ZAZEN BOYSを中心とした向井秀徳作品に関するコメントやライヴレポなどを書いております。
Live Report #8 :SHELTER(040418)
2004.4.18 下北沢 SHELTER
 
 ツアー第2弾開始の前日。ZAZEN BOYSは、SPARTA LOCALS主催のライヴイベント“マグニチュード4”に出演しました。おそらくZAZENとして参加するライヴ会場としては、最もキャパの狭いハコだと思います。それだけに、観客との一体感が強いSHELTERでのライヴは、本当に楽しみでした。
 
 会場の照明が落ちると、マーキームーンの替わりにリズムボックス(あるいは録音)がリズムを刻む音が大きく鳴り響きました。それに合わせてメンバーが登場!
 向井さんは「シモキタ〜」など例のアオリを、いつもよりややクールな感じでやった後、ちょっと懐かしい「ズィーボーイ!」を連呼し、俺らに応答させてから「ボイボイボーイ」などと繰り返してレスをさせ『自問自答』に突入!この日の『自問自答』は、その流れを汲んで今までとは全然違うタイトでブラックなヒップホップ系のアレンジで、気が狂うほどカッコ良かったです!マジでヤバいっす。いつもラストにやっていた曲を、アレンジによって変身させ、全く違ったテイストのオープニング曲として再生させる飽くなき創造意欲と、予定調和を嫌う向井さんのライヴスピリッツをビシビシ感じて、オレの脳内細胞はビリビリ震えました♪♪
 『SHI・GE・KI』をクールに決めた後の『開戦前夜』は、ソロパートが短めだった分、エンディングの「勝っても負けても」を繰り返す部分の狂い方がハンパじゃなく、オレは興奮電気に痺れました。4曲目は、『KIMOCHI』。アヒト君のカウント「腹から声出せ」が、文字通りメッチャでっかい声で素敵でした。この日の演奏は「伝えた〜い」部分でのギターの咆哮が冴え渡っていました。
 次の『TANUKI』は、とても楽しく、こっちもポンポコポン状態。『MABOROSHI IN MY BLOOD』『IKASAMA LOVE』とノリのいい曲で場内のグルーブが盛り上がりまくったところで『WHISKY & UNUBORE』。この曲は、ほんと聞くたびにライヴ向きだと思うんですよ。CDで聴いてもメッチャいいけど、後半の呪文と呪文の途中の演奏からラストまでの楽器のセメギ合いは、ライヴでしかない凄さがあります。
 そして『THE DAYS OF NEKOMACHI』。この曲もライヴだとアルバムと違ったビート効きまくりのアレンジなので、五臓六腑が飛び跳ねます。この曲からラストの『半透明少女関係』へのツナギがまたカッコ良かった!『半透明…』は死ぬほど盛り上がり、まさに気が狂いました。「あ〜、そうですよ、あたしゃZAZEN狂人ですよ、悪いっ」って感じでした。
 
 この後の、主催者SPARTA LOCALSのライヴも最高に楽しかったです(新曲もすっげカッコいい曲だったし…)。ホントいいライヴイベントでした!
 
 
記憶と妄想(アヒト君篇) #3
 “TOUR MATSURI SESSION”第2弾のスタートが、いよいよ間近に迫ってきましたね♪
 ソロツアーとしては、4/19AXが初日ですが、それまでにもスタジオ収録や対バンのライヴ参加は行われているわけで、AXの前日にもZAZEN BOYSはSHELTERで行われるSPARTA LOCALS主催のライヴイベント『マグニチュード4』に出演しますよね。
 
 このイベントは、約1年前から始まっていますが、その第1回である『マグニチュード1』(2003.2.7)のゲストが向井さんで、NUMBER GIRL解散後のソロ活動を見ようと足を運びました。向井さんのソロが良かったのは言うまでもありませんが、びっくりしたのはアヒト氏の意外な登場でした。
 この日のゲストについては、情報誌やSHELTERの広報などにも「ゲスト:向井秀徳」としか書かれていませんでしたが、当日SHELTER入口のボードには「くるり」の名が追加されていました。これだけでもびっくりなのに、1番手として登場したくるりのドラムスは、なんとアヒト・イナザワ氏だったのです!!
 当時、くるりのドラムスはまだ現在のクリストファー氏に決定していなかったわけですが、同時にZAZEN BOYS結成の発表もまだ先の時期ですから、くるりの曲を叩いているアヒト君を見て、久々に生アヒトドラムを見れた嬉しさと、「もしかしてくるりに入るの?」=「向井さんとは組まないの?」=「もしそうなら残念」という気持ちの入り混じった複雑な心境でした。くるりのステージは、『尼崎の魚』など含め6曲ぐらいだったと思います。とても楽しいライヴでしたが、オレの頭の中では、小さなハコの最前でアヒト君を見れた喜びと共に、さっき書いたような心境が同時に交差しておりました。
 ライヴが終わり、「向井さんとアヒト君は、楽屋でどんな話してるんだろ〜な」と思いながら帰ってきたことを記憶しています。そして「いつかまた2人が一緒のバンドになったら最高だよな〜」って思った妄想が、今現実となっており、同じSHELTERで間もなく見れるのは、とても幸せなことです☆
Live Report #n-1 :CLUB251
 ZAZEN BOYSメンバーであり、最強のドラマーアヒト・イナザワ氏のユニットnoughtsがライヴ活動を始動しましたよね。
 このレポは、遅まきながら昨日初めて見た下北沢CLUB251でのライヴ報告です。ちなみにレポート番号が「#n-1」となっているのはnoughtsの「n」です(^o^)
 
 開場後、SHELTERより一回り狭いぐらいのフロアは、対バンのせいか、まだ超満ではなく、かなり空間に余裕があったため、ほぼ最前をゲット!トップバッターのtowerが終わると、前列の人々がかなりいなくなったので、2番目のdetroit7からは最前で見れました☆
 ここのハコは、演奏の前後のセッティングタイムの間、ステージ前にスクリーンを下ろして映像を流しているため、前2列にいないとセッティングがよく見えません。オレは、お陰様で最前だったので、初体験のnoughtsをセッティングから見ることが出来ました!
 アヒト君は、スネア交換した後、シンバルの交換。シンバルの位置を気にして何回か直していました。軽く叩いてから、丁寧にタムのチューニング。フロアタムよりバスドラ上のタムを細かく調整していました。それから、ハイハットへ。そして、全部を使ってドラミングのウォームアップ。アップの段階でも、一部ドラムソロみたいな手数の多い叩きをしているし、とにかく真剣にサウンドチェックしているアヒト君に感動し、眼は釘付けでした。
 スクリーンが上がり、ライヴ開始。オレはnoughts初体験で、曲も知らないので、とにかくひたすらアヒト君のドラムワーク中心に食い入るように見ていました。
 バンドが違うから曲が違うの当たり前ですけど、演奏された曲はZAZEN BOYSにもNUMBER GIRLにもないようなタイプの曲が多くあり、そんな曲に対してありきたりの手組みではなく、可能な限りオリジナルなアプローチで臨もうとしているアヒト君のドラミングと姿勢に感動しました!
 特に、スティック2本でのハイハットの打ち方や、変則的なブレイクのさせ方がメッチャかっこ良かったです。
 
 NUMBER GIRL時代から、アヒト君のドラムは大好きで、「この人マジで日本一のドラマーだよ♪」って思ってて、とにかく「普通の人ならこう叩くだろう」というフレーズを必ずといっていいほど裏切ってくれるところが凄いなあって思ってました。
 だから解散後も絶対また向井さんと組んで欲しかったら、それがZAZENで実現して最高だったけど、noughtsのアヒト君もまた違った魅力で、ホント素敵でした。
 演奏後、出てきたアヒト氏に「連日のライヴでお疲れですよね〜」と話しかけたら「いや、曲数少ないから…」と謙虚に答えてくれ、小さなメモ帳に嫌な顔せずサインまでくださって感激でした☆
 
 この日対バンした3バンドも、それぞれ良かったです。towerは、キャッチーな曲とプログレ風の曲をやってて楽しめたし、detroit7は、裸足の菜花さん(Vo,Gt)のロック魂に打たれたし、宙ブラリのバカ騒ぎぶりも楽しかった。とってもいいライヴイベントでした♪
 
 
興奮電気 #5
 今日から4月です。そして、対バンとはいえ、本日4/1には、ZAZEN BOYSとして久々のライヴが渋谷のO−Westでありますね!
 オレは、このライヴ発表前に予定を入れてしまってたので、残念ながら見れませんが、当然ですけど、すっごく気になります。最近更新された向井さんの日記読んでても、相変わらずクリエイティヴな高いテンションが保たれてるし、新曲のお披露目があるかもだし…あ〜気になるぅ〜〜☆4/19AXが待ち遠し〜い♪
(2004/04/01)
 
記憶と妄想(向井さん篇) #3
 ZAZEN BOYSツアー後半戦過激に接近中ですが、平行して無戒秀徳A&Eもビシビシ迫ってますね。今までは、残念ながら抽選でハズレまくり、ソロライヴはあんま見れてないんですが、いくつか見た中で印象的だったライヴについてちょっと書きます。
 それは、2003/1/29にあった下北沢SHELTERでのライヴです。これはbloodthirsty buchersのレコ発ライヴで、「ゲスト:向井秀徳&田渕ひさ子」となっていました。
 NUMBER GIRL解散後、オレにとって初めて向井さんを見る機会だったので、すっごく楽しみでした。しかもキャパが狭い為メッチャ一体感のあるSHELTERですから、もうワクワク度ヒートアップ!
 いつもフツーにぶらりと登場する向井さん(=無戒秀徳)ですけど、この日はなんか違くて、なんていうか殺気に満ちてるってカンジでした。この段階では、まだZAZEN BOYSはなかったわけだし、音楽を発表することへの熱いパッションと真剣なキモチがヒシヒシと感じられる―――そんな殺気でした。
 ギター1本を掻き鳴らしつつ、向井言語を吐き出す姿は、痺れるほどカッコよくて、マジで涙出そうでした。曲目とか覚えてないすけど、たしか『猫踊り』って曲をやったような気がします。(「笑って〜」とかいう歌い出しだったような…)
 ソロで5曲ぐらい演奏した後、ブッチャーズの吉村さんが出てきて、向井さんと2人のセッションを演ってくれました。12本の狂ったハガネの振動の絡み合いは壮絶で、気迫に満ちてて、もうメッチャ最高でした♪最後は、この日発売のアルバムから『lucky man』を2人で熱演。いや〜、ほんとに凄いライヴでした〜☆
 (ちなみに、この日チャコちゃんは第2部のブッチャーズにゲストギターとして全曲参加) 

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Last Updated: 2024/4/13 Sat.

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