ZAZEN BOYSを中心とした向井秀徳作品に関するコメントやライヴレポなどを書いております。
Live Report #257:duo(230131)
2023.1.31 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
 
 2023年、ZAZEN BOYSの初ライヴは渋谷にて開催されました。偶然にも、この日はduoの近所にあって55年間続いたという東急百貨店渋谷本店が閉館する日だったようで、駅前で進む「100年に一度」という再開発の波が奥まで押し寄せた感じで、渋谷が変わっていくのを痛感しましたが、そんなこととは関係なく、ZAZEN BOYSとdownyの2マンは爆発しました!
 変拍子のリズムとうねるギター&シンセが作り出すdownyの濃厚で幻覚的な演奏の後、素早いセットチェンジを経てメンバーがサクッとサウンドチェックしてライヴがスタート!この日は、特別のレア曲はやらなかったけど、昨年末のラスト2マンでは演奏しなかった『COLD BEAT』や『Weekend』や『Asobi』が戻って参りました。(今回は、セットリストのみです。ごめんなさい!)
 
  1. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  2. COLD BEAT
  3. Delayed Brain
  4. This is NORANEKO
  5. RIFF MAN
  6. Weekend
  7. ポテトサラダ
  8. はあとぶれいく
  9. 永遠少女(新曲)
  10. 破裂音の朝
  11. Asobi
Live Report #256:鶯谷(221127)
2022.11.27 鶯谷 東京キネマ倶楽部
 
 年末のフェスCDJを除けばZAZEN BOYSとして今年最後となるライヴが、めっちゃ久々に(俺の知ってる限り約7年ぶりぶり!)鶯谷の妖艶な(笑)元グランドキャバレーだったライヴハウスで開催されました。―――まずは、この日やった曲を書いておきます。(今回も、詳細なレポは省略してミニコメントのみです。ごめんなさい!)
 
  1. MABOROSHI IN MY BLOOD
  2. IKASAMA LOVE 〔『MABOROSHI〜』から続くと何故かホッとする〕
  3. Delayed Brain
  4. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  5. This is NORANEKO
  6. 永遠少女(新曲) 〔熟成してきましたよ!向井さんのシャウトな顔も素敵〕
  7. 杉並の少年 〔曲紹介前の向井苫小牧発言にMIYAさんズッコケる(笑)〕
  8. はあとぶれいく 〔向井さん、ステージ左手のキャバレー階段上で歌う〕
  9. 破裂音の朝
  10. RIFF MAN 〔破裂した後でウナがり上がれて最高☆〕
  11. ふられ気分でRock’n’Roll(by TOM★CAT) 〔嬉しすぎるサプライズ!〕
 
 なにせ元はキャバレーだった内装を残してるハコなので、音の反響も少し違ってる感じもあるし、とにかくレトロなビジュアルの中でZAZEN BOYSが演奏している姿も妙に似合ってて素敵でした!このステージに立つのがたぶん初めてだろうMIYAさんのビックリ顔もいい(笑)。なんかメンバー全員が新鮮な空間にノッてっる感じで最高でした♪
 この日のライヴでは珍しく『COLD BEAT』をやらなかったけど、その替わりって言ったら変ですけど、サプライズ的にウェブ配信されたばっかのカバー曲『ふられ気分〜』をやってくれたので、めっちゃ楽しくて幸せな気分になっちゃいました!
 ここ3年近く感染を気にして自分の定位置だった最前に立たなかったけど、いつまでたっても収束しないから開き直って久々に最前で参加したら、「やっぱ俺ここだよな〜」って胸に込み上げるものがあって、それも含めて最高の夜になりました☆☆☆
 
 (参考までに、2015年9月にZAZEN BOYSがキネマ倶楽部でやったライヴレポのリンクを貼っておきますね。こちらです→ http://roastpork.jodankaigi.com/C3_12.htm#333 )
Live Report #m-70 :WWW(221108)
2022.11.8 渋谷 WWW
 
 2017年に高知県の竹林寺で行なわれた一夜限りのレアなイベント《平家物語 諸行無常セッション》を記録した映画が完成し、その上映会&ライヴイベントが渋谷で開催されました。会場となったWWWでは、前方のスタンディングエリアに丸椅子が並べられ座って参加できるようになっていました。お寺での本番には残念ながら行けなかったので、めっちゃ楽しみにしていましたが、映像に記録されたライヴは想像以上に情熱的かつ刺激的でゾクゾクしました。
 上映に引き続き、休憩なしで向井さん/坂田明さん/古川日出男さんの三人によるセッションが始まりました。『皆既月触セッション』というタイトルでしたが、さらに天王星食とダブルだったというレアな日にふさわしい物凄いエネルギーの即興演奏が展開されました。三人の個性がぶつかり合って融合して昇華する熱演の後、アンコールに応えて少しくだけた感じで『そばやそばや』で盛り上がり、歴史に残るだろうイベントは終宴。最高に刺激的な夜になりました!♪☆
Live Report #255:SHIN-ONSAI(221105)
2022.11.5 新宿 文化センター大ホール
 
 この日、ZAZEN BOYSが初めて出演したのは新宿で開催されたSHIN-ONSAIというイベント(前回の3回目は無観客で配信のみになったようで、今回が4回目)です。ライヴ中の向井さんのコメントによるとMATSURI STUDIOからチャリで15分という新宿三丁目にある公共施設内のホールで行なわれた室内型のフェスで、外の道路には何軒か屋台も出ていて、数少ない秋フェスを演出していました。
 ZAZEN BOYSは大ホールのステージに4番手として登場しました。この日のライヴで演奏された曲は次のとおりです―――。(今回は、詳細なレポは省略してミニコメントのみです。ごめんなさい!)
 
  1. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET〔新しいアレンジに磨きが掛かってきた!〕
  2. COLD BEAT
  3. Delayed Brain〔後半に加わったカシオギターの泣きが素敵〕
  4. 永遠少女(新曲)〔今回は、演奏前にタイトルを告げてから〕
  5. 杉並の少年
  6. ポテトサラダ
  7. はあとぶれいく
  8. RIFF MAN〔ハンパなくウナがり上がりました!〕
  9. Asobi
 
 久しぶりにリストバンドを手に巻いてフェス気分で参加したライヴは、約50分の持ち時間に現在のZAZEN BOYSらしい曲を散りばめた構成で、先日のワンマンに引き続き反戦のメッセージが籠もった歌詞が心に刺さる新曲『永遠少女』も披露してくれたし、本番前にフェスならではのセットチェンジでメンバーによるサウンドチェックとして『Honnoji』の後半も聞けたし、最高に楽しい夜になりました☆♪☆
Live Report #254:PIT(221015)
2022.10.15 豊洲 PIT
 
 今年は残念ながら夏恒例のリキッドワンマンがなかったので、この日のライヴが関東圏では唯一のワンマンだったので、開演を待つ間にも期待でワクワクしまくり!いつものようにキッチリほぼ定刻にメンバーが登場して、待望のライヴがスタートしました。まずは、この夜に演奏された曲を書いておきます。次のとおりです―――。
 
  1. SUGAR MAN
  2. MABOROSHI IN MY BLOOD
  3. IKASAMA LOVE
  4. Weekend
  5. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  6. COLD BEAT
  7. WHISKY & UNUBORE
  8. TANUKI
  9. This is NORANEKO
  10. Fureai
  11. 天狗
  12. 暗黒屋
  13. ポテトサラダ
  14. はあとぶれいく
  15. 永遠少女(新曲)
  16. Honnoji
  17. RIFF MAN
  18. 杉並の少年
  19. 破裂音の朝
  20. Asobi
EN1. Delayed Brain
EN2. KIMOCHI
 
 以上のように、この日のライヴはZAZEN BOYSならではの曲『SUGAR MAN』から始まりました。それに続き、やや久々の『MABOROSHI〜』と『IKASAMA LOVE』を、今回はヒネリを加えないオリジナルヴァージョンで連続演奏!この流れ久しぶりだったから、懐かしかった(笑)。そして、最近よく前半に来る流れ=『Weekend』『HIMITSU GIRL'S〜』(←中間部に新しいアレンジ。めっちゃカッコよかった!)『COLD BEAT』と続き、ビックリしたのが7曲目で『WHISKY & UNUBORE』をやったこと。この曲もちろん大好きなんですけど、後半に演奏するイメージが強かったので、このポジションだったのが超新鮮でした!
 その猛烈な熱気を冷ますように、軽く「小動物コメント」をしてから動物2曲を連続演奏し、これまた10曲目という折り返し地点での演奏は珍しい『Fureai』をカマしてくれます。曲も素敵なんだけど、この日は曲順でもかなりヤラレました!
 中間地点を過ぎても大好きな『天狗』に続いて『暗黒屋』をやってくれるなど、嬉しくて素敵すぎる時間が続きます。そのままギターを持たずマイクのみの2曲が続いた後、再びギターを構えてチューニングした後、この日最大のプレゼント=新曲披露がありました☆♪
 久しぶりに届けられた新曲は、比較的シンプルなギターのリフを中心として、リズムも変拍子とかではなく、曲の構成もスッキリとしていて、耳に入りやすいメロディなんですが、向井さんとしては珍しいぐらいにストレートにメッセージが強く伝わる歌詞で胸に突き刺さりました。向井さんに怒られるかもしれないけど、あえて書いちゃうと反戦のメッセージが濃い歌詞だなと思いました。若くして戦争で死んでしまった人々を描いていて、例えばこんな歌詞がありました―――「あなたの思い出は 瓦礫の中に埋まっている/あなたの恋人は この世の果てで笑っている/1945年 流れ弾が刺さった/傷口が腐った 掻きむしった」―――こういうストレートな歌詞って珍しかったし、現実にもウクライナなどでは悲惨な戦争状態が続いてるからグサグサ心に刺さりました。マジでいい曲です☆☆☆
 そして、そんな悲しい余韻を吹き飛ばすかのように後半での演奏は珍しい『Honnoji』を叩き込んでくれたかと思うと、続いて2年近くやってなかった『RIFF MAN』をブチかまします。この15曲目から17曲目という流れは本日の白眉じゃないかな!うん、すんごく良かったし、感動しました!
 その後、ライヴ本編は最終盤ではおなじみの3曲を演奏して終了し、アンコールに応えて熱気醒めぬうちすぐに再登場してくれたメンバーは、最新アレンジのゴリゴリファンクな『Delayed Brain』と、緩急入り乱れてバンドの魅力たっぷりの『KIMOCHI』の演奏してステージを去りました。
 
 以上、2022年東京最後のワンマンは、新鮮な曲順の中に新曲あり久々の曲ありの最高に素敵なライヴでございました!改めて、素晴らしいライヴをありがとう!

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Last Updated: 2024/4/13 Sat.

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