☆NUMBER GIRL時代の曲や、元メンバーの活動について書いています。
猫町音頭 #43(BEYONDS)
2006.7.24 新宿 LOFT
 
 アヒト君がドラマーとして参加しているBEYONDSのライヴを久しぶりに見てきました。去年の暮れにあった〈バンド再結成=アヒト君加入初のライヴ〉以来です。
 この日は、対バンもバンアパ・HOLSTEIN・FUCK YOU HEROESと個性溢れる顔ぶれだし、ハコもライヴハウス臭いLOFTだし、メッチャ楽しみにして出掛けましたが、長引く梅雨空を吹き飛ばすような痛快なイベントとなりました。
 
 新曲も披露して元気いっぱいのバンアパ、ヴォーカルもフロアもぴょんぴょん飛び跳ねて盛り上がったHOLSTEINに続いて、BEYONDSは3番目の登場でした。
 前回見た初ライヴでは、メンバーにも緊張感からか多少の硬さが感じられましたが、それから半年の時間によって、すっかりバンドとしての息が合ってきた感じでした。
 歌う時のシャウトと腰の低いMCとのギャップが笑える谷口氏、やさしく彼を突っ込みつつ楽しそうにギターを弾く岡崎氏、うつむき加減ながら骨太のベースで支えるテッキン―――そんな3人を後方から迎え撃つアヒト君は、たえず緊張感を保ちながらも、前回見られたような必死の形相とかではなく、時には笑い、時には歌い、様々な表情を見せつつ、スピード感に溢れるドラミングを展開してくれました。
 前にも書きましたが、昔からのファンにとっては、やはりアヒト君のドラム姿にはギュッと来るものがあるんですよね。さらに、BEYONDSには、NUMBER GIRLにもZAZEN BOYSにもないタイプの曲が多いので、ついつい彼のスティックに目が行ってしまうんです。
 それはともかく、11年ぶりに再結成したというBEYONDSですが、今や新しいバンドとして歩み始めたんだと実感させられるパワフルなステージでした。
 
猫町音頭 #42(VOLA&THE ORIENTAL MACHINE)
2006.6.28 下北沢 SHELTER
 
 先月、初のワンマンライヴを行ったVOLA & T.O.M。その日が皮切りで始まった“FOOD’S NEXT TOUR”は、この日でファイナルを迎えました。
 ツアーファイナルは再びワンマンで、しかもフロアとの密接間が高いシェルターとあって、期待は高まります。開場時間には、フロアも満員となっていました。
 
 5分押し程度で登場したメンバーには、リラックスした雰囲気が見られ、アヒト君もいい顔してます。
 フロア前方は、登場から密集していましたが、3曲目の『concour』あたりからはハコ全体が盛り上がって来ました。
 そんな盛り上がりと一体感がメンバーを乗せないはずもなく、演奏のみならずアヒト君のトークも快調。
 「あんま喋らない日と、喋る日があるんですけどね…」みたいに言いながら、この日はよく喋っていました。ペットボトルのドリンクを、わざわざ青い小さなフタに注いで「乾杯!」って言って飲んだり、ユーモアもたっぷりでした。
 この日のライヴには、そんな〈楽しませつつ自分らも楽しもう〉って感じのポジティヴな空気が溢れていて、ドラムスの大樹さんがポイントで絶叫する声も、ベースの有江さんがアヒト君を突っ込む笑顔も、ギターの青木さんが何回かステージ前方まで出て煽る姿も、みんな印象的でした。
 
 アンコールに応えて再登場し、アヒト君が「新曲を作って持ってきたんで、やってみようと思います」と言って始まった新曲は、明るくてノリやすい楽しい曲でした。
 その後、一旦引っ込んで、この日限定で作ったという赤いツアーTに全員着替えて再び登場。『ラジオスターの悲劇』『Mexico Pub』と演奏して去っていきました。
 最後のMCで、アヒト君は「こんな素晴らしいメンバーと出会えたことに感謝」みたいなコメントをしてましたが、この日改めてバンドがバンドとして強く固まった気がしたし、アヒト君のフロントマンとしての存在感を感じたライヴでした。
 
猫町音頭 #41(toddle)
2006.5.27 下北沢 SHELTER
 
 この日、toddleは、以前から交流の深いReo Yokomizo&Neon Groupのレコ発イベントの参加しました。
 出番は、2番目。いつものように、サウンドチェックの後一旦引っ込んで、おなじみのQ曲に乗っての登場です。
 
  1.scene of a girl
  2.(新曲)
  3.mur mur
  4.hesitate to see
  5.world wide waddle
  6.oyster
  7.a sight
 
 爽やかなメロディーとパワフルな演奏が混在する『scene of a girl』に続いて演奏されたのが、待望の新曲!
 ライヴでは、初披露となるわけですが、先日の予告どおり発表してくれて嬉しかった(^o^)。ベースラインを軸にじわじわ盛り上がっていく感じの曲でした。(後でチャコちゃんに聞いたら、タイトルはまだだって…)
 この日のライヴで、個人的にすっごく良かったのは、『hesitate to see』と『oyster』の導入部で、チャコちゃんのギターだけがフレーズを少し弾いて、そこからドラムスが入って曲が展開するというパターン。
 爪弾くような静かなギターソロから曲に入るという展開は、とても新鮮だったし、それぞれの曲にも合っていて、素敵でした♪
猫町音頭 #40(Sloth Love Chunks, Luminous Orange)
2006.5.26 秋葉原 CLUB GOODMAN
 
 先月toddleが出演したGOODMAN10周年の記念イベントですが、この日は、なんとSLCとルミナスが対バンするという素敵な企画!
 ブッキングを担当したのは、NUMBER GIRLとも交流の深かったパニックスマイルの吉田さんなんですが、この日が彼にとってGOODMAN最後の仕事という、これまた記念すべき日。
 ―――そんな日に行われたイベントは、すっごく充実していました。
 
 長野から来たOGRE YOU ASSHOLE、福岡から来たfolk enoughの演奏に続き、3番手に登場したのがSLCでした。
 この日のステージは、とにかく良かった!
 『ヒズミループ』から始まったんですが、「この曲って、こんなに楽しい曲だったんだ〜」って改めて思い知らされるような〈凝っていながらノレる〉演奏に、最初から引き込まれました。
 迫力ある『Loveless ideals』や、憲ちゃんが歌う時照れなくなった(笑)『INDIPiiNA ALTERNATIVE BOX』、ガンガン攻めるラストの『ナッシュビル』も良かったけど、この日個人的に一番印象的だったのは『Juicy Berry Like』でした。この曲の持つ透明感とスピード感とが本当に良くマッチしていて、うっとりしちゃいました。
 このバンドの持つふたつの大きな特徴、すなわち「バカでかい音量でガンガン攻めるパワフルさ」と「楽器が緻密に絡み合う繊細さ」が絶妙のバランスでミックスされた本当にいいライヴだったです♪
 
 続いて4番目に登場したルミナス。まずは、セットチェンジで念入りにサウンドチェックするアヒト君の姿を久々に見て(ワンマンだと、なかなか見れないから)、なんか嬉しかった。
 アヒト君、最初の2曲では、ちょっと緊張してる感じもしましたが、江崎さんの笑顔のアイコンタクトが効いたのか、3曲目から本来の楽しそうに叩きまくる姿が戻ってきました。
 この日は全部で8曲やったんですが、個人的には、3曲目『うたたね』とその次にやった『Icicles』の2曲が、全てのパートが実に楽しそうに絡まってて良かったです。
 そして改めて感じたのは、ベースの江崎さんの重要性。彼が、演奏だけじゃなく、動きや表情やアイコンタクトでバンド全体のムードメイカーとしての役割を果たしてるんだなあって、強く感じたライヴでした。
猫町音頭 #39(VOLA&THE ORIENTAL MACHINE)
2006.5.13 代官山 UNIT
 
 年始にリリースされたミニアルバムを引っさげて待望の初ワンマンライヴが、この日行われました。
 少し押して登場したメンバーに会場からは大きな拍手が。初ワンマンということで、メンバーも気合入ってるだろうけど、フロアにも暖かく迎えるいい空気が流れました。
 そんなフロアは、2曲目の『Principle of machine』あたりからもう片手突き上げてノリノリ。メンバーも楽しそうです。
 ミニアルバムの曲に、以前からの曲や新曲を取り混ぜて15曲ぐらいの本編で、切れ味の増した演奏も見応えありましたが、それとは別に印象的だったのが、アヒト君がよくしゃべったこと。初ワンマンっていうせいもあるかもですが、とにかくいろいろ話したな〜。
 「重大発表があります。実は、俺、ズラなんです」とかいうジョークもあったし、『Waiting for my food』をやる前には〈アリとキリギリス〉のパロディトーク(アリは凍え死んで、キリギリスがアリの蓄えた食べ物で生き延びる)をしたり…。
 終盤は「人とコミニケーションするって難しいっすね」みたいな話をして『A communication refusal desire』に。この頃には、フロアもほとんどガンノリ!
 アンコールに応えて登場したメンバーは、アヒト君の手文字振り付きの『LOVE』をやって一旦引っ込み、更に声援に応えて再登場。
 今度はPOP CHOCOLATの二人をゲストコーラスに迎えてBugglesの『ラジオスターの悲劇』をカバー。女性が二人加わったせいもあってかアヒト君もメンバーもすっごく楽しそうで、お祭りっぽいいい雰囲気で初ワンマンは終了。お疲れ様でした!

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Last Updated: 2014/6/5 Thu.