2010.10.24 東洋学園大学 流山キャンパス
前回のライヴから約1ヵ月半―――。その長さをどう感じるかは人それぞれだと思いますが、重度のZAZEN中毒患者の俺にとっては、すんごく長くて、ようやくありつけた待望のライヴ!それが、なんとワンマンのフリーライヴ!嬉し過ぎる〜(^_^)
そんなありがた過ぎるライヴが行われたのは、東洋学園大学の学園祭“鰭鰭祭”。学校は、初めて降りた南流山駅からバスで5分ぐらいの長閑な場所にありました。園内は、1〜2年生用のキャンパスだからなのかわからないけど、アルコール類を一切販売しておらず、持ち込みも禁止という大学祭としては珍しい状況でした。
そんな禁欲的な環境でしたが、体育館にあるステージで始まったライヴは、まさにMATSURIと呼ぶにふさわしい素晴らしいものでした!
1. I Don’t Wanna Be With You
2. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
3. MABOROSHI IN MY BLOOD
4. IKASAMA LOVE
5. Honnoji
6. SEKARASIKA
7. Weekend
8. DARUMA
9. COLD BEAT
10. FRIDAY NIGHT
11. Asobi
EN1. KIMOCHI
EN2. CRAZY DAYS CRAZY FEELING
まず珍しかったのは、飲酒禁止の環境に配慮して向井さんと吉兼さんに用意された缶ビールを白いラベルで包んで、一見アルコールだとわからんようにしてあったこと。そんな白缶を向井さんはぐいと飲み、ライヴが始まりました。
学祭の雰囲気同様に長閑で静かなフロアに、『I Don’t Wanna〜』が染み渡り、少しずつ空気が温まっていくのがわかります。
驚いたのは、体育館という場所のイメージからは想像できないほど音の響きが良かったことです!ステージとフロアは仮設の柵で仕切られていた上、メンバーの立ち居地もいつもより若干奥まっていたんですが、その距離とメインPAスピーカーのバランスが絶妙で、いつもなら最前にいるとモニターからの響きの方が強い印象なのに、今回はミキサーを通したバランスのよい音がすんごくクリアーに聞こえるんです。だから「踊りながらも聞き惚れちゃう」みたいな感じで、めっちゃ新鮮でした。
そんな中での『IKASAMA LOVE』では、中盤の延々とカッティングを繰り返す部分で、向井さんがずっとドラムスの方に向いていたのが、ちょっと珍しかったな…。
絶妙な音響バランスで久しぶりに体験した『SEKARASIKA』は、もう最高に嬉しくて、その気持ちを抱き締めたまま『Weekend』で踊れたからマジ幸せ〜♪
そして、冒頭の遊びを軽めにして、中盤のチャルメラもなかったけど、その分疾走感が増して超カッコよかった『DARUMA』を経てライヴは終盤に向かいます。
学校が都心部から少し遠いせいなのか、せっかくのフリーライヴにもかかわらず体育館に集まった人の数は、けして多いとは言えませんでしたが、そんなことでZAZEN BOYSが手を抜くはずはない!てゆ〜か、むしろ逆に演奏への集中度が増してる感じがして、次の『COLD BEAT』なんかハンパなく凄かったもんね!
中盤、向井さんが指や掌で楽器を操る部分も楽しかったけど、その後にいつも以上にフリージャズっぽいインプロのセッションを繰り返す部分があって、もう言葉に出来ないぐらい素敵だったです☆☆
最後は、『FRIDAY NIGHT』で踊って『Asobi』に酔って本編終了。大きな手拍子に迎えられて再登場したメンバーは、渾身の『KIMOCHI』をブチ込んでくれたばかりか、オリジナルヴァージョンに近い『CRAZY DAYS〜』まで演奏してくれ、まさに至福の時間は幕を下ろしました。
終わった頃には雨が降っていて、肌寒い夜に変わっていましたが、気分はポカポカ。こんな充実したライヴ(しかも全13曲!)を無料で見れたなんて、マジ申し訳ないぐらい贅沢!ZAZEN BOYSのメンバーとスタッフさんだけじゃなく、学園祭実行委員の方々、本当にありがとうございました!
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