ZAZEN BOYSを中心とした向井秀徳作品に関するコメントやライヴレポなどを書いております。
Live Report #s-2 :AX(051220)
2005.12.20 SHIBUYA−AX
 
 ひなっちが参加しているストレイテナーのライヴを、久々に見てきました。
 サマソニ以来です。その時は、レポを書けませんでしたが、SONIC STAGEのトップバッターで、とってもいいライヴでした。
 そして、久しぶりに見るこの日のテナーも、かなり熱いライヴでした。
 来年1月にリリースするという新曲も含めて、新旧取り混ぜてのライヴでしたが、ひなっちの観客を煽り続けながら弾く姿は素敵でした。表情も終始ニコニコしてて、メッチャ楽しそうでした。
 
 奇しくも、去年の今頃はZAZEN BOYSのドラムスだったアヒト君が、新たにドラマーとして加入した新生BEYONDSの初ライヴと同じイベントでのライヴだったんで、楽屋でどんな話をするんだろうとか、ついつい想像しちゃいました。
 いや〜、それにしても女性ファンが多いっすね〜。ステージに近いエリアにいた俺の周りは、女子ばっか。男の居場所が…(笑)
Live Report #43 :仙台(051213)
2005.12.13 仙台 CLUB JUNK BOX
 
 雪の秋田から、中一日、東北を旅しながら辿り着いた仙台は、もちろん寒かったんですけど、通過してきた秋田や岩手に比べればまだマシで、とりあえず雪は降ってなかったんで、歩くのは楽でした。
 この会場も、駅から歩いて10分ぐらいで、ファッションビルの地下にありました。ビックリしたのは、このライヴハウス、場内にトイレがないんですよ。だから、ビルのフロア共同のトイレを利用するしかないんです。こんなの初めて(笑)
 しかし、小振りのハコは、いかにもライヴハウスって空気で、ステージの横幅も狭く、イイ感じでした。そんな仙台でのセットリストは、こんなでした。
 
1. USODARAKE
2. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
3. HARD LIQUOR
4. MABOROSHI IN MY BLOOD
5. IKASAMA LOVE
6. 開戦前夜
7. METAL FICTION
8. FRIDAY NIGHT
9. WATER FRONT
10. SEKARASIKA
11. COLD BEAT
12. TELECASTER SUMMER (新曲)
13. 感覚的にNG
14. CHIE chan's Landscape
15. TANUKI
16. WHISKEY & UNUBORE
17. COLD SUMMER
18. 自問自答
19. 半透明少女関係
 
 この日は、マーキームーンの流れる中、全員が登場。向井さんは「セーンダーイ」と煽りながら場内を見渡して、後方がおとなしかったのかな…「後ろの方、気仙沼ですか?」だって(笑)。
 『HIMITSU GIRL'S〜』は、後半のアレンジが少し変わってきています。この日も、ハンパない疾走感を持った『HARD LIQUOR』を経て、『MABOROSHI〜』『IKASAMA〜』と続きますが、この日は、なんかテンションを挙げていこうという鬼気迫るパワーのようなものを感じました。それに応えるかのように、観客もガンノリしてました。
この後に『開戦前夜』が来たので、ちょっとビックリしましたけど、すっごく良かった〜♪中でも印象に残ったのが、インプロ部分にあった向井さんとカシオマンのギターバトルです。それぞれの弾いたフレーズを似たフレーズで返したり、少し変化させて戻したりのキャッチボールは、演奏だけじゃなく、その姿や表情を見ていても最高に楽しかったです☆
 その後が、アダルトタイム(笑)となり、来年出るアルバムからの新曲を3曲。どの曲も、聞けば聞くほど好きになってきます。いや〜、他の曲もマジ早く聞きたいな〜。
 続いての『SEKARASIKA』は、秋田のように後半ラテンノリで「セカラ、セカラ、セカラ、セカラシカ〜」とか「セクハラ、セクハラ、セクハラ、セクハラシタ〜イ」(笑)などのコール&レスポンスがあり、盛り上がりました!
 『COLD BEAT』の中盤、ドラムがビートを刻んでギターとベースがリフを繰り返す部分で、いつもは向井さんが指で回数を指示支持するんですが、この日は、ほとんど指を使わず、口を膨らましたり、アイコンタクトを中心に指示を出してました!カッケ〜♪それにメンバーが応えてるから、すっごくチームワークの良さを感じました。
 なんとその次に、またもや聞いたことのない新曲『TELECASTER SUMMER』が聞けたんです!ギター2本の掛け合いをメインにしたミディアムテンポの曲で、向井さんの9/1付け日記にあった「SUMMER TELECASTER」のことじゃないかと思いますが、アルバムには収録されないようなので、ここで聞けてラッキ〜でした(^o^)。
 続いて、これまたアルバム未収録の『感覚的にNG』。ライヴでは、狂った感じの疾走感がマジでどんどん加速してて大好きなんですけど、よ〜く考えてみたら、もしかしてこの曲なんかは、CDとかで聞いたら意外と単調に聞こえるのかもしれませんね。だからライヴだけでやるのかも。だから、みんなライヴ見に来て下さ〜い♪
 『CHIE chan's』は、エンディングの「ち、え、ちゃ、ん、が、」とヴォーカルがカクカクブレイクする部分がライヴならではで素敵。久々に聞く『TANUKI』も、やっぱライヴでは盛り上がりますね〜。音の塊を堪能できる『WHISKEY & UNUBORE』では、ラスト「酔っ払い〜」を繰り返さず終わるパターンでした。
 秋田に引き続き、この日も『COLD SUMMER』をやってくれ、大感激☆それにしても、この寒い季節に〈SUMMER〉の付いた曲を2曲もやるなんて、にくいね〜☆
 久しぶりに4人でのイントロから始まった『自問自答』(それ以降は最近やってる、後半までドラムスと向井さんだけVer.)のタイトなカッコ良さに惚れてる暇もなく、そのまま『半透明少女関係』へ突入です!聞くのはサマソニ以来ですが、やっぱ超盛り上がる!…ってゆうか、この日の『半透明〜』は、メンバーのノリもハンパなくて、もうぐわ〜〜っていうか、ぐうぉ〜〜っていうか(笑)、とにかく凄かったです。「らっせ〜ら」「えじゃないか」の〈お祭りビート付き〉ヴァージョンでしたが、これを東北で聞いたから、感激もひとしおでした♪
 
 メンバーが去って、アンコールを求める拍手と歓声は、長〜く鳴り止まなかったですが、この日は久々にアンコールなし。でも、大満足!最後にすっごくいいロックトランスフォームド状態になって終わったんだもん、それで終わろうっていうメンバーの気持ちわかりますよね。
 この日は、観客も秋田に比べて「アゲて行こうぜ〜」みたいな人が多かった感じで、そのパワーがメンバーといい相互増幅を生み出したんじゃないかと思います。うん、いいライヴでした!―――秋田も、仙台も、東北まで来て良かった(^o^)
 
Live Report #42 :秋田(051211)
2005.12.11 秋田 CLUB SWINDLE
 
 もし可能なら、ZAZEN BOYSのライヴは全て見て廻りたいってマジで思うけど、お金のない者にとって、それは無理ですよね。だから、毎回ツアーが始まると、どこに行こうかすっごく悩みます。
 今回の冬のツアーも悩んだ末、とうとう秋田と仙台に初挑戦することにしました。ぶっちゃけ懐はスッカラカンです(x_x);でも、大収穫でした(^o^)
 
 この日の秋田は雪。会場は、駅から歩いて10分ぐらいの場所なんですけど、雪の積もった道は凍ってたりするし、その上メッチャ寒いんで、遠く感じました。しかも、開場するまで外の道で並ばなきゃだったから、中に入るまではけっこうツラかったです。
 でもね、ライヴ始まったら、寒さなんか吹き飛んじゃいましたよ、もちろん!
 まずは、そんな熱いライヴのセットリストから―――。
 
1. SI・GE・KI
2. USODARAKE
3. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
4. HARD LIQUOR
5. MABOROSHI IN MY BLOOD
6. IKASAMA LOVE 
7. METAL FICTION
8. FRIDAY NIGHT
9. WATER FRONT
10. 開戦前夜
11. SEKARASIKA
12. COLD BEAT
13. 感覚的にNG
14. CHIE chan's Landscape
15. WHISKEY & UNUBORE
16. COLD SUMMER
17. 自問自答
EN. KIMOCHI
 
 フロアが暗くなり、ステージには、ひなっち一人だけが登場。シブくてカッコいいベースソロは、やがて『SI・GE・KI』のイントロへと変わり、ここで他の3人が登場。向井さんは「アーキター、ナマハゲー」と煽ります。この日、向井さんのキーワードは〈なまはげ〉だったらしく、「ナマハゲ市」とか「ナマハガって」とか大活躍(笑)。
 久々に聞く『SI・GE・KI』ですけど、後半ガンガン上がってくとこが、やっぱキますね〜。
 『HARD LIQUOR』では、カッコいい後奏に入る前の「水道水で割って飲む」のとこで、向井さんが踏み鳴らす足拍子がステキでした。その後の演奏も最高☆
 『MABOROSHI〜』『IKASAMA〜』と盛り上げた後、来年出るサードアルバムを告知。その間に、スタッフがキーボードをセッティングし、新曲3曲を続けて披露。
 『METAL FICTION』前半の〈ぶつぶつブレイク〉(笑)の言葉では、「ざっくりざっくり」っていうのが好きだなあ。本編の狂い方も、もちろんイイ。
 『FRIDAY NIGHT』は、前回初めて聞いた時より、ダンサブルでブラックなノリが強化されてきた感じで、特に終盤、楽器が絡み合って昇っていく部分は、〈狂いながら踊る〉という、まさに「祭り」感覚に満ちていました!
 大人の空気が漂う新曲の後は『開戦前夜』。この日は、超ロングヴァージョン。測ったわけじゃないけど、たぶん15分以上はあったんじゃないかな…。
 ソロでは、ひなっちの津軽三味線みたいなベースが特に素敵でした。インプロ部分が一旦終わるかにみえたところで、向井さんがバスドラムの上に乗って、手でシンバルを叩き始めました!そして、その音に合わせて松下さんがリズムを刻みだし、やがてベースとギターが加わっていったんですが、ここまでの展開は、ライヴならではのまさに「MATSURI SESSION」で、もう引き込まれっぱなしでした♪
 ハンパなくカッコいい『SEKARASIKA』では、一旦ブレイクした後、野音と似たタイプのコール&レスポンスがあり、盛り上がりました。
 『感覚的にNG』は、どんどん良くなってきてます。この曲、新しいアルバムに未収録なので、是非ライヴで聞いて欲しいな!
 じっくり『CHIE chan's〜』・『WHISKEY〜』と音のご馳走を味わった後、聞こえてきたイントロは、なんと『COLD SUMMER』じゃないすか!いや〜ビックリした!だって、メッチャ久しぶりですよ、これライヴでやるの。おそらく、松下さんが加わってから初めてじゃないかな…。この曲、好きだから、ず〜っとやって欲しかったんだけど、まさか秋田に来た日に聞けるなんて感激☆やっぱイイ曲だな〜、これ♪
 アンコールを含めて全18曲。たっぷり楽しませてもらいました!ああ、はるばる雪の秋田まで来て、ほんと良かった(^o^)
Live Report #m-8 :EAST(051117)
2005.11.17 渋谷 O-EAST
 
 ミュージシャンや様々な分野のパフォーマーで賑わう町=下北沢の再開発計画に疑問を投げかけ、みんなで考えようという趣旨のイベント“The Sound of Shimokitazawa〜弾き語りの夕べ〜”が、この日行われました。
 向井さんは、無戒秀徳A&E改め向井秀徳A&E(日記によると〈最近、アコエレでの「無戒」という名前をフツーに向井と名乗ること決めた。なぜかというと、「わずらわしい」からだ!!〉とのこと)として出演しました。
 最初に、主催者=Sound of Shimokitazawa事務局の方から趣旨説明と挨拶があり、向井さんはトップバッターでした。(他3人の競演者がおり、向井さんの次が銀杏BOYZの峯田氏。続いてLOST IN TIMEの海北氏。ラストが曾我部さんという順番でした) 
 
1. Delayed Brain
2. CRAZY DAYS CRAZY FEELING
3. 6本の狂ったハガネの振動
4. The Days Of NEKOMACHI
5. KIMOCHI
6. 自問自答
 
 この日の向井さんは、ちょっとオシャレな格好でしたよ(^o^)。黒いパンツに、ピンク色のジップフロントなパーカー、その上に黒いジャケットを着て、白地に黒のコンバースを履いてました。
 下手から、ギターを掻き鳴らしつつ登場し、1曲目へ。3曲目までは、ノンストップで弾き語ります。一旦、エレギに持ち替えて、ディレイを使いながらアコギ進行で4曲目を演奏。
 続く『KIMOCHI』で、アコエレ名物サンプラーが登場。この曲で、黒いキャップを被った向井さんは、久々にサラ金男と、ギャルのセリフをヴォイスチェンジャー機能でサンプリング(笑)。さらに、フロアに降りて二人の女性をピックアップして戻り、その一人に、これも久々の「向井ちゃん、ステキ」と言わせてサンプリング。そんなパフォーマンス付きのロングヴァージョンは、とっても楽しかったです☆
 ラストの『自問自答』は、アコギ一本な分、よりコトバが突き刺さってきて、ジ〜ンと来ました。
 
 こういうイベントだから、曾我部さんのアンコールで終了じゃないだろうと思ってたんですが、予想どおり、曾我部さんの持ち時間終了後のアンコールは、4人が揃って登場。そして、向井さんがリーダーシップを取って、全員で合唱!曲は、向井さんが駒大ライヴの日の日記で〈銀杏ボーイズに「吐くまでおどる〜」という曲があった。たまらなく、良かった〉と書いた例の曲でした!向井さん、嬉しそうに弾き語ってたもん、よっぽど気に入ったんですね(^o^)。―――そんな姿が、また素敵な楽しいイベントでございました♪
 
Live Report #41 :UNIT(051105)
2005.11.5 代官山 UNIT
 
文化の日の駒大に続いて、ZAZEN BOYSが出演したライヴイベントは、SCOOBIE DO企画の“FUNK-A-LISMO!”であります。このハコは、ステージの横幅が狭く、観客フロアとの一体感も高いし、SCOOBIEを見るのも初めてだったので、メッチャ期待してました。そして、ライヴは、その期待を遥かに越える素晴らしいものでした!
 
1. USODARAKE
2. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
3. HARD LIQUOR
4. METAL FICTION(新曲)
5. WATER FRONT(新曲)
6. FRIDAY NIGHT(新曲)
7. COLD BEAT
8. KIMOCHI
9. 開戦前夜
 
 開場から約1時間のDJタイムに続いて、この日も最初に現れたのはひなっち一人でした。駒大の時より長めのベースソロを、音質の良いPAで聞くと、またカッコいい!、この日のソロは、旋律的にもすごく良かったです。そして、3人と合流して『USODARAKE』。ここから『HIMITSU GIRL'S〜』、『HARD LIQUOR』とつながる流れは駒大と同じですが、体育館と違い、密度の高い空間での演奏なので、ひとつひとつの音が実にクリアーに響くんですよね。それが、メンバーの一体感を増幅させてる感じで、すっごくソリッドでキレの良い演奏だった気がします。なんか音に抱かれてるみたいで、幸せでした。
 そして、その後は、この日も新曲『METAL FICTION』!導入部分の〈向井ブツブツ→「カッ」→3人ガガガッ〉は、マジカッコよくて楽しかった〜♪もちろん、曲に入ってからのファンキーな狂いっぷりも最高です。ホントいい曲だな、これ!
 でも、サプライズはまだまだ〜(笑)。なんと、この曲に続けて、さらに2曲も新曲が披露されたんですから!
 『WATER FRONT』は、向井さんがシンセを操るスローテンポのムーディーな曲なんですけど、そこにカシオマンの狂ったギターが被さると、ZAZEN BOYSならではの不思議なグルーブ感が生まれるんですよね。
 続く『FRIDAY NIGHT』は、ミディアムテンポで、ファンキーな色合いを持ち、クラブサウンドテイストのする曲でした。まずは、ひなっちのパーカッシヴなベースラインが、下半身にズンズン来て、ドスの効いたドラムスと変態チックなシンセで身体は揺らされ、そこに聡さんのギターが鋭く切り込んで来て、もう、なんて言うか…トランス状態になっちゃいました☆
 向井さんは、新しいアルバムについて一言「夜の匂いが充満している」と語ったそうですが、この2曲には、まさに「夜の匂い」がしました。それにしても、こんな3曲を含めて10数曲が収録されるだろう新譜は、マジでハンパない空前絶後の超すげえアルバムになるはずです。やっべ〜!
 シャープに『COLD BEAT』を決めた後、なんか久々に聞いた気がする『KIMOCHI』は、歌詞の乗ったメロディ部分より、楽器たちが狂った塊になる部分をより強調した感じの演奏に思えたんですが、そこがすっごく良かったです。
 そして、ラストは『開戦前夜』。―――この日は、ソロも、インプロも素晴らしくて、後奏部分もた〜っぷりのロングヴァージョンで、美味しさ満載のエンディングでした。
 音の響きがすっごく良かったのもあって、この日のライヴは、密度の濃い演奏をたっぷり堪能できて、最高でした!
 
 その後に展開されたSCOOBIE DOのライヴは、「音楽ってまさに音を楽しむもんなんだな」って思える熱いステージだったんですが、その終盤、向井さんが招かれてギター&ヴォーカルで参加。ほんの少し照れながら合流して行き、やがて『6本の狂ったハガネの振動』をファンキーに歌った向井さん、素敵でしたよ(^o^)
 

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Last Updated: 2024/6/14 Fri.

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