ZAZEN BOYSを中心とした向井秀徳作品に関するコメントやライヴレポなどを書いております。
Live Report #100 :岐阜(090515)
2009.5.15 岐阜 Club Roots
 
 極めて個人的なことですが、この日、俺が初めてZAZEN BOYSのライヴに参加した日から数えて100本目のライヴ参加になりました!
 最初に見たのが、ソロでクレジットされていたけど実はバンドだったという嬉しい誤算で見た今はなき新宿のRIQUID ROOMでの東京初ライヴ(2003.9.17)だったので、約5年と8ヶ月かかっての100本達成です。これが早いのか遅いのかよくわからんけど、とにかく100本っていうのは嬉しいもんね(^o^)!だから個人的な記念日なんです♪
 
 そんな個人的記念日となった100回目のライヴを、ZAZEN BOYSメンバーも初めて訪れたという岐阜で迎えられた幸せに乾杯しつつ会場に着きました。
 このライヴハウスは、岐阜駅からバス(1時間に2本しかない!)に15分ぐらい揺られて、さらにちょい歩くという場所だけに、開場時間前に待ってる人も少なかったですけど、俺好みのステージ幅が狭くてフロアも小さめのコンパクトなハコ。期待に胸が高まるうち、やがて『マーキームーン』が響きメンバー登場です!
 
 1. SUGAR MAN
 2. Honnoji
 3. Weekend
 4. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
 5. DARUMA
 6. TANUKI
 7. MABOROSHI IN MY BLOOD
 8. IKASAMA LOVE
 9. 安眠棒
 10. You make me feel so bad
 11. Asobi
 12. I Don’t Wanna Be With You(Drifting Ver.)
 13. Sabaku
 14. KIMOCHI
 15. COLD BEAT
 16. FRIDAY NIGHT
 17. RIFF MAN
 EN1. Memories
 EN2. Idiot Funk
 
 お蔭様で俺は最前で見ることが出来ましたが、同じく最前列の中央には家族連れらしい4人が陣取っていました(ライヴ後に話し掛けて聞いてみたら、親戚関係にある2組の親子だそうで、1組が父&娘、もう1組が母&息子なんだって)。
 ライヴ中にチラ見すると、父&娘はノリノリで、母様もけっこう楽しそうにノッてらっしゃったんですが、息子さんはイマイチみたいで、てか「?モード」を発信(笑)。
 メンバーもその姿が気になるらしく、特に一郎君なんかは、しきりに息子君に向けて「楽しんでる?」みたいな視線を送ってました。
 ライヴ中、向井さんは何度も「岐阜。初めて来ました」とか「いろんな所でライヴをやって来ましたが、なぜだか知らんが岐阜には来てなかった」みたいなコメントをしてたし、フロアにも例の親子を中心にした独特の「初体験感」が充満していました(もちろんいい意味で)。
 演奏は、もちろん刺激的でカッコよかったし、ちょっと久々の『TANUKI』もあったし、『安眠棒』ではフロアに手拍子を求めるという新しい試みがあったりとか、細かく書こうと思えば書けるけど、この日はそういうディテールじゃなくて、全体の空気感の良さをなにより伝えたいんです。
 その代表選手は、やっぱ例の親子。娘選手(たぶん中学生ぐらい)は、ほとんどの歌詞を口パクで辿りながら小さな手を大きく挙げて応援していて、お父さんも一緒に踊って楽しそう。息子君(たぶん小学生)も「?モード」ながら彼なりに楽しんでるのがわかるし、お母さんはニコニコしてて、一郎君が息子君を見ると、娘選手は「ほら、見てるよ」って感じで息子君の頭を撫でる―――そんな微笑ましい姿が、メンバーに、そしてフロアに伝わって、演奏も「初めての皆さんに心を込めて贈ります」みたいな気持ちがすんごく伝わってくる最高にキモチいいライヴだったんです。
 
 終演後、例の親子たちに思わず「みなさんが楽しんでる姿に感動しました」みたいな御礼を言ったら、みんな明るく応えてくれました(^o^)。そして、着替えて出てきたメンバーに記念日のことを話したら、みんなニコニコ応えてくれたし、本当に本当に忘れられない100本目になりました!ZAZEN BOYSの皆さん、スタッフの皆さん、岐阜に集まった皆さん、本当にありがとうございます!そして、これからもよろしくお願いします!乾杯っ×100☆
 
Live Report #m-21 :所沢(090510)
2009.5.10 所沢航空公園 野外ステージ
 
 いわゆるGW後半は雨が続きましたが、期間を過ぎて暑さが戻り、絶好の野外フェス日和となった日曜日。気持ちのいい青空の下、 “とぶ音楽祭”への参加で向井さんのソロが行なわれました。
 
 1. CRAZY DAYS CRAZY FEELING
 2. Delayed Brain
 3. KIMOCHI
 4. The Days Of NEKOMACHI
 5. WATER FRONT
 6. Asobi
 
 開場前からピクニック気分でしたが、野外ステージの中に入ってからもキモピい〜い気分は続き、初めて見るバンドも飲みながら楽しんじゃいます。向井さんの登場は4番目。久しぶりに麦藁帽子を被った夏姿の向井さんは、これまたアコエレでは久しぶりにアコースティックを持って登場しました!やった〜!
 会場から拍手や声援が飛ぶ中、自らサウンドチェックをする向井さん。夏姿がキマッてましたよ(^o^)。
 先日は途中で引っ込めちゃった『CRAZY DAYS〜』を夏っぽくカマし、『Delayed Brain』では「こんがらがらがら」コール&レスポンス(笑)あり。会場も気分よく応えていて向井さんもゴキゲンな感じでした。
 『KIMOCHI』も久々にアコギで聞くと、また味があって絶品です。てか、やっぱアコースティックいい!向井さんの魅力が倍増なんだな、これが☆
 今回は、シンセでの『Asobi』以外の5曲すべてがアコースティックだったんで、すんごく新鮮だったし、アコエレでのアコギ復活を強く願った気分のいい野外フェスでした♪
Live Report #m-20 :GOODMAN(090423)
2009.4.23 秋葉原 CLUB GOODMAN
 
 今年見るのは2回目となるアコエレ。どらビデオ氏としのきゆうこ氏の共同企画イベント“宇宙旅行”の〈特別編〉への参加でした。
 まず1番手として国府達矢+FRATENN(ドラムスが、ビデオ氏のご子息)の演奏。次に、千住宗臣さん&どらビデオこと一楽儀光さんの2人ユニット「1001」による映像を駆使したツインドラムの圧巻パフォーマンスがあり、向井さんはトリでした。
 この日、とてもゴキゲンな感じだった向井さんによるライヴは、こんな流れでした。
 
 1. 感覚的にNG
 2. CRAZY DAYS CRAZY FEELING〜Delayed Brain
 3. KU〜KI
 4. YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING
 5. 夏は来ない
 6. 夏のユーレイ
 7. The Days Of NEKOMACHI
 8. WATER FRONT
 9. Asobi
 
今回も、アコギは登場せず、まあシンセエレ?。ギターによる『感覚的にNG』は、ドラム対決後の熱い空気を一旦冷ますかのようにフロアに染み渡ります。
 続いて『CRAZY DAYS〜』のイントロを弾き始め「まっ赤っ赤に燃える」と言い始めたんですけど、すぐ歌詞が「こんがらかってる」状態になり(わざとかも?)、速攻『Delayed Brain』に切り替えました。
 アコエレ名物の『KU〜KI』『YOUNG GIRL〜』と続けた後、「まだ5月になるかならんかですが、もう夏の匂いがしますね」みたく言って「そんな夏にちなんだ曲を聞いて下さい。『夏は来ない』って言う曲ですが、これ私が作ったんですね。なんなら検索してみて下さい」みたいなコメントをして久々の演奏。(たぶん俺が聞くのは、九段会館ワンマン以来だと思います。)
 続いて、「墓場に幽霊が出た。気のせいかもしれないが、子供たちはションベンをチビッてる。そんな夏祭りの風景」みたいな内容の『夏のユーレイ』。これ聞くの超々久しぶり〜!
 レアな2曲に酔いしれた後は、エフェクターとの競演『The Days Of NEKOMACHI』をカッコよく決め、『WATER FRONT』で手拍子を求めて盛り上がった後、キーボードをステージの中央に移動させます。
 そして生ビールをおかわりして、まさに「遊び心」満載の『Asobi』に突入。途中、シンセのツマミをいじって音色を変化させながら独特の妙な表情をしつつ、「顔。自分が今どういう顔しとるか、よくわかる」などご機嫌コメントを飛ばして長尺の演奏を終えました。
 うん、めっちゃ楽しかった♪やっぱソロはソロでいいよなあ〜☆ほんと素敵なアーティストですよね!
Live Report #99 :AX(090329)
2009.3.29 SHIBUYA−AX
 
 いよいよ始まった今年最初のワンマンツアー!その口火を切って行われたAXでは、初めて発売されたライヴDVDも物販に並べられ、場内も前売SOLD OUTで超満員。そんな熱い空気に呼応して、極々のライヴが展開されたのであります♪
 
 1. Memories
 2. Honnoji
 3. Weekend
 4. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
 5. DARUMA
 6. BRAIN CONSTRUCTION
 7. MABOROSHI IN MY BLOOD
 8. IKASAMA LOVE
 9. 安眠棒
 10. Tombo Game
 11. Asobi
 12. I Don’t Wanna Be With You(Drifting Ver.)
 13. Sabaku
 14. KIMOCHI
 15. COLD BEAT
 16. RIFF MAN
 EN1. Ichiro’s Dream
 EN2. Idiot Funk
 
 ライヴは、『Memories』からという珍しいスタートで幕開けです。「おっ」って思ったけど、新鮮だし改めてライヴならではのキレがあって良かったです(^o^)。そして圧巻の『Honnoji』からの息も付かせぬ展開に踊ることさえ忘れて(てか踊れないぐらいフロアがギュウ詰めだったけど…)見入ってしまいます。
 この日最初のサプライズは、『DARUMA』でうながり上がったテンションに乗って『BRAIN CONSTRUCTION』を久々に演奏してくれたこと!まさに加速した音の車が超高速で天空に舞い上がるかと思うほどの迫力で、全員が「これでもか」と言わんばかりに狂い、楽しみ、「ロックトランスフォームド状態」になっていて、最高でした☆☆
 バスドラ中心のタイトなアレンジで超カッコよくなった『安眠棒』は、身体の奥までズンズンとビートが響いて快感♪
 そしてその後に次のサプライズが。なんと続いて超々々久しぶりの『Tombo Game』をやったんすよ〜!
 最初、向井さんは「う〜ん、違うな」的なユーモア混じえたアクションでギターの音質を何度もチェックしていましたが、その音がやがてイントロに変わり、曲が始まりました。元々フリージャズ的な要素の強い曲ですけど、この日はよりジャジーになってて、MATSURI STUDIOで曲が出来上がっていく様をステージで見せられたような感じもありつつ、かつ妖しくもビリビリ来る魅力に溢れていて、マジ俺の脳内電気はシビレまくりでした☆☆
 その後、セッション度数120%で向井さんのバンマスぶりが楽しめる『Asobi』と長尺の『I Don’t Wanna〜』を、た〜っぷり味わい、すっかり音源を忘れちゃうぐらいナマっぽくなった『Sabaku』を堪能した上で、さらにまだ『KIMOCHI』以降の充実した3曲があるんだもん。ZAZEN BOYSのライヴに来ない人は、マジでもったいなさ過ぎっすよ!まだ見てない方は、マジ来なさいませ〜。
 すんごい手拍子に応えて再登場したのは、師匠の向井氏と弟子の一郎君(笑)。『Ichiro’s Dream』で師弟の心温まる立ち姿に感動した後は、凄絶なライヴの後の2次会みたいなテイストで『Idiot Funk』を演奏し、ツアー初日は幕を閉じました。
 
 今回のツアーも、もちろん出来るだけ何ヵ所か行くつもりだけど、そんな気持ちを倍々増させてくれた濃厚で最高でめっちゃすんばらしいライヴでした☆☆☆♪
Live Report #98 :LOFT(090210)
2009.2.10 新宿 LOFT
 
 2日前の豪華対バンイベントに続き、この日のZAZEN BOYSはダブルヘッダー!夕方から映画『少年メリケンサック』公開記念イベントでライヴをした後、深夜に行なわれたダイノジ主催のDRF(ダイノジロックフェスティバル)連動イベント“極(キワメ)ジャイアンナイト”に参加です。
 ダイノジさんの話では「LOFT史上最高の動員数らしい」とのことでしたが、メインのライヴフロアがオープンする前からサブステージのあるバーフロアは超満員。サブでは吉本若手芸人による「お笑いライヴ」が開催されており、そっち目当てのお客さんも多かったので、メインでライヴが始まった深夜1時頃には、すんごい人。そんな中行なわれたライヴは、イベント参加という域を超えた空前の超めっちゃ素晴らしいものでした!
 
 1. Idiot Funk
 2. Honnoji
 3. MABOROSHI IN MY BLOOD
 4. IKASAMA LOVE
 5. Weekend
 6. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
 7. DARUMA
 8. Asobi
 9. I Don’t Wanna Be With You(Drifting Ver.)
 10. Sabaku
 11. KIMOCHI
 12. COLD BEAT
 13. RIFF MAN
 
 ダイノジさんの呼び込みで登場したZAZEN BOYS。まず『Idiot Funk』をカマします。シンセのキーを見る敦さんの真剣な表情から感じる殺気めいた空気に、野太いベースが突き刺さり、向井さんのシャウトも今まで以上に高揚感に溢れていました。この曲の後、近くにいた初めて見るらしいお客さんが「カッケ〜」って言ってて嬉しくなっちゃいました。
 続いての『Honnoji』は、歌詞に入るまでの演奏がキーボードのフレーズが追加されてたりしていつもより長く、そこからも全員の気合と集中がハンパなく高い演奏で、とにかく凄いんです!そして『MABOROSHI〜』から『IKASAMA〜』へと、まさにワンマン並みの展開。
 何度聞いても踊りたくなる『Weekend』では、ギュウギュウ詰めのフロアで動きがあんま取れなかったけど、もっと踊りたかったな(^o^)
 同じ曲でも、いつもどこか違うのがZAZENライヴの魅力ですけど、この日の『HIMITSU GIRL'S〜』も微妙に違くて目が離せません。
 次の『DARUMA』では、「ダルマっ」と言ってからの放置プレイ(笑)で、「タニマっ。ついつい目が行く…谷間」などが飛び出し、笑いを誘ってましたが、演奏が始まると笑うどころじゃないド迫力で、4人の一挙手一投足に目が釘付け。
 そして、おそらく過去最長だろう超ロングヴァージョンの『Asobi』へ。いつものように中盤のインプロ部分で、向井さんがシンセを操りながら各楽器に指示を出していくんですが、その指示は無言。向井さんの指や表情をメンバーが読み取って演奏を変えていくわけですが、これが凄い。中には、すぐに伝わらずピッチャーとキャッチャーがサインを交換するような時もあるんですけど、これがまた素敵。
 この日は、「バスドラだけ」とか「ベースやめ」とかだけじゃなく、「タイトなベースで掻き回して行け」とか「ギターをファンキーにカッティングして」とかであろう具体的な細かい指示を、もちろん無言で出し、メンバーが応える究極のインプロがたっぷりと展開され、超濃厚な演奏となりました!測ったわけじゃないけど、おそらく15分以上はあったと思う。とにかく最高でした☆☆☆
 これだけの長尺を終えたのに、次の『I Don’t Wanna〜』も「砂漠の海を〜」入りで後半からビートが増すチャルメラ入りの〈Drifting Ver.〉をやってくれたのには驚きつつ脱帽!このエンディングから、切れ目ナシでつないだ『Sabaku』も、ライヴ感が増幅されてます。
 さらに!『KIMOCHI』では、超久々のフロアからチョイスした女子をステージに上げての「野に咲く」付♪♪&『COLD BEAT』では、ワンマンさながらにコール&レスポンスが盛り上がって超ハイテンションヌ&まったく疲れなど感じさせない全力疾走の『RIFF MAN』で締め〜〜!
 
 登場して始めに「100分やってくれと言われまして…」と向井さんが言ったから、そうとう濃いライヴを期待してましたが、濃いどころかワンマンと言っても過言ではないばかりか、超ド級の凄絶なライヴとなりました!
 マジで最高☆100分与えてくれたダイノジさんにも大感謝です。こんな素晴らしい夜に立ち会えてほんと嬉しい!てか、こんな凄いライヴって、そうはないっす♪あ〜超々々良かった〜☆☆☆

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Last Updated: 2024/4/13 Sat.

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