ZAZEN BOYSを中心とした向井秀徳作品に関するコメントやライヴレポなどを書いております。
Live Report #m-75:Que (230928)
2023.9.28 下北沢 CLUB Que
 
 この日は、向井さんが久しぶりにQueのステージに登場しましたが、なんと今回の2マンライヴは対バンが「旧友」でもあり、過去に何度か下北沢で路上ゲリラライヴをやったeastern youthの吉野さんというレアで楽しみな企画でした!
 先攻はoutside yoshinoこと吉野寿さま。登場後、まず脱いだサマーニット(?)をハンガーに掛け、何度も位置を確かめて吊るしてから、「ほとんどなんも決めてないんだよね」とか言いつつも、歌詞ファイルをめくってソロライヴを展開―――。対バンということもあってか、ご存知の方々が多いだろう『夜明けの歌』『地下室の喧騒』『雨曝しなら濡れるがいいさ』などの曲を交えて約50分のステージでした。
 後攻は向井さん。あらかじめ下手にセットされていたので、わずかなインターバルで登場し、さっそくエレキギターを手に弾き語りがスタート!この夜、演奏された曲は以下のごとくであります。
 
  1. ZEGEN vs UNDERCOVER[E]
  2. TATTOOあり[E]
  3. KU〜KI[E]
  4. Amayadori[E]
  5. OMOIDE IN MY HEAD[A]
  6. KARASU[A]
  7. The Days Of NEKOMACHI[A]
  8. 永遠少女[A]
  9. 公園には誰もいない[E]
10. WATER FRONT[E]
 11. はあとぶれいく[E]
 EN1:NEKOODORI(with 吉野寿)
 EN2:ささやかな願い(by eastern youth with 吉野寿)
 
 以上のような流れでしたが、今回もエレクトリックとアコースティックの持ち味を活かしたバラエティに富んだ構成でした。みんな素敵だったけど、今回は何点かピックアップして紹介します。まず、3曲目にやった『KU〜KI』はめっちゃ久しぶりに演奏された気がしますが、タイトルどおり透明な空気感のあふれる名曲ですね。次にやった『Amayadori』も、個人的にはけっこう久々に聞く気がしました。そして、ZAZEN BOYSの新曲でもある『永遠少女』はアコギで聞くと、またシビレます。うん、じ〜んと浸みる。また、ZAZEN BOYSのライヴで新アレンジを披露した『公園には誰もいない』は、今回『SAKANA』をやらなかった替わりじゃないけど、エフェクターを駆使したダブプレイでの演奏で、めっちゃ新鮮でした。
 そして、アンコールを求める長い拍手に応えて再登場した二人は、まず向井さんの持ち歌である『NEKOODORI』を吉野さんヴォーカルメインで演奏。吉野さんの人柄が滲む照れまくった姿が可愛い(←失礼)。最後は、たまに向井さんがカバーしてるeastern youthの『ささやかな願い』を二人で熱唱!吉野さんのギターソロも炸裂して、大いに盛り上がりました。
 そんなわけで、お二人にとっても縁が深い下北沢での2マンは、ほんとにほんとに楽しくて熱くて最高のライヴだったです☆☆☆
Live Report #263:QUATTRO (230911)
2023.9.11 渋谷 CLUB QUATTRO
 
 向井さんも何度か出演してきた渋谷の老舗ライヴハウスであるラ・ママの企画“PLAY”が会場をクアトロに拡大して開催され、そのステージにZAZEN BOYSが出演しました!今回の対バンはインストバンドのトリプルファイアー。アグレッシブなリズムとゆる〜い歌詞のラップが絡むタイトでファンキーなステージに続いて、ZAZEN BOYSが登場。先攻バンドの熱演に応えて、物凄く気迫の籠もった演奏が繰り広げられました!(今回は、セットリストのみです。ごめんなさい!)
 
  1. SUGAR MAN〔導入は『Fender Telecaster』〕
  2. RIFF MAN
  3. SI・GE・KI
  4. バラクーダ(新曲)
  5. 気がつけばミッドナイト
  6. ポテトサラダ
  7. ブルーサンダー(新曲)
  8. チャイコフスキーでよろしく(新曲)
  9. CRAZY DAYS CRAZY FEELING
  10. 永遠少女
EN. はあとぶれいく(with トリプル吉田)
Live Report #262&m-74&k-9:野音 (230806)
2023.8.6 日比谷野外大音楽堂
 
 今年夏のMATSURI STUDIO対バン企画“THE MATSURI SESSION”は、LEO IMAI/ZAZEN BOYS/KIMONOS/向井秀徳アコースティック&エレクトリック(←登場順)の4組が競演するというなんともブッたまげた企画でした!
 開場する前には夕立があって場内も濡れていましたが、ありがたいことにライヴ中は降雨なしで、どのステージも気合の入った演奏が繰り広げられました。(今回は、ZAZEN BOYSと向井さんソロのセットリストだけ掲載しました。サボってごめんなさい!)
 
《ZAZEN BOYS》
  1. Honnoji 〔導入は『Fender Telecaster』〕
  2. ブルーサンダー(新曲)
  3. 公園には誰もいない(新アレンジ)
  4. バラクーダ(新曲)
  5. チャイコフスキーでよろしく(新曲)
  6. 杉並の少年
  7. 永遠少女
  8. SUGAR MAN
 
《向井秀徳アコースティック&エレクトリック》
  1. 6本の狂ったハガネの振動
  2. 夏の幽霊
  3. WATER FRONT
  4. 天国(作詞=宮藤官九郎)
  5. KARASU
  6. OMOIDE IN MY HEAD
  7. はあとぶれいく
 EN:自問自答
Live Report #261:LIQUID(230721)
2023.7.21 恵比寿 LIQUIDROOM
 
 待ちに待ったZAZEN BOYSの2023年初ワンマンが、過去の夏ワンマンではおなじみだったリキッドルームで久しぶりに開催されました!ウェブサイトでの告知にあった「今、とっても燃えている」というコメントを読んで、新曲への期待も含めてワクワク感が倍増し、猛暑の到来を感じる恵比寿に着いてさらにワクワク。整理番号が早かったおかげさまで、いつもの最前ど真ん中に立つことができ、さらにドキドキワクワク。そして、ついに始まったライヴは期待以上に素晴らしかったです!―――この日の演奏は、以下のような曲順でした。
 
  1. Honnoji 〔導入は『Fender Telecaster』〕
  2. SI・GE・KI
  3. Fureai
  4. Weekend
  5. SUGAR MAN
  6. RIFF MAN
  7. COLD BEAT
  8. ブルーサンダー(新曲)
  9. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  10. This is NORANEKO
  11. 暗黒屋
  12. 天狗
  13. 破裂音の朝
  14. チャイコフスキーでよろしく(新曲)
  15. ポテトサラダ
  16. はあとぶれいく
  17. バラクーダ(新曲)
  18. 杉並の少年
  19. CRAZY DAYS CRAZY FEELING
  EN1. 公園には誰もいない(新アレンジ)
  EN2. 永遠少女
 
 ほぼ定刻でステージに登場したメンバーから最初に叩き込まれたのは『Fender Telecaster』―――。久々に聞くハンパない音の塊にビックリしながら心でキャーキャー叫んでると、イントロ部分が終わるや敦さんのタムが響き渡り、曲は『Honnoji』に突入。この流れだけで完全にZAZEN BOYSの世界に引き込まれました。うん、最高の立ち上がりだっ!そんな興奮が冷めやらぬうちMIYAさんの骨太ベースがうなりだして『SI・GE・KI』へ。そして、これまたZAZEN BOYSならではの名曲『Fureai』という流れに、すでに全身が陶酔状態であります。
 小休止して「今日は確認しながらやります」と足元のセットリストを見た後も、ライヴの神様ZAZEN BOYSは手を緩めてくれませぬ。踊り出さずにはいられん『Weekend』で汗をかいたかと思うと、次の『SUGAR MAN』ではカシオマンへのツッコミなど笑いも満載の即興演奏で楽しませてくれました。その余韻に浸る暇もなく、いきなりインターバルなしで極々の『RIFF MAN』でうながり上がり、『COLD BEAT』で抜群のテク&チームワークを見せ付けるという怒涛の展開に発狂しそうでした。
 
 ここでようやくいわゆる《MCタイム》―――。心の底で期待してたけど、新曲と新たなアルバムリリースに関するコメントが出ました!簡単にまとめると「長いことアルバムを出していなかったが、出来れば2023年中に音源を出そうと思っている。レコーディングは終わっている」という内容の素敵な報告で、「新しい曲を聞いていきましょう」と言って演奏されたのは『ブルーサンダー(Blue Thunder)』という曲。「思い出に取り付かれた」みたいなコメントがあり、ジャキジャキしたギターのリフを軸にした曲で、奇抜なメロディの変化などはないけど、マイナーなフレーズの繰り返しが呪文のように響くような曲でした♪☆
 その後、お馴染みの『HIMITSU GIRL'S〜』から既発の曲が繰り出されます。リズム隊が際立つ『This is NORANEKO』を経て、キーボード時代が恋しくなっちゃうインプロ精神あふれる曲『暗黒屋』、一緒に西空へ飛びたくなっちゃう『天狗』と大好きな曲が続き、個人的には「え、ここで?」というタイミングで『破裂音の朝』が。まだ中盤なのに〈一回終わった感〉を味わいましたが、それはニクい構成だったみたい。そう、この後にまたも新曲が披露されたんですね〜(^o^)
 この日2番目の新曲は『チャイコフスキーによろしく』という素敵なタイトルの曲でした。あんまり今までなかった「お洒落なタイトル」に期待が膨らみます。その新曲は、ミディアムテンポの「明るいけどキャッチーじゃない向井節」みたいな感じの曲でした。えっと、聞けば聞くほど味が出るスルメ曲みたいな…。(←わかるかなあ?わかんねえだろうな〜)
 
 そしてライヴは終盤へ―――。『ポテトサラダ』をカマした後は、珍しく長めの「向井トーク」が開花しました(笑)。近所にある「スーパーマーケティングマーケット」で、混んでいたので無人レジに並び直そうとしたら年上らしきオッサンに文句を言われて、思わず「なんでそんなに怒ってるんですか?」と聞いてしまい逆キレされた話をして、その流れで『はあとぶれいく』へ。(「キモチ悪い」とか言われたらしい。たしかに心折れるわ)
 ステージ前まで出るパフォーマンスの後、嬉しいことにまたも新曲が披露されます。今度の曲は『バラクーダ』。向井さん本人も「バラクーダってなんでしょうね?」とか言ってたけど、意味はさておき10月に予定されているスクービーとの対バンを予感させるめっちゃファンキーな曲でした☆☆☆―――うん、マジ最高だったよ♪
 ライヴはついに最終盤を迎えます。これもMIYAさん加入後の曲だから音源はない『杉並の少年』を経て、少し前から「復活」したヒップホップな『CRAZY DAYS〜』(Hip☆Hopキャップをかぶったラッパー向井)で本編は終了しました。
 割れんばかりの手拍子に迎えられて再登場したZAZEN BOYSは、アンコールに応えて「アレンジを変えてレコーディングした」みたいなコメントをして『公園には誰もいない』を演奏。そして最後は、熱いメッセージを感じずにはいられない『永遠少女』を魂に叩き込まれてライヴは幕を閉じました。
 
 以上、お久しぶりブリのワンマンライヴは、新曲を3曲も初披露という素晴らしいプレゼントを含めてZAZEN BOYSの「とっても燃えている」状況がビシビシ伝わってくる充実した最高のステージでした♪☆☆☆やっぱZAZEN BOYSのライヴは最高だわ、改めてシビレまくりました!素晴らしいライヴ、どうもありがとう!新しい音源の発表も期待してます♪
Live Report #m-73 :有楽町(230428)
2023.4.28 有楽町 I'M A SHOW
 
 有楽町のマリオン別館7Fに現れたデザイン性に溢れたホール「I’M A SHOW」で開催された向井さんのソロライヴに参加して来ました!何組かのアーティストが日替わりで弾き語る“TOKYO春爛漫”というイベントで、シティホテルのバーラウンジを思わせるオシャレなエントランスのある素敵なホールのステージに初登場!(なんと、映画館みたいに座席の椅子にドリンクホルダーが付いていて、飲みながら楽しめるんです)
 ライヴは2部構成で、序盤はやや硬かったフロアの空気を和ませようと気を遣ってトークしてた向井さんでしたが、やがて演奏に集中して次々に名曲を繰り出し、充実した濃厚なライヴで酔わせてくれました☆☆☆
 そして、アンコールに応えて再登場した後は、6月に公開予定の映画『渇水』のために向井さんが作ったという主題歌を〈初披露〉し、さらに「アコエレでは初めてやるな」と言って『透明少女』を演奏し、ステージを去って行きました。―――そんな贅沢なワンマンライヴで演奏された曲は、次のとおりでございます。 (今回は、セットリストのみです。ごめんなさい!)
 
 《第1部》
  1. NEKOODORI[A]
  2. 夏の幽霊[A]
  3. YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING[A]
  4. 6本の狂ったハガネの振動[A]
  5. 公園には誰もいない[E]
  6. SAKANA[E]
  7. The Days Of NEKOMACHI[E]
  8. 排水管(映画『麻希のいる世界』挿入歌)[E]
  9. Yureru[E]
10. WATER FRONT[E]
  11. はあとぶれいく[A]
 
 《第2部》
  1. 約束(映画『ディストラクション・ベイビーズ』主題歌)[E]
  2. SENTIMENTAL GIRL'S VIOLENT JOKE[E]
  3. TATTOOあり[E]
  4. 天国(作詞=宮藤官九郎)[A]
  5. PIXIEDU[A]
  6. CRAZY DAYS CRAZY FEELING[A]
  7. KARASU[A]
  8. クソまみれで踊る[A]
  9. OMOIDE IN MY HEAD[A]
10. 永遠少女[A]
 EN1:渇水(映画『渇水』主題歌)[E]
 EN2:透明少女[E]

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Last Updated: 2024/4/13 Sat.

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