ZAZEN BOYSを中心とした向井秀徳作品に関するコメントやライヴレポなどを書いております。
Live Report #22 :EAST(041019)
2004.10.19 渋谷 O-EAST
 
 誰もが「もう雨はいいよっ」と思ってるでしょうけど、ZAZEN BOYS野音以来の東京公演は、またも雨(-_-;)。それでも、円山町のライヴハウス前は、開場を待つ人々で混み合っておりました。 
 
1. 自問自答
2. SI・GE・KI
3. SEKARASIKA
4. USODARAKE
5. 6本の狂ったハガネの振動
6. 黒い下着
7. NO TIME
8. DAIGAKUSEI
9. MABOROSHI IN MYBLOOD
10. IKASAMA LOVE
11. TANUKI
12. Fender Telecaster
13. WHISKEY & UNUBORE
14. 安眠棒
15. You make me feel so bad
16. COLD BEAT
17. 開戦前夜
18. CHIE chan's Landscape
19. MY CRAZY FEELING
20. CRAZY DAYS CRAZY FEELING
UN. KIMOCHI
 
 以上のように、この日のセットリストは、曲目が少し入れ変わっていますが、驚くほどの大幅な組み換えはありませんでした。
 さて、この会場は、けっこう広いんですが、そのキャパに対してステージが大変高いんですよ。そして、その高いステージとフロアの間が、更に約1メートル空いています(いわゆる撮影ゾーン)。だから最前にいても、なんかメンバーが遠くにいるような気がしました。(←なんて贅沢な悩みで済みません)
 そのせいか、あくまでオレの勝手な想像なんですけど、観客とメンバーの一体感がやや薄い気がしたんですよ(…って、そう思ったのオレだけかな…)。観客はたしかに盛り上がってるし、メンバーも攻めてくるんですけど、なんか…うまく言えないんですけど、双方に微妙な距離感があったって言うか…、とにかくそんな気がしたんです。もしかすると、ここんとこ連続して300人前後のハコでライヴを見てたからかもしれませんね。
 そんなわけで、この日のライヴでは、いつもみたく全身トランス状態になって酔いしれるんじゃなく、一曲一曲をじっくり見せてもらったって感じでした。
 それはさておき、この日『開戦前夜』前のMCは、ドイツ人とイタリア人の混じった感じの人(?)が登場しましたよ(笑)。インプロ部分は、やっぱ楽しかった☆
 アンコールの『KIMOCHI』では、向井さんがフロアに降りて、かなり長いこと物色した後、女性3人と男性1人をステージに連れて戻ってきて「野に咲く」を歌わせました。
 あ、それと、も一つ。なかなか止まない拍手に対して「今日は、おしまいです」って言いに出て来たのは、ひなっちでした☆
Live Report #21 :宇都宮(041016)
2004.10.16 宇都宮VOGUE
 
 いくら金欠とはいえ、せっかく郡山まで行ったので、そのまま帰ったらもったいないので、翌日喜多方や会津若松を廻って、その足で宇都宮に乗り込みました。
 今回こそ名物の餃子を食べようと早目に到着し、評判の店で腹ごしらえをして、ライヴに臨みました。前回のツアーで来た時はギリだったので気が付きませんでが、このライヴハウスのすぐ近くに有名な「カトリック松が峰教会」という古い教会があり、とても凝った造りで見事でした。しかも開場前の夕刻には、ライトアップされて写真のように綺麗。
 では、宇都宮でのセットリストからどうぞ―――。
 
1. 6本の狂ったハガネの振動
2. SI・GE・KI
3. SEKARASIKA
4. USODARAKE
5. YURETA YURETA YURETA
6. 黒い下着
7. INSTANT RADICAL
8. NO TIME
9. MABOROSHI IN MY BLOOD
10. IKASAMA LOVE
11. TANUKI
12. Fender Telecaster
13. WHISKEY & UNUBORE
14. 安眠棒
15. You make me feel so bad
16. COLD BEAT
17. 開戦前夜
18. CHIE chan's Landscape
19. CRAZY DAYS CRAZY FEELING
20. 自問自答
UN1. KIMOCHI
UN2. 半透明少女関係
 
 郡山とは打って変わって、宇都宮の観客は、最初からハイテンション。〈押し〉は凄いわ、ダイバーは出現するわの、お祭り騒ぎ(笑)。それにノセられ、メンバーも気持ち良さそうに飛ばしていきました。
 長野以来、毎回かなり変わってたリストは、珍しく郡山とほぼ同じ。でも、今回のツアーでオレが参加したライヴでは初めての『INSTANT RADICAL』が久しぶりに聞けたのが、まずは嬉しかったです。
 この日も『Fender Telecaster』と『WHISKEY & UNUBORE』のツナギは、再び向井流浪曲でしたが、ネタが変わって「俺のボトルはどうしたんだ。この前は、まだたしか三分の一残っていたぞ。誰かが俺のボトルを飲みやがった」っていう感じの文句になってまして、これまた笑えました(^o^)
 『開戦前夜』前のMC、今日はフランス人らしいヴァージョン(笑)。ひなっちたちも苦笑してました。この日のインプロも楽しかったですね〜☆
 オレ的に印象的だった点を挙げます。まず、カシオマンがメロウでクラシカルな旋律のリードソロを取り、それをメッチャ優し〜い表情で演奏していた(メロディの気分と表情が絶妙にリンク!)こと。次に、ひなっちのソロが凄く攻撃的だったこと。そして、ドラムソロが長めで、手数も遊びも多かったことです。
 アンコールでは、一旦向井さんがフロアに出て女性をピックアップして一緒にステージに戻って「野に咲く」を。向井さん不在の間、ステージ上の3人は、ずっと演奏してますけど、この部分のアドリブ旋律が素敵でした。そして、この日は久々にアンコール2曲!『半透明少女関係』で盛り上がったのは言うまでもありませんよね☆
 終演後、出てきたメンバーはウチらの声援に優しく応えてくれ、移動車の中へ。次の渋谷も、超楽しみにしてます♪お疲れ様でした!
Live Report #20 :郡山(041014)
2004.10.14 郡山Hip Shot
 
 お金がないので、各駅停車を乗り継いで郡山までやって来ましたが、距離だけじゃなくけっこう時間も掛かるので、さすがに「旅に出た〜」って感じでした。
 少し早目に着いたので、まずは場所を確認しようと会場まで行ってみると、偶然にもコヤ入りしてくる向井さんに遭遇!あわてて挨拶して、その場を去りましたが、気分はもうハイテンション☆
 Hip Shotは、地下にありましたが、ライヴハウス入口の反対側に写真のようなスナックがあり、なんか怪しげ…。てか向井さんの好きそうなロケーションですよね(笑)
 そんな郡山の夜、こんなリストでした―――。
 
1. 6本の狂ったハガネの振動
2. SI・GE・KI
3. SEKARASIKA
4. USODARAKE
5. YURETA YURETA YURETA
6. 黒い下着
7. SASU−YOU
8. NO TIME
9. MABOROSHI IN MY BLOOD
10. IKASAMA LOVE
11. TANUKI
12. Fender Telecaster
13. WHISKEY & UNUBORE
14. 安眠棒
15. You make me feel so bad
16. COLD BEAT
17. 開戦前夜
18. CHIE chan's Landscape
19. CRAZY DAYS CRAZY FEELING
20. 自問自答
UN. KIMOCHI
 
 郡山のお客さんは、少しおとなしく、てかマイペースっていうか「マーキームーン」鳴っても〈押し〉が来なかったのでビックリ。そのせいか、最初向井さんもちょっと様子を窺ってるカンジでした。第1ブロック(1〜5)も演奏はすごくカッコ良かったんですけど、フロアにいまひとつ元気がない…ってか、ウォ〜ッてカンジの盛り上がりがないって感じでした。
 それを意識したのか、第2ブロック(6〜11)のテンションはメッチャ高かったです。久々に聞く『SASU−YOU』、更にパワーアップした『NO TIME』と続くあたり、エンジン全開って感じ♪「キャ〜、来た来た〜」ってカンジっす!!野音以来の『TANUKI』も楽しかったな〜(^o^)
 『Fender Telecaster』から『WHISKEY & UNUBORE』へは、「おまえさん、そんなに飲んだら身体に毒ですえ」「いいから早く酒を持ってこい」っていう向井流恨み節をうなって繋いでました。
 そして、なんと言っても、この日のメイントピックスは、中国人らしきMC(笑)に続いて始まった『開戦前夜』。
 今までも凄いインプロが続き、毎回感激しつつ楽しませてもらってましたが、郡山ではすっげえことが起こりました!なんと、ポジションチェンジ!!
 つまりね、インプロの途中、向井さんの指示で〈アヒト=ギター。ひなっち=ドラムス。カシオ=ベース〉になったんです☆ね、ね、凄いでしょ!しかも、アヒト氏はストロークのコード弾きじゃなく、ちゃんとリード弾きしてるんですよ♪ひなっちは、笑顔でドカドカ叩いて応戦してます。カシオマンも「おんなじ弦楽器だけど、慣れてないからあんまわかんね〜」って顔しながら参加。それを楽しそうに見てる向井さん。もうみんな最高っ!しばらくして向井さんが「はい、各自それぞれ持ち場に戻って下さい」って言うから場内爆笑☆
 予定調和を嫌い、ライヴ感覚を大切にする向井さんならではの遊びに、ビックリしつつも大感激の『開戦前夜』でした♪
 アンコールの『KIMOCHI』は、久々に客上げアリの「野に咲く」付き。向井さんは、選んだ前列左端の女性をステージに上げ、グラサンを掛けさせて肩を組みつつ「ミキちゃん、頑張れば次メインヴォーカル取れるよ。店長に言っとくから」とライヴハウス店員の役を演じておりました(笑)
 あ〜楽しかった♪あ〜郡山行って良かった♪
Live Report #19 :高崎(041011)
2004.10.11 高崎Club Fleez
 
 旅の途中で通過することはあっても、ちゃんと降り立った記憶のなかった高崎に行って参りました。雨こそ降ってませんでしたが、どんよりとした天気で、休日にしては人通りもまばらに感じられました。この日のライヴハウスClub Fleezは、そんな高崎駅の西口から歩いて10分程度の場所にありました。(いつも字ばっかなんで、久しぶりに写真を載せてみました…)
 
何度も書いたとは思いますが、ZAZEN BOYSはマジで凄い!
長野・水戸と続けてテンションもクオリティも高いライヴを見せてもらいましたが、連日の疲れが出るどころか、どんどん向上して行ってるんですからね!わざわざ最初にそう書きたくなるほど良かったんですよ、この日は。
 またも変えてきたセットリスト―――。(いや〜、今回は場所ごとに変わるからマジで目が離せません)
 
1. 黒い下着
2. NO TIME
3. SHI・GE・KI
4. SEKARASIKA
5. USODARAKE
6. YURETA YURETA YURETA
7. 6本の狂ったハガネの振動
8. DAIGAKUSEI
9. MABOROSHI IN MY BLOOD
10. IKASAMA LOVE
11. Fender Telecaster
12. WHISKEY & UNUBORE
13. 安眠棒
14. You Make Me Feel So Bad
15. COLD BEAT
16. 開戦前夜
17. CHIE Chan's Landscape
18. MY CRAZY FEELING
19. CRAZY DAYS CRAZY FEERING
20. 自問自答
UN. KIMOCHI
 
今回も、ノッケから盛り上げる構成は変わりませんが、『黒い下着』『NO TIME』っていう滑り出しは、とても好きです。『SEKARASIKA』のキレも最高!
 ちょい久しぶりの『Fender Telecaster』は、やっぱブレイクとかのキメがカッコよくビリビリきました。そこから、ミニ浪曲うなり(笑)を挟んで『WHISKEY & UNUBORE』という構成も素敵でした。
 『開戦前夜』のインプロでは、各楽器の掛け合いも、もちろん良かったですけど、途中から向井さんが後ろ向きのアクションでインプロに参加してきた(てか…つまりね、アヒト君のドラムが鬼で「だるまさんがころんだ」をやってるみたいな…。わかるかな?ドラムが止まると向井さんの動きもストップってことです)のが楽しかった☆
 ここ数回行ったライヴではMCトークが少なめだったんですけど、この日は向井さんよく喋りましたよ!『開戦前夜』に入る前には「シ〜ンとなっとるね。女子のキャ〜キャ〜が聞こえなくなったね」とか言うし、『MY CRAZY FEELING』の前も静かな状態に触れ、急に「なんの出し物がいいか、意見のある人は言ってください」みたいに学級会の学級委員の役を始めました(笑)そんで「ま〜た、そんで決まってからブ〜ブ〜言うんだからな」などと一人芝居。マジおかしくて笑いがなかなか止まらなかったっす☆
 アンコール『KIMOCHI』を「野に咲く」ナシのタイトな演奏にしたのも、この日の構成から考えて大正解だったと思います。ラスト一旦ブレイクして、ちょこっとアコースティックになり、速攻狂乱節に戻ったのがカッコ良かったな〜。
 
 この日のライヴ全体を通してオレが感じたのは、メンバーのパワーが、水戸ではどちらかと言うと観客に向けられていたのに対し、高崎ではメンバー自身に向けられていたんじゃないかってことです。まあ、あくまでオレの感想なんですけど、水戸では観客を盛り上げようというパワーを強く感じましたが、この日は自分らが本気で楽しみ、盛り上がり、「ロックトランスフォームド状態」になることを優先させた気がしました。だから、緊張と緩和のバランスがとても良く、より研ぎ澄まされた感じがしたんです。(高崎が、ZAZEN BOYSとしては初めて訪れる土地だったのも少しは影響してるかもしれませんけど…)
 とにかく、行けば行くほど発見のあるZAZEN BOYSのライヴ。今後も、金と時間の許す限り行くっきゃないって、改めて実感しました♪
 
Live Report #18 :水戸(041010)
2004.10.10 水戸ライトハウス
 
 大型の台風22号は、土曜日の関東地方に暴風雨をもたらし、被害を伝えるニュースで水戸が何度も映っていました。
 もしライヴが一日ズレてたらヤバかったですが、台風は幸い通過。それでも、水戸に向かう途中の河川は水量が物凄く、河原の木が水につかって島のように見えました。この日の空も曇ときどき雨でスッキリしません。
 
 そんな天候を吹き飛ばすかのように、この日のライヴも熱かったですよ☆
 コンパクトなハコだけにフロアの密度が高く、その一体感がメンバーと観客を燃やすのか、会場全体が熱気に包まれている感じがしました。
 序盤に『SEKARASIKA』が来たのにはビックリしましたが、「ガタガタガタガタ」の所はウチらも声を出して盛り上がります。この曲、マジ好き♪
 『COLD BEAT』のドラムソロパートで、向井さんは後ろ向きになり、例のシコ踏み踊り(笑)を始めましたが、この日はいつもより足の上げ方が高く、笑えました。ゴキゲンだったみたいですよ。
 『WHISKEY & UNUBORE』のラストで、メンバー4人で「よ〜ぱ〜ら〜い〜」とシメるところで、一緒に合唱していた観客を「シッ!」と制し、それでもまだ歌ってる場内に「うるさいっ、この水戸納豆」とお得意の〈怒りジョーク〉を放ってました(笑)
 『開戦前夜』のインプロは、この日もカッコ良かったですが、前半のひなっちベースとアヒトドラムの掛け合いが素敵でした。
 『MY CRAZY FEELING』をヘビーにキメた後の『KIMOCHI』は「野に咲く」なしヴァージョンでしたが、それがかえってシンプルで良かったです。そしてアンコールの『半透明少女関係』で、再びハコ全体がYURETA YURETA YURETA!
 終演後、外に出てきたメンバーが、とてもすがすがしい顔だったのが印象的でした。
 
 
1. 6本の狂ったハガネの振動
2. SHI・GE・KI
3. SEKARASIKA
4. USODARAKE
5. YURETA YURETA YURETA
6. COLD BEAT
7. You Make Me Feel So Bad
8. 安眠棒
9. MABOROSHI IN MY BLOOD
10. IKASAMA LOVE
11. 黒い下着
12. NO TIME
13. DAIGAKUSEI
14. WHISKEY & UNUBORE
15. 開戦前夜
16. CHIE Chan's Landscape
17. MY CRAZY FEELING
18. KIMOCHI
19. CRAZY DAYS CRAZY FEERING
20. 自問自答
UN. 半透明少女関係
 
 

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Last Updated: 2024/11/2 Sat.

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