2009.6.28 日比谷野外大音楽堂
夏を前にして毎日天候の変わる日々ですが、高崎で向井さんが「今までは、なんとか降らずにきた」と告知した野音の日は、朝から雨。途中小降りにもなったので、開演時間までには上がるかと思いましたがNG。結局、雨降り状態の中でライヴは始まることになりました。そんなある意味レアな状況下で行われたライヴは、最後には雨を上がらせるパワーを持った凄いライヴになったんです!
1. Ichiro’s Dream
2. Idiot Funk
3. Honnoji
4. Weekend
5. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
6. DARUMA
7. TANUKI
8. MABOROSHI IN MY BLOOD
9. IKASAMA LOVE
10. 安眠棒
11. You make me feel so bad
12. Asobi
13. Free session
14. KIMOCHI
15. COLD BEAT
16. FRIDAY NIGHT
17. RIFF MAN
EN1. I Don’t Wanna Be With You
EN2. Sabaku
始まりを告げる『マーキームーン』流れる中、まず登場したのは向井師匠と弟子一郎。雨の中の来場を感謝する言葉に続いて「バラードを1曲」と告げて久々に『Ichiro’s Dream』を演奏。雨にけぶる夕方の空に、切なくも妖艶なベースが響き渡る感動の幕開けとなりました。
続いて敦&聡の両氏が登場して前に並び『Idiot Funk』。野音は指定座席だから、残念ながら最前じゃなかったけど、その分でっかいPAシステムのスピーカーから聞こえてくる演奏が空中を震わせる感じが楽しめてGood!雨の中、ゾクゾクするようなサウンドが日比谷の森に染み込んでいきます。
その後の演奏は、大幅にアレンジを変えたりはしてなかったけど、雨音を呑み込むような迫力と濡れながら見詰めるウチらに届けようとする熱気がハンパなくて、とにかく次々に鋭く研ぎ澄まされた音の破片が刺さってくる感じで、雨が降ってることなんか忘れちゃうほど興奮しながらライヴに参加していました。
そんな中、この日の超目玉を一つだけあげるとすれば、『Asobi』の後で行なわれたフリーセッションでしょう。今までも、曲の中で即興のセッションを展開したことは何度もありましたが、今回は「フリーセッションをやってみましょう」と言ってから始め、演奏曲の1つとして独立させてやってくれたんです!しかも超々々長〜いの(^o^)
最初、向井さん独特の言い方でカシオマンに曲の雰囲気を伝えます。うなづいた吉兼さんが弾き始めたギターのフレーズに、向井さんがキーボードを重ねていき、その流れを読みつつリズム隊が加わってセッション開始。その後は、もう文字で伝えるのが難しいんだけど、今まで見てきたインプロに比べて、より細かく構成を考えつつ展開してる感じで、向井さんは「全体もっと上げて」とか「ブレイク」とか「もう一回」などの指示を掌をグーにしたりパーにしたりしながらコマメに指示を出します。それだけじゃなく、その間にシンセで音色を変えながら弾いたフレーズをメモリーして、ブレイク後にリロードして、それに反応して他の3人がセッションするなど、とにかく見所・聞き所満載なんです♪♪
何回か一旦終わったかと思わせて別の展開をしてくれたし、終盤は鉄琴系の音色で弾くオリエンタルな雰囲気のフレーズを中心にしたブロックを経て長い長〜いセッションは終了。いや〜、即興の楽しさを満喫&そういうレベル超越してワクワクしまくりで、振り返ってみれば曲としてもすんごく素敵で、ほんと良かった〜!マジ最高☆☆☆
セッション後、向井さんったら何事もなかったかのように「普段は、口でこんなセッションをしとりますが、今日は楽器でやってみました」みたくサラッと言っちゃって、も〜うニクイねっ(笑)
そんな凄いセッションに神様も脱帽したのか、本編終了時には雨も上がって、再登場後のスペシャルな2曲は濡れない状態で迎えることが出来ました(^o^)
…というわけで、久しぶりの野音は、天候だけじゃなく、いろんな意味でレアな凄いライヴになりました〜♪わ〜い、わ〜い!めっちゃ楽しかった〜☆
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