2004.4.21 渋谷QUATTRO
ホントに久しぶりに見る“無戒秀徳アコースティック&エレクトロニック”―――しかも東京でB・Y・G(いまだ行けず…)以外での開催は、この日が初めてという貴重なライヴ。「ゲストあり」という謎のコメント…。いや〜、これだけソソる要素あったら、期待は高まりまくっちゃいますよね!
先に書いちゃいますけど、この日のゲストはなんと「カシオマン聡さん&町田のヤンキーひなっち」だったんですよ〜(^o^)アヒト君だけ欠席だったけど、さすがユーモア溢れる向井さんです、写真のように「アヒトカカシ」が登場しておりました!
いろんな意味で興奮しまくったライヴで、レポが長くなりそうな予感なので、まずはセットリストを書きましょう。
1 自問自答
2 SHI・GE・KI
3 Delayed Brain
4 KU〜KI
5 I don't know
6 YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING
7 TUESDAY GIRL
8 SENTIMENTAL GIRL'S VIOLENT JOKE
9 NEKO ODORI
10 KIMOCHI
===休憩===
11 自問自答 (with 聡&ひなっち)
12 肉体教師の変態教育
13 激愛 (by 長渕剛)
14 混ざりこんでる俺の歌
15 TATTOあり
16 ロックトランスフォームド状態におけるフラッシュバック現象
17 真っ黒けっけの海〜性的少女
18 無常節
EN:自問自答
渋谷QUATTROの開場前。なんか人の列が少ない気がしました。しかし、中に入ってみて納得。前方のフロアには、椅子が並べてあったんです。勝手にオールスタンディングだと思い込んでたけど、ZAZEN BOYSと違ってゆったり飲みながら見て欲しいっていう演出なんですね。だから、全部で350人くらいしか入れてなかったみたいです。
そんな中、向井さんはぶらり登場すると、まずエフェクターのスイッチやギターの配置などをチェックしています。もちろん半分はホントのチェックなんだろうけど、ビールの位置とかもわざとらしくチェックしてたので、半分はシャレだと思います。
1曲目の『自問自答』は、ソロの通常ヴァージョンで、なんとなく観客の探りを入れながら、お馴染みの「イェイイェイイェイ、乗ってきたぜ乗ってきたぜ」で少しづつ盛り上げていきました。『Delayed Brain』では、「こんがらかってる…」部分を俺らに付いて歌わせる際、「フラフラフラフラ…」と言い過ぎて笑いを誘っていました。
ここでアコギに持ち替えて『KU〜KI』。この曲は透明感のあるいい曲です。久しぶりに聞きましたけど、名曲だなあ。ソロだと、ヴォーカリストとしての向井さんがすっごく上手くなってきてる(ナマイキ言ってごめんなさい)のがわかります。ギターの冴えは言うまでもありません。『I don't know』は、ソロだと「知〜ら〜な〜〜い」となりますが、そのコトバがスローテンポなアレンジにハマって、なんとも言えん哀愁があるんです。泣ける。
次に『YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING』が来たのにはちょっとビックリ。一度ソロで聞いたような気もしましたが、とにかく新鮮でした。アレンジは、やはりスローでダウナーな感じでした。その次の『TUESDAY GIRL』にはマジで驚きました。B・Y・G一度も行けてないから、そこではやってるのかもだけど、オレは初めてソロヴァージョン聞いたんで、大感激♪原曲も大好きなんですが、ギター一本だと別の迫力があります。向井さんは、ベースラインの取り方がハンパじゃなくカッコいいです。てか、ギターうま過ぎ〜☆
個人的に大好きな『NEKO ODORI』の前には、エフェクターを操作してエレギの残響を曲の雰囲気作りに使うというアイディアをしていました。まったく尽きない創作意欲に頭が下がります!この曲、ほんとマジで超好きなんです。聴いてて鳥肌立っちゃいました。詞も、曲も、演奏も、とにかくイイんですよ〜♪観客引き上げ付きの『KIMOCHI』では、ステージで歌わされた男女が、2人ともなかなか上手く、向井さんも感心していました。
休憩後、またブラリと現れた向井さんと一緒に登場してきたのは、なんとベースを持ったカシオマンとギターを持ったひなっちじゃありませんか!もう超驚いた。向井さんは「アヒトカカシ」をドラムの位置に置きリズムボックスのスイッチを入れました。そして、18・19と披露したNEWアレンジの『自問自答』を演奏。最高のゲストにみんな大喜びでした。
一曲でゲストを去らせた(そこもカッコいいよな)向井さん。今度はブルースハープを咥えながら『肉体教師の変態教育』を熱唱。初めて聴いた人が多かったみたいで、ちょいエロイ歌詞に爆笑していました。まあ、ブルースハープ吹きながら「シモの方から〜」とか歌われたらね(笑)ZAZENでもA&Eでもユーモア精神を欠かさない向井さんは素敵です。
『激愛』の「お客さんに激愛体験を語ってもらいましょう」コーナーで、ステージに自ら立候補して上がってきた女性は、A&Eのライヴがキッカケで始まった出会いと別れを熱く語ったので、場内からは凄い拍手が起きてました。
『TATTOあり』は、ソロで聞いてもやっぱ名曲。『性的少女』は、ソロでよく演奏するみたいですが、この日は後半「記憶を消して…」部分のシャウトが以前聞いたときより激しくなっていてシビれました。
本編ラストの『無常節』。民謡調のコブシといい、津軽三味線をギターで再現した演奏といい、すべてが絶品!向井さんの才能の高さは熟知していたつもりですが、それでも改めて「もうっ、凄いっ!」って思ってしまいました♪
いや〜長くなって済みませんけど、ホント良かった。最高でした。感動しました。
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