2008.1.14 横浜 BLITZ
向井さんのサイトで「☆2008年一発目のMATSURI SESSION」と告知されたライヴが、横浜でありました。ZAZEN BOYSとしてこのハコに出るのは初めてですね。
この日は、メッチャ寒かった。何度あったか知らないけど、とにかく寒い!そんな日は、向井さんでなくてもラーメンが食べたくなりますね。新年初ワンマンは、ラーメンが大活躍?のライヴとなりました(笑)
1. SUGAR MAN
2. RIFF MAN
3. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
4. HARD LIQUOR
5. SI・GE・KI
6. DARUMA
7. NABE & SADA
8. WATER FRONT
9. YUKATA
10. This is NORANEKO
11. TANUKI
12. CHIE chan’s Landscape
13. USODARAKE
14. MABOROSHI IN MY BLOOD
15. IKASAMA LOVE
16. I Don’t Wanna Be With You
17. The City Dreaming
18. COLD BEAT
19. FRIDAY NIGHT
EN1. 開戦前夜
(including”HEART OF THE SUNSHINE”&”LONELY HERAT”by YES)
EN2. KIMOCHI
ナイフのような『SUGAR MAN』でスタートしたライヴ。今回のレポは、個人的に特に注目した曲をピックアップする形式で書いてみます。
まずは『SI・GE・KI』。数回前からアレンジが変わったことは報告しましたが、その新しい雰囲気を醸し出している大きな原因に、カシオマンのギターがあります。エフェクターでトレモロののリヴァーブを掛けて演奏しているみたいですが、その音で単一コードを繰り返すことにより悪魔的な雰囲気が出てると思うんです。いいっすね!
次に『WATER FRONT』。これもアレンジが変わっています。大きな違いは、後半の「何かに取り憑かれたように笑い続ける 一晩中」と繰り返し歌う部分がなくなり、その代わりに「Water Front」のみを繰り返しつつ曲が狂ったように「うながり揚がって行く」点です。
そして、この狂気を醸造する大きな原因に、ベースとギターのバトルがあります。吉田さんは、首を斜めに曲げる独特のノリ方で、パーカッシヴにベースを操りながら恍惚としていき、それに対抗するかのように吉兼さんは、エフェクターに搭載されたワウファズペダルを踏みながら揺れ狂って行く。そんな二人を、冷静だが熱いドラムスとシンセが挟み込む。―――こんな感じ。わかるかなあ?とにかくめっちゃカッコいいんですよ☆
次は、ちょい久しぶりにやった『CHIE chan’s〜』。後半にあるカシオマンをフィーチャーしたギターソロ的部分に、向井さんが絡むんですけど、この時、向井さんは後ろ向きになって弾いてたんですね。それは、なんか「1ギタリスト」に戻ってギターのみに専念してる感じで、凄く良かった。響いてる音も「ここはギターを聞いてくれ」って感じでグッときました♪
そして『COLD BEAT』。前回に続いてコール&レスポンスがなかったんですが(『The City Dreaming』は、短いけどあった)、その分、集中度が増して演奏が研ぎ澄まされた感じでカッコ良かったです。
アンコールの1曲目が『開戦前夜』だったのは、「今日はやらないのか〜」と思ってただけにビックリ&嬉しかった!この日は、YESに入る前のインプロで、固定のフレーズを繰り返す実験がされてて、絶えず新しくしていく姿勢に感動しました。
最後に、演奏ではないんですけど、向井さんの「ラーメン本パフォーマンス」(笑)。写真にある『最新ラーメンの本 2007-2008 首都圏版』というムックが大活躍しました。
最初の登場は、『IKASAMA LOVE』。中盤でカシオマンが同じフレーズを何度もカッティングする部分で、いつもはわざと煙草を吸ったり、ビールを飲んだりする向井さんが、このムックをアンプの上から取って読むというパフォーマンス。まぬけで最高!次の『I Don’t Wanna〜』でも、中盤に一旦キーボード弾くのを休んで読んでました。そして、最後は、『KIMOCHI』の後半、弾きながら持ち、勢い余ってムックをフロアにぶん投げちゃいました!笑ったな〜(^o^)
さて、いくつかピックアップしただけでも見所聞き所満載のライヴでしたが、最後の挨拶で向井さんは「3月ぐらいからレコーディングに入ります。そのためアメリカに行きます。4月は、日本にいませんので、MATSURI STUDIOに来てもおりません」みたいなコメントを…。つまり5月以降までライヴはないってことですよね(x_x);。でも、それだけに、この日、素晴らしいライヴを共に出来たことが嬉しかったです!
向井さん、カシオマン、敦さん、吉田さん。気を付けて行ってきて下さいね!そして、ウチらがドギモを抜くようなアルバムを届けて下さい!行ってらっしゃ〜い…って早っ(笑)
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