2023.7.21 恵比寿 LIQUIDROOM
待ちに待ったZAZEN BOYSの2023年初ワンマンが、過去の夏ワンマンではおなじみだったリキッドルームで久しぶりに開催されました!ウェブサイトでの告知にあった「今、とっても燃えている」というコメントを読んで、新曲への期待も含めてワクワク感が倍増し、猛暑の到来を感じる恵比寿に着いてさらにワクワク。整理番号が早かったおかげさまで、いつもの最前ど真ん中に立つことができ、さらにドキドキワクワク。そして、ついに始まったライヴは期待以上に素晴らしかったです!―――この日の演奏は、以下のような曲順でした。
1. Honnoji 〔導入は『Fender Telecaster』〕
2. SI・GE・KI
3. Fureai
4. Weekend
5. SUGAR MAN
6. RIFF MAN
7. COLD BEAT
8. ブルーサンダー(新曲)
9. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
10. This is NORANEKO
11. 暗黒屋
12. 天狗
13. 破裂音の朝
14. チャイコフスキーでよろしく(新曲)
15. ポテトサラダ
16. はあとぶれいく
17. バラクーダ(新曲)
18. 杉並の少年
19. CRAZY DAYS CRAZY FEELING
EN1. 公園には誰もいない(新アレンジ)
EN2. 永遠少女
ほぼ定刻でステージに登場したメンバーから最初に叩き込まれたのは『Fender Telecaster』―――。久々に聞くハンパない音の塊にビックリしながら心でキャーキャー叫んでると、イントロ部分が終わるや敦さんのタムが響き渡り、曲は『Honnoji』に突入。この流れだけで完全にZAZEN BOYSの世界に引き込まれました。うん、最高の立ち上がりだっ!そんな興奮が冷めやらぬうちMIYAさんの骨太ベースがうなりだして『SI・GE・KI』へ。そして、これまたZAZEN BOYSならではの名曲『Fureai』という流れに、すでに全身が陶酔状態であります。
小休止して「今日は確認しながらやります」と足元のセットリストを見た後も、ライヴの神様ZAZEN BOYSは手を緩めてくれませぬ。踊り出さずにはいられん『Weekend』で汗をかいたかと思うと、次の『SUGAR MAN』ではカシオマンへのツッコミなど笑いも満載の即興演奏で楽しませてくれました。その余韻に浸る暇もなく、いきなりインターバルなしで極々の『RIFF MAN』でうながり上がり、『COLD BEAT』で抜群のテク&チームワークを見せ付けるという怒涛の展開に発狂しそうでした。
ここでようやくいわゆる《MCタイム》―――。心の底で期待してたけど、新曲と新たなアルバムリリースに関するコメントが出ました!簡単にまとめると「長いことアルバムを出していなかったが、出来れば2023年中に音源を出そうと思っている。レコーディングは終わっている」という内容の素敵な報告で、「新しい曲を聞いていきましょう」と言って演奏されたのは『ブルーサンダー(Blue Thunder)』という曲。「思い出に取り付かれた」みたいなコメントがあり、ジャキジャキしたギターのリフを軸にした曲で、奇抜なメロディの変化などはないけど、マイナーなフレーズの繰り返しが呪文のように響くような曲でした♪☆
その後、お馴染みの『HIMITSU GIRL'S〜』から既発の曲が繰り出されます。リズム隊が際立つ『This is NORANEKO』を経て、キーボード時代が恋しくなっちゃうインプロ精神あふれる曲『暗黒屋』、一緒に西空へ飛びたくなっちゃう『天狗』と大好きな曲が続き、個人的には「え、ここで?」というタイミングで『破裂音の朝』が。まだ中盤なのに〈一回終わった感〉を味わいましたが、それはニクい構成だったみたい。そう、この後にまたも新曲が披露されたんですね〜(^o^)
この日2番目の新曲は『チャイコフスキーによろしく』という素敵なタイトルの曲でした。あんまり今までなかった「お洒落なタイトル」に期待が膨らみます。その新曲は、ミディアムテンポの「明るいけどキャッチーじゃない向井節」みたいな感じの曲でした。えっと、聞けば聞くほど味が出るスルメ曲みたいな…。(←わかるかなあ?わかんねえだろうな〜)
そしてライヴは終盤へ―――。『ポテトサラダ』をカマした後は、珍しく長めの「向井トーク」が開花しました(笑)。近所にある「スーパーマーケティングマーケット」で、混んでいたので無人レジに並び直そうとしたら年上らしきオッサンに文句を言われて、思わず「なんでそんなに怒ってるんですか?」と聞いてしまい逆キレされた話をして、その流れで『はあとぶれいく』へ。(「キモチ悪い」とか言われたらしい。たしかに心折れるわ)
ステージ前まで出るパフォーマンスの後、嬉しいことにまたも新曲が披露されます。今度の曲は『バラクーダ』。向井さん本人も「バラクーダってなんでしょうね?」とか言ってたけど、意味はさておき10月に予定されているスクービーとの対バンを予感させるめっちゃファンキーな曲でした☆☆☆―――うん、マジ最高だったよ♪
ライヴはついに最終盤を迎えます。これもMIYAさん加入後の曲だから音源はない『杉並の少年』を経て、少し前から「復活」したヒップホップな『CRAZY DAYS〜』(Hip☆Hopキャップをかぶったラッパー向井)で本編は終了しました。
割れんばかりの手拍子に迎えられて再登場したZAZEN BOYSは、アンコールに応えて「アレンジを変えてレコーディングした」みたいなコメントをして『公園には誰もいない』を演奏。そして最後は、熱いメッセージを感じずにはいられない『永遠少女』を魂に叩き込まれてライヴは幕を閉じました。
以上、お久しぶりブリのワンマンライヴは、新曲を3曲も初披露という素晴らしいプレゼントを含めてZAZEN BOYSの「とっても燃えている」状況がビシビシ伝わってくる充実した最高のステージでした♪☆☆☆やっぱZAZEN BOYSのライヴは最高だわ、改めてシビレまくりました!素晴らしいライヴ、どうもありがとう!新しい音源の発表も期待してます♪
|