2021.10.29 渋谷 CLUB QUATTRO
ようやくウイルスの感染状況も下火になってきて、ライヴハウスでもアルコールの提供が始まり少しずつ楽しい状況に近付いてきて嬉しいです。そんな中、ニュース映像で取り上げられ続けた渋谷センター街の奥では、素敵な対バンライヴが開催されました!
向井さんのソロと大森靖子さんの約3年半ぶりの競演です!この間にすっかり大人な感じになった靖子さんが先攻で、ほとんどMCなしで濃厚な演奏を1時間ブチかましてくれた後、セットチェンジで向井さんすぐ登場してサウンドチェックし、あまり間隔を空けずに自分のステージをスタートさせました。演奏された曲順は、以下のとおりです―――。
1. SAKANA[E]
2. WATER FRONT[E]
3. Yureru[A]
4. TATTOOあり[A]
5. YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING[A]
6. CRAZY DAYS CRAZY FEELING[A]
7. さっちゃんのセクシーカレー[A]
8. 排水管(映画『麻希のいる世界』挿入歌)[A]
9. KARASU[A]
10. OMOIDE IN MY HEAD[A]
11. はあとぶれいく[E]
EN1:約束の橋(by 佐野元春)
EN2:卒業(by 斉藤由貴 with大森靖子)
この日の向井さんは「ゴキゲン」という言葉がピッタリな感じで実に楽しそうでした。1発目エフェクターを駆使するエレクトリックの『SAKANA』が終わるや「エリック・クラプトンみたいだろ?」とジョークを飛ばし、続く『WATER FRONT』が終わるとスタッフに「灯り点けてくれますか。暗か〜」とリクエスト。フロアが明るくなって、アコースティックに持ち替え「俺の友達とやってる曲」みたいな紹介で『Yureru』を演奏し、途中「カモン、レオッ」とか言ってノリノリです(笑)。
その後、力強く持ち歌を3曲続けてから、少し前にクラフトワークをカバーした時みたいに「知っとるけ?」と言いつつ競演してる大森靖子さんのカバーで『さっちゃんのセクシーカレー』を楽しそうに歌いました。(このカバーは、前回の競演でも演奏。詳しくは「Live Report #m-60」をご覧下さい)
続いて、「俺の師匠、塩田明彦監督の新作が来年1月に公開されます」と映画の挿入歌だと紹介して、野音の無観客ライヴでNUMBER GIRLとして披露した『排水管』をしっとりと演奏してくれました。最後は、再びエレクトリックに持ち替えて力強い『はあとぶれいく』で本編終了―――。
アンコールを求める大きな拍手に応えて再登場した向井さんは、「これからカバー大会のコーナーです」みたいに言って「佐野先輩の曲をやります」と紹介し、この曲は歌詞で泣けるみたいなコメントをしてから『約束の橋』を演奏。そして、袖から靖子さんを招いて二人でオチャメなやり取り(笑)をした後、斉藤由貴さんのカバーで『卒業』を共演。メインのヴォーカルを靖子さんに取らせ、向井さんはギター&コーラスでしたが、二人ともめっちゃ楽しそうで、フロアにいる我々も熱くなりました。
楽しそうに肩を組む感じでステージを去った二人を見送りながら、少しずつライヴハウスな空気が復活してきてる喜びを実感した夜でした☆♪☆♪☆
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