)
 
猫町音頭 #21(toddle)
2005.9.4 渋谷 O-nest
 
 別にサボるつもりなんてなかったのに、なぜか都合が付かずに見れなかったtoddleのライヴですが、やっと久々に参加することが出来ました(^o^)
 この日は、mash主催のイベント参加でしたが、まもなく初のアルバムが発売になるわけで、それ目前のライヴだけに、とっても期待して会場に向いました。
 開場前、1フロア上にあるバースペースに上がってくるチャコちゃんと愛さんに遭遇。ご無沙汰のお詫びをしたら、二人とも明るく応えてくれました。 
 今回toddleはトップバッターで、演奏されたのは、以下7曲でした。
 
  1.I dedicate D chord
  2.コスモスコ
  3.bakadana〜
  4.3曲目
  5.world wide waddle
  6.oyster
  7.so long
 
 この日は、出番が最初だったため、いつものアットホームなセットチェンジ風景を見れませんでしたが、登場してきた4人のリラックスした雰囲気は変わりません。その空気が、演奏が始まると張り詰める、そして曲が終わるとサッと緩む。この緩急も魅力の一つです。
 まずは今度リリースされる初アルバムの1曲目でタイトル曲でもある『I dedicate D chord』。今までライヴでよくやっていた曲とは少しテイストの違う曲で、バンドとしての広がりを感じました。
 楽しい『コスモスコ』に続いて、チャコちゃんは、前々日財布やケータイの入ったカバンを落としてしまい、メッチャ落ち込んだけど見付かったっていう話をし(ほんと見付かって良かった〜!)、そんな自分のことだって言って『bakadana〜』。早く歌詞カード見たいな。
 次の曲、手書きのセットリストには〈3曲目〉って書いてありました。ライヴでは、曲紹介がなかったので、正確にはわかりませんが、アルバムの3曲目ってことだとしたら『hesitate to see』ですかね…。とにかく、元気が出てくる曲でした。好きだな、こういう曲も。
 おなじみ『world wide waddle』に続いて、チャコちゃんから「次の曲は、ライヴでやるのは初めてなんですけど、愛ちゃんが歌います」みたいな紹介があり、『oyster』。他の曲でコーラスを取ってる時でも、一生懸命な感じで歌う姿が素敵な愛さんですが、この曲ではメインヴォーカルってこともあってか、ちょっと緊張してるみたいな感じで、そこがまた良かったな…。それにしても「牡蠣」(=oyster)ってなんだろ?
 そして最後は、よくラストでやる『so long』で盛り上がり、持ち時間終了。
 
 久しぶりに見れたtoddleは、ますますメンバーのコミュニケーションが良くなって来てる感じがしました。そして、新曲はもちろん、前からの曲も少しづつアレンジが変わってたりと、演奏のレパートリーの広がりを強く感じました。まもなく出るアルバム、そしてそれに続くレコ発ライヴが、マジで楽しみです♪
猫町音頭 #20(VOLA&THE ORIENTAL MACHINE)
2005.8.25 恵比寿 LIQUID ROOM
 
 アヒト君がリーダーとして結成した新バンド=VOLA&THE ORIENTAL MACHINEのライヴを、5月の初ライヴ以来久しぶりに見てきました。イベント“VINTAGE 2005”への参加で、syrup16gとの対バンでした。
 対バンとは言っても、ご存知のとおりVOLA&T・O・Mのドラムス担当中畑大樹氏は、syrup16gのメンバーでもあるわけで、アヒト君がフライヤーに「この日はsyrup16gと一緒なんですが、この日限定で別名付けてもいいですか?その名はなんと『ビックリ大樹祭』」って書いているみたいに、単なる対バンじゃないので、超期待して会場に向いました。
 
 暗い照明の中に登場してきたVOLA&T・O・M。しばらく見ないうちに、バンドは大きく成長していました。当たり前かもしれませんが、初ライヴで見られたある種の硬さが取れて、リラックスした演奏になっていました。同時に、複雑な構成の曲も含み、レパートリーも広がっていて、少しずつバンドの特徴が形成されつつある気がしましたた。
 ラスト前の曲で、アヒト君は「ちょっとした余興をやってみたいと思います」と言ってsyrupの五十嵐さんを招き入れました。そして、彼にギターを弾かせて、自分はヴォーカルに専念して演奏したんです。
 スタンドマイクに向って手を広げながら歌うアヒト君を見て、「ああ、アヒト君のバンドが誕生したんだなあ」って改めて感じました。なんて言うのかな、堂々としてたっていうか…。
 
 セットチェンジの後、独特な世界を持つsyrup16gのライヴが展開され、一旦メンバーは退場。場内からは、アンコールを求める拍手が続き、やがて再登場してきたのは両方のバンドメンバー全員でした。
 そして、なんとアヒト君は見慣れたドラムセットを前にスタンバイ。そうです、中畑氏とアヒト君のツインドラムが始まったんです!二人のドラミングによる掛け合いが、そのままイントロに続いて、アンコール曲へ。
 歌う五十嵐さんも凄くノッてたし、他のメンバーの演奏も凄く良かったけど、なんと言っても印象的だったのは、ドラムを叩いてるアヒト君の楽しそうな顔!マジで、本当に嬉しくてたまんないって表情で、隣で叩いてる中畑氏とアイコンタクトを取りながらも、ずっと笑顔でした(^o^)
 こんなに素直な笑顔のアヒト君を見たのは、久しぶりだったから、新しいバンドの誕生を改めてお祝いしたい気持ちになりました。頑張ってね!
猫町音頭 #19(bloodthirsty butchers)
2005.6.23 渋谷CLUB QUATTRO
 
 ワンマンとしては久しぶりに見たBTBのライヴは、アンコールを含めて2時間に及ぶパワフルなステージでした。
 この日は、“tour 05 banging the drum”のツアーファイナルでもあったわけですが、4月に出た新しいアルバムの曲だけじゃなく、新旧取り混ぜ幅広い選曲で、今までの集大成的な感じのライヴでした。
 一度目のアンコールでは、久しぶりに『プールサイド』が聞けたし(^o^)、2回目に出てきた時、吉村さん「普通は、これで帰るんですけど、今日はまだまだやります」って宣言して、さらに3曲やってくれ、まさにツアーファイナルって感じ☆ずっとビールを飲んでた射守矢さんは、ラストなんかもう真っ赤でした(笑)
 
 ブッチャーズのライヴに行くと、毎回その音量のデカさに圧倒されるわけで、「爆音」っていう印象が強くありました。
 もちろん今回もアンプ自体のヴォリュームは大きかったんですが、この日は、そんな爆音で鳴っている楽器のひとつひとつの音が凄く粒立って聞こえたんです。そして、今更ながら、それぞれの楽器が緻密で繊細に絡み合ってる部分を再発見したんです。
 そういう意味でも、楽しいだけじゃなく、個人的に収穫の多いライヴだったです。
 

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Last Updated: 2014/6/5 Thu.