2004.11.16 SHIBUYA−AX
約二ヶ月半の長旅だった“TOUR MATSURI SESSION”第2弾も、ついに最終日がやって来ました!ツアーファイナルに選ばれた場所は、渋谷のAXでした。ツアー初日はまだ夏だったのに、もう季節は晩秋。この日の天気は晴れでしたが、夕方になるとかなり寒くなってきます。開場を待つ人たちの服装も、すっかり秋冬物でした。
ツアーファイナルって、やっぱバンドにとって一つのポイントになる日じゃないですか、いろんな意味で気合が入るんじゃないかな〜。だからこの日は、いつもより曲数も少し多かったし、全体の時間も長くて、タ〜ップリ楽しませてもらいました(^o^)
まずは、セットリストを書いてみましょう♪
1. Fender Telecaster
2. WHISKEY & UNUBORE
3. SHI・GE・KI
4. SEKARASIKA
5. USODARAKE
6. 6本の狂ったハガネの振動
7. CRAZY DAYS CRAZY FEERING (with 椎名林檎)
8. 安眠棒 (with 椎名林檎)
9. 黒い下着
10. NO TIME
11. DAIGAKUSEI
12. MABOROSHI IN MY BLOOD
13. IKASAMA LOVE
14. TANUKI
15. CHIE Chan's Landscape
16. You Make Me Feel So Bad
17. COLD BEAT
18. 開戦前夜
19. 最前線
20. MY CRAZY FEELING
21. 自問自答
UN1. KIMOCHI
UN2. 半透明少女関係
開演時間から10分ほど遅れて客電が落ち『マーキームーン』が流れると、やっぱ強烈な〈押し〉が来ました。うん、マジで強烈。いつになく整理番号が早かったおかげで最前をゲット出来ましたが、それでもクッションバーに腹を強烈に圧迫され苦しかったぐらいですから、中間で見てたらマジ呼吸困難になりそうな勢いの〈押し〉でした。
向井さんが「ト〜キ〜オ〜」「ブ〜ヤ〜」などと煽った後、アルバムヴァージョンのイントロ付きで『Fender Telecaster』からライヴ開始です。何回聞いても緊張感の張り詰めたこの曲はカッコいいです。『WHISKEY & UNUBORE』へのツナギは“酒持って来い節”でしたが、このツナギを初めて聞く人も多かったのか、爆笑が起こってました。
3〜5は、一気にハイテンションで駆け上がって行きました。フロアも物凄い盛り上がりです。オレは、久しぶりにカシオマン寄りに立ってたんですけど、『SEKARASIKA』での吉兼さん見て、改めて「すっげ〜」って思いました。てか、この日のカシオマンの狂い方はハンパなかったな〜♪もう視線釘付けっすよマジで!
4人が綺麗なコーラスで『6本の狂ったハガネの振動』を締めると、そのまま向井さんは『CRAZY DAYS CRAZY FEERING』のイントロを弾き始めました。「あれっ、ここにこの曲来たか〜」ってちょっと意外に思ってたら、なんともっと意外な光景が…。袖から黄色のZAZENツアティーを着た林檎姫がマイク片手に登場して来たんです!福岡で登場したことを知ってたから、まさか2度はないだろうと思ってたんで、超ビックリ!&最前でナマ林檎を見れたので嬉しかったです(^o^)
白いブーツを履いた林檎氏は、ちょっとハニカムようなスタンスで、横に小さく揺れてリズムを取りながら、2曲コーラスして引っ込んで行きました。
彼女の去ったのをキッカケに向井さんが「椎名林檎の黒いアンダーウェアを引っ張りはがす」と叫ぶと『黒い下着』。その強烈なスピードとリズムの嵐に、オレの脳内から林檎氏の残像は速攻吹っ飛び、再び座禅狂乱状態に引き戻されました♪
カシオマンのクレージーで最高なギターは、『NO TIME』でも冴えまくってました!弾いてる表情がまたいいんだなあ。
名古屋でも言ってましたが、向井さんは「『IKASAMA LOVE』のその後を歌った曲を聞いて下さい」と言って『You Make Me Feel So Bad』に。いやいや、そう思って聞くとせつない曲だな〜。
ツアー最終日の『開戦前夜』は、またハンパなく最高でした!曲の感じによって顔の表情も変化するカシオマンの自在なギター、チョッパーの破壊力とジャジーなリードが交互に冴えるひなっちのベース、緩急を付けつつ跳ね回るアヒト君のスティックワーク、新しいフレーズが聞こえるたびに目で応える向井さんのバンマスぶり―――どれを取っても、この日の『開戦前夜』は満足度200%の御馳走でした☆
アヒト氏のキックが突き刺さる『最前線』の後、向井さんはツアーファイナルを迎えた手応えと観客への感謝を丁寧に語ってからギターを置きました。そして「ギターを持たずマイク1本で『マイウェイ』を歌い上げたいと思います」って言いました。「えっマジ?違うよね…」と目でカシオマンに聞いているアヒト君(笑)。そして始まった『MY CRAZY FEELING』には、それこそ向井さんの「念の塊」を感じました。
アンコールに応えた『KIMOCHI』は、客上げナシの「野に咲く」付きでしたが、配られたグラサンを掛けて〈カシオ→ひなっち→アヒト〉と歌った後、向井さんが袖から林檎ちゃんを連れて来て、細目のグラサンを掛けさせ、歌わせました。
そして久々の『半透明少女関係』にメンバーもフロアも狂乱の宴状態となり、ライヴは終了しました。(写真は、ZAZEN BOYS結成以来、オレがライヴで初めてゲットしたカシオマンのピックです!初ゲットがツアーファイナルなんて、なんか超嬉しかったです!)
ほんと最高のライヴでした♪楽しかった!感動した!脳内電気はビリビリしっ放しっす、マジで☆
全力疾走してくれたメンバーの皆さん、本当にお疲れ様でした!!!
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