ZAZEN BOYSを中心とした向井秀徳作品に関するコメントやライヴレポなどを書いております。
Live Report #76 :新潟(071226)
2007.12.26 新潟CLUB JUNK BOX
 
 比較的短い今回の冬のツアー。その中で、今まで欠かさず見ていた宇都宮に都合で行けなかったのがメッチャ悔しかったし…、年内最後のワンマンだし…ということで、極度の金欠病も治らないのに、夜行バスを使って新潟まで行っちゃいました。
 ツアー最終日の新潟は、朝から曇ってて、途中小雨も降ったし、マジ寒(向井さんも「お寒い中、お集まりいただき」って言ってたし…)。でも、ライヴは熱々!
 ホント行って良かった!すっごく良かったんだもん。極貧生活の苦労も報われるってもんです。気分的にはね。
 
 1. SUGAR MAN
 2. RIFF MAN
 3. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
 4. HARD LIQUOR
 5. SI・GE・KI
 6. DARUMA
 7. NABE & SADA
 8. YUKATA
 9. This is NORANEKO
 10. TANUKI
 11. WHISKY&UNUBORE
 12. 開戦前夜
    (including”HEART OF THE SUNSHINE”&”LONELY HERAT”by YES)
 13. USODARAKE
 14. MABOROSHI IN MY BLOOD
 15. IKASAMA LOVE
 16. WATER FRONT
 17. I Don’t Wanna Be With You
 18. The City Dreaming
 19. COLD BEAT
 20. FRIDAY NIGHT
 EN1. KIMOCHI
 
 まずは、渋谷同様『SUGAR MAN』からグサリと切り込んでのスタート。くだらん日常は、音のメスで引き裂かれて行きます。
 新アレンジの『SI・GE・KI』は、向井シンセに、カシオマンがファズを掛けたギターを被せていく構造で、悪魔的な空気があり、とっても魅力的です。
 ブレイクの緊迫感と、即興性の高い高揚感を味わえる名曲『DARUMA』では、吉田氏のベースから目が離せません。加入当時に比べて、演奏の自由さが格段にアップしており、そうなったことで、よりZAZEN BOYSらしい幅のあるプレイが実現してるんです♪
 『YUKATA』から〈夏祭りつながり〉で『TANUKI』を久々に聞けたのも嬉しかったな!こういう〈祭囃子系〉の曲って、ZAZEN BOYSの魅力のひとつだと思うから「リストに入れてくれてありがとう」って感じです(^o^)
 この日も『WHISKY&UNUBORE』は凄かった!やっぱ個人的には、ライヴで必ず入れて欲しい曲のひとつだな〜。ゾクゾクしちゃいますよ、まったくもうっ!
 そして前回ビックリした『開戦前夜』。もちろん演奏も、挿入されたYESのカバーも最高だったけど、この日は、新たなサプライズが…。
 ”HEART OF THE SUNSHINE”に入る前のインプロで、向井さんはフロアから一人の女子をステージに上げて、タオルで目隠しをするとキーボードを弾かせるんです!(最初だけ向井さんが彼女の腕を持ってフォロー)
 さらに、今度は男子を一人上げて、ギターを持たせて弾かせました。彼は、たまたまギターやってたのかわかんないけど、なかなかナイスな即興で応えて、メンバーも笑いながらリズムを刻み、これこそ〈MATSURI SESSION〉な楽しい時間でした☆♪
 今までより夜の空気が増した感じの『WATER FRONT』に続いて演奏された『I Don’t Wanna〜』は、超ロングプレイ。たぶんAXより長かったと思うけど、終盤に行くに従って、どんどん狂気を帯びてく気がして、とっても良かったですよ〜。
 さらに、デジタルとアナログの集合体のような新しいグルーヴ感がたまらない『The City Dreaming』、何度聴いてもスリリングかつ一緒になれる『COLD BEAT』、クラブに殴り込みを掛けてるような気分になる『FRIDAY NIGHT』と、「これでもか」と言わんばかりに繰り出して、本編は終了。
 アンコールに応えての『KIMOCHI』からは、じゅうぶんに熱いKIMOCHIが感じられました。
 
 終演後、出てきたスタッフやメンバーと挨拶を交わせましたが(向井さんとだけは、行き違っちゃった…(x_x);)、松下さんは、自分の持ってた缶ビールを俺の持ってた缶ビールにカチンと当てて「乾杯」って言ってくれたんですよ!めっちゃ嬉しかったです(^o^)
Live Report #75 :AX(071212)
2007.12.12 SHIBUYA−AX
 
 いよいよ待望のツアーが始まりました!その関東圏初日は、おなじみ渋谷のAX。平日のせいもあって、開場時間前には人の出足も遅かったですけど、開演の19:00には、人の熱気で溢れていました。
 向井さんって、たまに「コンサートにお越し頂き」とか「コンサート」っていう言葉を使いますよね。この言葉、「ライヴ」っていう単語に比べると「演奏会」って感じの強い言葉のような気がしますけど、この日のライヴは、まさに「じっくり演奏を聴かせてもらった」―――そんな濃厚なライヴでした♪
 
 1. SUGAR MAN
 2. RIFF MAN
 3. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
 4. HARD LIQUOR
 5. SI・GE・KI
 6. DARUMA
 7. NABE & SADA
 8. WATER FRONT
 9. YUKATA
 10. This is NORANEKO
 11. WHISKY&UNUBORE
 12. 開戦前夜
  (including“Heart of the sunshine”&“Lonely Heart” by YES)
 13. 安眠棒
 14. USODARAKE
 15. MABOROSHI IN MY BLOOD
 16. IKASAMA LOVE
 17. COLD BEAT
18. FRIDAY NIGHT
 19. I Don’t Wanna Be With You
 20. The City Dreaming
 EN1. KIMOCHI
 
 まずは、静かな空気の中に狂気が潜む気合の入った『SUGAR MAN』からスタート。この曲から始まるの好き〜(^o^)。
 1曲づつ盛り上がっていく会場と共にうねり上がって、超久々な『SI・GE・KI』。しかも大幅にアレンジが変わっていたんですが、エネルギーを発散させずに内包してるみたいな感じで、個人的にはツボでした!
 そしてSingleからの『DARUMA』へ。ライヴを重ねるごとに重厚になってきたこの曲、ぐいぐいと引き込まれました。
 アーバンな『NABE & SADA』の後、かなり久しぶり(吉田さん加入後だと、初めてかも)な『WATER FRONT』。ギターのカッティングなどアレンジが少し変わってて新鮮で、とっても良かったです。
 しかし、この日は、そんなことで驚くのはまだ早いんです。
 まずは、向井さんがギターに戻って久しぶりの『YUKATA』。この曲、大好きなんで嬉しかった〜(^o^)。
 続いて、これも超久々&吉田氏加入後初演奏の『This is NORANEKO』。気分はもう、ニャ〜ニャ〜ニャ〜(笑)
 さらに更に、そろそろやってくれるんじゃないかと密かに期待してた『WHISKY&UNUBORE』。カッコ良かった〜!やっぱ、この曲、最高だわ♪。向井さんは、前半「五号瓶〜」などのレスポンスを制したりと、全体を通して指揮者ぶりを発揮してましたが、それもGood!
 そして、まさにこの日の大目玉とも言える『開戦前夜』。大大大好きな曲だけど、ず〜っとやってなかったから、まさかやってくれるなんて予想もしてなかったので、まずはビックリ!そしてウットリ。感動しながら聴いてると、中盤のインプロ部分になりました。しばらく、アバンギャルドな即興が続いて、もう素晴らしくて夢中になってたら、突然YES『Heart of the sunshine』のフレーズが!うわあ〜って感じで、鳥肌モン。めっちゃカッコいいの!そしたら続いて『Lonely Heart』へと流れ込むじゃないですか!しかも、向井さん、英語で歌ってます♪洋楽のカバーは超久々ですけど、とっても楽しかった〜(^o^)。そして、何事もなかったかのように再び『開戦前夜』へ戻っていきました。
 大好きな曲を、全く予想外に演奏してくれただけでも最高なのに、それに加えて数々の素晴らしいオマケが付いてて、ほんとにほんとに幸せでした〜☆☆☆
 
 でも、まだまだこれから後半っすよ。めっちゃ贅沢!『USODARAKE』も、なにげに久しぶり。これもアレンジが少し変わってて良かったです。
 『COLD BEAT』『FRIDAY NIGHT』と来たから、一瞬「あれ?」って思っちゃったけど、発売されたばかりのSingle曲をやらないはずないですよね。最終盤に持ってきたんですね。
 音源もいい『I Don’t Wanna Be With You』では、途中でカシオマンのサンプラーが接触不良になって、心配しちゃいましたが、なんとか直りました。良かった〜。
 そして、本編の締めは『The City Dreaming』。聞くたびに良くなってる曲ですけど、カシオマンがギターに戻ってからの後半が、この日は濃かったですよ〜♪向井さんは、途中から「Oh My City」の部分でコール&レスポンスを求め、ウチらも大声で応え、ライヴならではの渦がうながりあがって最高でした!
 
 短い冬のツアーは、まだ始まったばかりですけど、吉田氏が入った新体制での、この段階での集大成みたいな凄く濃厚な、そして「聴かせる」コンサート・ライヴに、最前で参加できた俺は、とってもとっても幸せです☆☆☆あ〜あZAZEN BOYS好きだよ〜〜♪
Live Report #74 :club asia(071201)
2007.12.1 渋谷 club asia
 
 初登場のCYCLONEに続いて、2夜連続でZAZEN BOYSは渋谷の町にやって来ました。この日は、深夜、しかもクラブ―――。こんな状況だけでもワクワクするじゃないですか。渋谷の中でもクラブが多い道玄坂・円山町地区にある店で、23:00オープンのイベント。当然、客層はチョイ高め。うん、まさにアダルトな夜の条件バッチリっすね(^o^)
 店内は、DJフロアとライヴスペースと飲食フロアみたいなのが複雑に入り混じってるんですが、まあいわゆるメインのダンスフロアにライヴステージがあり、やっぱ普通のライヴハウスとは違った雰囲気です。
 この日のライヴ出演は、もう一組WRENCHがありましたが、ZAZEN BOYSは先攻。実際にライヴが始まったのは、深夜0:50頃でした。
 
1. SUGAR MAN
 2. RIFF MAN
 3. DARUMA
 4. I Don’t Wanna Be With You
 5. KIMOCHI
 6. COLD BEAT
 7. FRIDAY NIGHT
 
 クラブでの演奏だから、なんか珍しいセットリストかなとも思ったんですが、それは考え過ぎで、前夜のリストを短縮した感じの曲順になっていました。
 でも演奏は、やっぱ夜っぽかった…ってゆうか、店の空気と素敵な相互触媒となっていました。当たり前だけど、照明がクラブっぽいから、それもね。
 新しいSingleからの2曲は、この日も具だくさんで、トリップさせてくれました☆☆
 その後に『KIMOCHI』が来たのは意外だったけど、この日の演奏は、クラブというちょい異境な空間に、まさにライヴハウスな〈KIMOCHI〉をブチ込んだ挨拶状のような鬼気迫るプレイで、圧倒されました。
 そして、『KIMOCHI』のエンディングから切れ目ナシで『COLD BEAT』へと流れ込んでいくという展開も新鮮だったな〜。俺、クラブのフロアいっぱいに届けとばかり「COLD BEAT!」のレスポンスを叫んじゃった(^o^)
 
 発売された音源、マジでめっちゃイイっすよね♪。それを引っ提げて、これから始まる冬のツアーがますます楽しみになった連夜の渋谷でした!乾杯っ☆
Live Report #73 :CYCLONE(071130)
2007.11.30 渋谷 CYCLONE
 
 久々のNew Single発表に先駆けて、ZAZEN BOYSとしては初めてのハコでのライヴがありました。このライヴハウス10周年を祝うイベントの最終日への参加で、対バンはCOCOBAT。
坂の途中の地下にあるこのハコは、俺にとっても初めてでしたが、見た感じキャパは250人ぐらいの小振りなライヴハウスで、フロアと密接した好きなタイプの空間。入っただけで、なんか嬉しくなっちゃいました。
 
 1. SUGAR MAN
 2. RIFF MAN
 3. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
 4. DARUMA
 5. NABE & SADA
 6. I Don’t Wanna Be With You
 7. The City Dreaming
 8. COLD BEAT
 9. FRIDAY NIGHT
 
 ライヴは『SUGAR MAN』から始まるという、ちょっと久々の展開。大好きな曲ですが、吉田一郎氏が加入してからは初めて見る演奏で、そんなレアさも含めて、この曲の不思議な魅力を堪能させてもらい感動しました。
 そして中盤の、いわゆる〈レコ発コーナー〉が凄かった!―――とにかく4曲とも、今までのライヴ以上に熟成し、かつインプロ要素もふんだんに盛り込まれた密度の濃い演奏だったんです♪♪♪
 ロングヴァージョンでの『DARUMA』は、そのスリリングな展開にわくわくしたし、「Yea Yea Yea Yea〜」という声が加わった『NABE & SADA』もオシャレでした。
 「まもなく発売されますので、念頭に置いておいて、店頭にお越しください」みたく紹介されたタイトル曲『I Don’t Wanna Be With You』は、たぶん12〜3分はあったと思われる超ロングヴァージョン!次々と繰り出される音の遊びと楽器同士のせめぎあう即興性に酔いしれました。
 そして『The City Dreaming』。これも今までと違って、後半はカシオマンがギターに戻って演奏する長尺(曲全体の構成は、発売された音源のパターン)に。これまた超カッケ〜!もうすっごく良かったっす☆
 
 もちろん終盤の2曲もカッコよくて、盛り上がったけど、やっぱこの日の目玉は中盤だったと思います。
 向井さんは、自身のサイトで、新しいSingleを「ライブで鍛え上げた4曲を、さらにスタジオで磨き上げ練り上げついに完成!!」と紹介していますが、〈練り上げた〉作品が、さらに更に〈練り上がって行く〉さまを見せ付けられ、も〜う最高でした!マジでビンビンキちゃいました♪ヤバい、ヤバ過ぎる〜〜☆
Live Report #72 :法大(071104)
2007.11.4 法政大学多摩キャンパス
 
 おそらくバンドとして関東圏での学園祭参加は、2005年の駒大以来だろうと思われるレアな学祭出演がありました。しかも、なんと我が母校の法政大学っすよ!マジで運命感じちゃいました〜(^o^)…っつ〜わけで、卒業以来超久しぶりの多摩キャンパス(俺の学部は、市ヶ谷キャンパスだったんで、マジ超久々)に行って参りましたっ!
 多摩キャンとか言っても、実際は高尾ですからね…メッチャ遠い。電車とバスで遥々辿り着いたキャンパスの高台に組んだ野外特設ステージで、ライヴは行われました。
 
 1. KIMOCHI
 2. MABOROSHI IN MY BLOOD
 3. IKASAMA LOVE
 4. DARUMA
 5. NABE & SADA
 6. THE CITY DREAMING
 7. I Don’t wanna be with you
 8. COLD BEAT
 9. FRIDAY NIGHT
10. RIFF MAN
 
 無料ライヴとあって、おそらく初めて見る人も多かったんじゃないかと思われますが、ステージ前の広場は人でいっぱい。そんな中、ZAZEN BOYSは、日も暮れかけた18:00頃、トリで登場。
 ギター1本で「貴様に伝えたい 俺のこのキモチを」と緩やかに2回繰り返して、一旦終わりそうなフレーズを弾いてから、後の3人が加わって始まるパターンの『KIMOCHI』からスタート。
 続くアゲアゲの2曲に、仮設の柵が崩壊しないよう必死で逆から支える学生スタッフたち。心で「悪ィ」って思いながらも、やっぱ身体は動いちゃう。仕方ないよね。
 とっぷり暮れた野外ステージで聞く『THE CITY DREAMING』はオシャレな気分。切れ目ナシで『I Don’t wanna be with you』を演奏したあと、この曲が12月にシングルとして出る告知をした向井さん、「どうぞお手元にお手持ちください」だって(笑)
 曲を知ってる人の割合はわかりませんが、『COLD BEAT』のコール&レスポンスでは、でっかい声がキャンパスに響いてて気持ち良かったな〜(^o^)。そんな空気は、最後の2曲でも止まらず、アンコールを求める拍手も長く続いてました。
 再登場はなかったけど、ステージとの距離が近い学祭ならではの野外ライヴは最高でした♪しかも母校で!―――ZAZEN BOYSメンバーと共に、ライヴを企画してくれた後輩の実行委員たちにも乾杯っ☆

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Last Updated: 2024/4/13 Sat.

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