2006.4.12 金沢 AZホール
毎回ツアーが始まると、今まで一度も行ったことのない土地でのライヴを出来れば数ヶ所体験したいと計画するんですけど、ここ金沢もその一つで、北陸地方への参加は初めてでした。
会場のAZは、金沢駅からは少し離れていますが、いわゆる金沢の中心地=香林坊・片町地区にありました。でも、外観はかなり地味で、よ〜く見てないと通り過ぎちゃうような感じで、内部もライヴハウスにしては殺風景ていうか、サッパリ風味って言うか、そんな感じ…。
1. CRAZY DAYS CRAZY FEELING
2. SI・GE・KI
3. USODARAKE
4. 安眠棒
5. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
6. WHISKY&UNUBORE
7. SUGER MAN
8. 開戦前夜
9. METAL FICTION
10. WATER FRONT
11. COLD SUMMER
12. RIFF MAN
13. This is NORANEKO
14. MABOROSHI IN MY BLOOD
15. IKASAMA LOVE
16. Don't Beat
17. COLD BEAT
18. TOBIZARU
19. FRIDAY NIGHT
20. 半透明少女関係
EN1. Good Taste
EN2. KIMOCHI
ステージのブルー暗転状態が意味ないほど明るい客電が落ちると、登場したのはひなっち一人。
エフェクターのツマミを中腰で操作しながらのベースソロに続いて、他の3人が登場し、『CRAZY DAYS〜』へ。このところやっているヒップホップ色の強いアレンジでしたが、ノッケから〈加賀っ子〉の盛り上がりは物凄く、開演前には比較的おとなしく感じられただけに、そのギャップに驚きました。切れ目ナシで、やや久々の『SI・GE・KI』。ヒートアップするフロアに呼応して、気合の入った演奏でした。そのテンションで『HIMITSU GIRL'S〜』まで走って、一旦チューニング・ブレイク。
次は何かな〜って思ってたら、なんと『WHISKY&UNUBORE』じゃないですか!ワンマンの6曲目にこれが来るのは極めて珍しいので、それだけでも新鮮でしたが、演奏がまた予想以上に凄かったんです!
特に中盤「割れて飛び散るワンカップ」以降の部分では、各パートに新しいフレーズが追加されての超ロングセッション!まさに音の塊が突き刺さってきました。向井さんが、バスドラ横のアンプに登ってギターを掻き鳴らし、メンバーがギュッと中央に固まっての演奏は凄まじく、改めてこの曲のライヴパワーを思い知らされました。
凄絶な『WHISKY&UNUBORE』に続いての『SUGER MAN』は、曲の持つ即興性を更に活かした演奏で、今回のツアー初期に比べて、緊張と緩和の起伏がより強く感じられ、ライヴヴァージョンとして格段に進化してると思いました。
ここまでの流れを自然に受けた感じで『開戦前夜』から『METAL FICTION』を経て『WATER FRONT』に至るという展開は、この日のセットリストの大きな妙味だと思いました。ニクイっ!
後半のスタートが『COLD SUMMER』っていうのも、なかなか新鮮ですけど、少しクールダウンしたフロアは、これで一気に活気付くという絶妙の構成には脱帽です。
この日の〈加賀っ子〉は、とにかくパワフルで、『RIFF MAN』あたりの一体感は最高!続く『This is NORANEKO』でも、フロア全体が「まっくろけっけの!」と大声で参加。好きだな〜、こういう雰囲気。
『Don't Beat』では、男子一人をステージに上げ、向井さんがブレイクダンス風の変な踊りを踊って真似させるパフォーマンスで会場を盛り上げます。
『FRIDAY NIGHT』は、もうすっかりダンスチューン。フロアも「フラ〜イデ〜ナ〜イッ」と大合唱で盛り上がり、エロいベースも、狂ったギターも、タイトなドラムも大きな渦となってうねりあがりました。
これで本編終了かと思ったら、なんと向井さんは再びギターを手にして『半透明少女関係』のイントロを弾き始めるじゃないですか!もちろん場内は超盛り上がり、メンバーもすっごく楽しそう。
嬉しいことに〈お祭りビート〉付で、いつもの「らっせ〜らっせ〜らっせ〜ら」「えじゃないか、えじゃないか、え〜じゃないか」に続いて「金沢わっしょい」が追加され、やがて「わっしょい、わっしょい」とだんだん速くなっていくパターンで、もうマジ楽しかった(^o^)
本編だけでもメッチャ充実してたわけですが、この日は、更に素敵なプレゼントが!アンコールの1曲目で『Good Taste』を演ってくれたんです!おそらく、今回のツアーでは初めてなんじゃないかなあ…。わかんないけど…。とにかく、ずっとライヴで聞きたいなあって思ってたから、超嬉しかった(^o^)。ちょっと笑えるけどカッコいい演奏でしたよ〜♪
―――そんなこんなで、遠路はるばる来て、マジ良かったです!
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