2009.2.10 新宿 LOFT
2日前の豪華対バンイベントに続き、この日のZAZEN BOYSはダブルヘッダー!夕方から映画『少年メリケンサック』公開記念イベントでライヴをした後、深夜に行なわれたダイノジ主催のDRF(ダイノジロックフェスティバル)連動イベント“極(キワメ)ジャイアンナイト”に参加です。
ダイノジさんの話では「LOFT史上最高の動員数らしい」とのことでしたが、メインのライヴフロアがオープンする前からサブステージのあるバーフロアは超満員。サブでは吉本若手芸人による「お笑いライヴ」が開催されており、そっち目当てのお客さんも多かったので、メインでライヴが始まった深夜1時頃には、すんごい人。そんな中行なわれたライヴは、イベント参加という域を超えた空前の超めっちゃ素晴らしいものでした!
1. Idiot Funk
2. Honnoji
3. MABOROSHI IN MY BLOOD
4. IKASAMA LOVE
5. Weekend
6. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
7. DARUMA
8. Asobi
9. I Don’t Wanna Be With You(Drifting Ver.)
10. Sabaku
11. KIMOCHI
12. COLD BEAT
13. RIFF MAN
ダイノジさんの呼び込みで登場したZAZEN BOYS。まず『Idiot Funk』をカマします。シンセのキーを見る敦さんの真剣な表情から感じる殺気めいた空気に、野太いベースが突き刺さり、向井さんのシャウトも今まで以上に高揚感に溢れていました。この曲の後、近くにいた初めて見るらしいお客さんが「カッケ〜」って言ってて嬉しくなっちゃいました。
続いての『Honnoji』は、歌詞に入るまでの演奏がキーボードのフレーズが追加されてたりしていつもより長く、そこからも全員の気合と集中がハンパなく高い演奏で、とにかく凄いんです!そして『MABOROSHI〜』から『IKASAMA〜』へと、まさにワンマン並みの展開。
何度聞いても踊りたくなる『Weekend』では、ギュウギュウ詰めのフロアで動きがあんま取れなかったけど、もっと踊りたかったな(^o^)
同じ曲でも、いつもどこか違うのがZAZENライヴの魅力ですけど、この日の『HIMITSU GIRL'S〜』も微妙に違くて目が離せません。
次の『DARUMA』では、「ダルマっ」と言ってからの放置プレイ(笑)で、「タニマっ。ついつい目が行く…谷間」などが飛び出し、笑いを誘ってましたが、演奏が始まると笑うどころじゃないド迫力で、4人の一挙手一投足に目が釘付け。
そして、おそらく過去最長だろう超ロングヴァージョンの『Asobi』へ。いつものように中盤のインプロ部分で、向井さんがシンセを操りながら各楽器に指示を出していくんですが、その指示は無言。向井さんの指や表情をメンバーが読み取って演奏を変えていくわけですが、これが凄い。中には、すぐに伝わらずピッチャーとキャッチャーがサインを交換するような時もあるんですけど、これがまた素敵。
この日は、「バスドラだけ」とか「ベースやめ」とかだけじゃなく、「タイトなベースで掻き回して行け」とか「ギターをファンキーにカッティングして」とかであろう具体的な細かい指示を、もちろん無言で出し、メンバーが応える究極のインプロがたっぷりと展開され、超濃厚な演奏となりました!測ったわけじゃないけど、おそらく15分以上はあったと思う。とにかく最高でした☆☆☆
これだけの長尺を終えたのに、次の『I Don’t Wanna〜』も「砂漠の海を〜」入りで後半からビートが増すチャルメラ入りの〈Drifting Ver.〉をやってくれたのには驚きつつ脱帽!このエンディングから、切れ目ナシでつないだ『Sabaku』も、ライヴ感が増幅されてます。
さらに!『KIMOCHI』では、超久々のフロアからチョイスした女子をステージに上げての「野に咲く」付♪♪&『COLD BEAT』では、ワンマンさながらにコール&レスポンスが盛り上がって超ハイテンションヌ&まったく疲れなど感じさせない全力疾走の『RIFF MAN』で締め〜〜!
登場して始めに「100分やってくれと言われまして…」と向井さんが言ったから、そうとう濃いライヴを期待してましたが、濃いどころかワンマンと言っても過言ではないばかりか、超ド級の凄絶なライヴとなりました!
マジで最高☆100分与えてくれたダイノジさんにも大感謝です。こんな素晴らしい夜に立ち会えてほんと嬉しい!てか、こんな凄いライヴって、そうはないっす♪あ〜超々々良かった〜☆☆☆
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