2004.10.11 高崎Club Fleez
旅の途中で通過することはあっても、ちゃんと降り立った記憶のなかった高崎に行って参りました。雨こそ降ってませんでしたが、どんよりとした天気で、休日にしては人通りもまばらに感じられました。この日のライヴハウスClub Fleezは、そんな高崎駅の西口から歩いて10分程度の場所にありました。(いつも字ばっかなんで、久しぶりに写真を載せてみました…)
何度も書いたとは思いますが、ZAZEN BOYSはマジで凄い!
長野・水戸と続けてテンションもクオリティも高いライヴを見せてもらいましたが、連日の疲れが出るどころか、どんどん向上して行ってるんですからね!わざわざ最初にそう書きたくなるほど良かったんですよ、この日は。
またも変えてきたセットリスト―――。(いや〜、今回は場所ごとに変わるからマジで目が離せません)
1. 黒い下着
2. NO TIME
3. SHI・GE・KI
4. SEKARASIKA
5. USODARAKE
6. YURETA YURETA YURETA
7. 6本の狂ったハガネの振動
8. DAIGAKUSEI
9. MABOROSHI IN MY BLOOD
10. IKASAMA LOVE
11. Fender Telecaster
12. WHISKEY & UNUBORE
13. 安眠棒
14. You Make Me Feel So Bad
15. COLD BEAT
16. 開戦前夜
17. CHIE Chan's Landscape
18. MY CRAZY FEELING
19. CRAZY DAYS CRAZY FEERING
20. 自問自答
UN. KIMOCHI
今回も、ノッケから盛り上げる構成は変わりませんが、『黒い下着』『NO TIME』っていう滑り出しは、とても好きです。『SEKARASIKA』のキレも最高!
ちょい久しぶりの『Fender Telecaster』は、やっぱブレイクとかのキメがカッコよくビリビリきました。そこから、ミニ浪曲うなり(笑)を挟んで『WHISKEY & UNUBORE』という構成も素敵でした。
『開戦前夜』のインプロでは、各楽器の掛け合いも、もちろん良かったですけど、途中から向井さんが後ろ向きのアクションでインプロに参加してきた(てか…つまりね、アヒト君のドラムが鬼で「だるまさんがころんだ」をやってるみたいな…。わかるかな?ドラムが止まると向井さんの動きもストップってことです)のが楽しかった☆
ここ数回行ったライヴではMCトークが少なめだったんですけど、この日は向井さんよく喋りましたよ!『開戦前夜』に入る前には「シ〜ンとなっとるね。女子のキャ〜キャ〜が聞こえなくなったね」とか言うし、『MY CRAZY FEELING』の前も静かな状態に触れ、急に「なんの出し物がいいか、意見のある人は言ってください」みたいに学級会の学級委員の役を始めました(笑)そんで「ま〜た、そんで決まってからブ〜ブ〜言うんだからな」などと一人芝居。マジおかしくて笑いがなかなか止まらなかったっす☆
アンコール『KIMOCHI』を「野に咲く」ナシのタイトな演奏にしたのも、この日の構成から考えて大正解だったと思います。ラスト一旦ブレイクして、ちょこっとアコースティックになり、速攻狂乱節に戻ったのがカッコ良かったな〜。
この日のライヴ全体を通してオレが感じたのは、メンバーのパワーが、水戸ではどちらかと言うと観客に向けられていたのに対し、高崎ではメンバー自身に向けられていたんじゃないかってことです。まあ、あくまでオレの感想なんですけど、水戸では観客を盛り上げようというパワーを強く感じましたが、この日は自分らが本気で楽しみ、盛り上がり、「ロックトランスフォームド状態」になることを優先させた気がしました。だから、緊張と緩和のバランスがとても良く、より研ぎ澄まされた感じがしたんです。(高崎が、ZAZEN BOYSとしては初めて訪れる土地だったのも少しは影響してるかもしれませんけど…)
とにかく、行けば行くほど発見のあるZAZEN BOYSのライヴ。今後も、金と時間の許す限り行くっきゃないって、改めて実感しました♪
|