2022.10.15 豊洲 PIT
今年は残念ながら夏恒例のリキッドワンマンがなかったので、この日のライヴが関東圏では唯一のワンマンだったので、開演を待つ間にも期待でワクワクしまくり!いつものようにキッチリほぼ定刻にメンバーが登場して、待望のライヴがスタートしました。まずは、この夜に演奏された曲を書いておきます。次のとおりです―――。
1. SUGAR MAN
2. MABOROSHI IN MY BLOOD
3. IKASAMA LOVE
4. Weekend
5. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
6. COLD BEAT
7. WHISKY & UNUBORE
8. TANUKI
9. This is NORANEKO
10. Fureai
11. 天狗
12. 暗黒屋
13. ポテトサラダ
14. はあとぶれいく
15. 永遠少女(新曲)
16. Honnoji
17. RIFF MAN
18. 杉並の少年
19. 破裂音の朝
20. Asobi
EN1. Delayed Brain
EN2. KIMOCHI
以上のように、この日のライヴはZAZEN BOYSならではの曲『SUGAR MAN』から始まりました。それに続き、やや久々の『MABOROSHI〜』と『IKASAMA LOVE』を、今回はヒネリを加えないオリジナルヴァージョンで連続演奏!この流れ久しぶりだったから、懐かしかった(笑)。そして、最近よく前半に来る流れ=『Weekend』『HIMITSU GIRL'S〜』(←中間部に新しいアレンジ。めっちゃカッコよかった!)『COLD BEAT』と続き、ビックリしたのが7曲目で『WHISKY & UNUBORE』をやったこと。この曲もちろん大好きなんですけど、後半に演奏するイメージが強かったので、このポジションだったのが超新鮮でした!
その猛烈な熱気を冷ますように、軽く「小動物コメント」をしてから動物2曲を連続演奏し、これまた10曲目という折り返し地点での演奏は珍しい『Fureai』をカマしてくれます。曲も素敵なんだけど、この日は曲順でもかなりヤラレました!
中間地点を過ぎても大好きな『天狗』に続いて『暗黒屋』をやってくれるなど、嬉しくて素敵すぎる時間が続きます。そのままギターを持たずマイクのみの2曲が続いた後、再びギターを構えてチューニングした後、この日最大のプレゼント=新曲披露がありました☆♪
久しぶりに届けられた新曲は、比較的シンプルなギターのリフを中心として、リズムも変拍子とかではなく、曲の構成もスッキリとしていて、耳に入りやすいメロディなんですが、向井さんとしては珍しいぐらいにストレートにメッセージが強く伝わる歌詞で胸に突き刺さりました。向井さんに怒られるかもしれないけど、あえて書いちゃうと反戦のメッセージが濃い歌詞だなと思いました。若くして戦争で死んでしまった人々を描いていて、例えばこんな歌詞がありました―――「あなたの思い出は 瓦礫の中に埋まっている/あなたの恋人は この世の果てで笑っている/1945年 流れ弾が刺さった/傷口が腐った 掻きむしった」―――こういうストレートな歌詞って珍しかったし、現実にもウクライナなどでは悲惨な戦争状態が続いてるからグサグサ心に刺さりました。マジでいい曲です☆☆☆
そして、そんな悲しい余韻を吹き飛ばすかのように後半での演奏は珍しい『Honnoji』を叩き込んでくれたかと思うと、続いて2年近くやってなかった『RIFF MAN』をブチかまします。この15曲目から17曲目という流れは本日の白眉じゃないかな!うん、すんごく良かったし、感動しました!
その後、ライヴ本編は最終盤ではおなじみの3曲を演奏して終了し、アンコールに応えて熱気醒めぬうちすぐに再登場してくれたメンバーは、最新アレンジのゴリゴリファンクな『Delayed Brain』と、緩急入り乱れてバンドの魅力たっぷりの『KIMOCHI』の演奏してステージを去りました。
以上、2022年東京最後のワンマンは、新鮮な曲順の中に新曲あり久々の曲ありの最高に素敵なライヴでございました!改めて、素晴らしいライヴをありがとう!
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