2004.5.14 ZEPP TOKYO
ツアー第2弾の最終日。会場となったのは、奇しくもNUMBER GIRLが東京で最後のライヴを行った場所=ZEPP TOKYOでした。
快晴とはいかないまでも、曇天から雨が落ちてくることはなく、さすがZAZENの神様、わかってらっしゃる(^o^)。この日のハコは、関東でも最大級のライヴハウスですが、いわゆるベイエリアにあり、けっこうアクセスが悪いので、開場時での入場者率はやや低め。最前をキープし、後ろを見渡すとやっぱZEPPは広〜い!2階が遠〜い!
では、ツアー最終日のセットリストを…。
1 自問自答
2 SHI・GE・KI
3 開戦前夜
4 USODARAKE
5 TANUKI
6 Fender Telecaster
7 INSTANT RADICAL
8 SASU−YOU
9 YURETA YURETA YURETA
10 Delayed Brain
11 MABOROSHI IN MY BLOOD
12 IKASAMA LOVE
13 KIMOCHI
14 WHISKY & UNUBORE
15 The Days Of NEKOMACHI
16 半透明少女関係
UN1:移民の歌〔一部〕(by LED ZEPPELIN)
UN2:自問自答(HipHop Ver.)
比較的ラフな空気で登場したZAZEN BOYS。まずは『自問自答』をオリジナルアレンジでスタート。いい意味で、肩の力が抜けた感じの演奏で、ちょっとした貫禄がうかがえました。
相変わらずの盛り上げリーダーひなっち健在を見せる『SHI・GE・KI』に続く『開戦前夜』では、最終日だけに3人のソロも少し長めで、特にアヒト君のドラムソロは長野よりも更に長く、表情にも元気さが戻っていて、素敵でした。次に、いつもより早目の『USODARAKE』が来ましたが、この曲、やっぱ最高っす♪何度ライヴで聞いても、カッコ良くてゾクゾクしちゃいます☆
向井さんの民謡テイストの猫町音頭(コブシの廻し方がユーモラスでありながら超カッコいい!)に続いて『TANUKI』。そしてMATSURI SESSIONで積み重ねられたメンバーの信頼感と緊張感をたっぷり味わえる息の合った『Fender Telecaster』。いいな〜、マジで音の海に溺れちゃう♪
『INSTANT RADICAL』『SASU−YOU』『YURETA YURETA YURETA』とノンストップで進む3曲は、まるで《盛り上げ組曲》という1曲のようだっ!オレは揺れたぞ☆
ライヴに何度も通っていると、曲順とかもある程度想像出来ちゃうじゃないですか。だから『KIMOCHI』が来た頃には、もうすぐライヴも終わっちゃうんだなあ、なんて少し淋しいキモチになりました。この日は、「野に咲く」付きで、一人だけ女性客をステージに上げるバージョン。
向井さんは「え〜、みどりちゃん」と勝手に名付け「ここクラブ・ザゼンボーで、こちらの3人から一人指名して一緒にお酒を飲んだり、デュエットなどをしたり出きるとしたら、誰をお選びになりますか?」みたいな質問をし、その子が「向井さん」と応えると「ワタクシは指名できません。客引きですから」とかわします。再度選ばれたのは、アピート・イナザワンテ。照れながら前に出てきたアヒト君。ニコニコしながら彼女と肩を組んでデュエットしている姿は、完全復調を予感させ、男ながらも見ていてキュンとしちゃいました。ドラムセットの戻ってからの「伝えた〜い」部分のバリヤバドラミングも最高!カシオマンもひなっちも向井さんも血管切れる感じで最高!弦も切れるっちゅうの。
ツアーで培ってきたエネルギーをぶつけまくった怒涛の3曲で引っ込んだメンバーに、アンコールを求める声…。おい、でもちょっと小さいぞ!もっと声出せよ〜って思い、またもつい「ザ〜ゼ〜ン、ザ〜ゼ〜ン」って口火切っちゃいました(笑)
再び出てきたのは、向井さん以外の3人。演奏しだした曲は、なんとZEPPELINの『移民の歌』じゃありませんか!そのイントロに引かれて出てきた向井さんが「アアア〜アア」と歌います。自らのキャッチコピー「法被を着たレッドツェペリン」を演奏で表明とはニクイ♪
そして最後は、ヒップホップ版『自問自答』。もっともっと聞いていたくて、コールを続けてみましたが、アヒト君が登場して終わりを告げ、ホントにツアーは終了してしまいました。
途中、長い風邪によるアヒト君の体調不良など辛いこともいろいろあったと思いますけど、メンバーの皆さん、ほんとにお疲れ様でした!そして、ありがとう!ZAZEN BOYS最高☆乾杯っ!!
|