2011.5.5 幕張メッセ 特設ステージ
野外から屋内へ会場を移して行われた2回目のJAPAN JAM―――。その最終日にZAZEN BOYSが出演しました。
今回は、3日間の開催でしたが、ステージは一つだけで、ホストアーティストも各7組という少数精鋭の布陣。だから各アーティストの持ち時間も約1時間とたっぷりあって、それだけでも開場前からテンション上がっちゃいました!
さて、今回は、既にフェスの公式サイトで最速のレポがアップされていますので、そこに書かれていないことなどを中心に感想文っぽく書いておきます。
こういうフェスでは、いつもセットチェンジ中に松下さん&一郎君という二人のメンバー自身がサウンドチェックをしていて、それがミニセッション風で楽しみなんですけど、今回は凄い!っていうのは、なんとゲストも含めて全員でやったんです!
前のステージが終了後、すぐにバラバラと7人が出てきて、それぞれにモニターの位置などを確認してから音出しを始めました。それだけでもワクワクしちうけど、さらに「松下さん&一郎君」コンビが『Don’t Beat』を使ったセッション風の音合わせを始めると、そこにサックスやペットなど他の楽器がなにげに絡んで、向井さんなんかちょこっと「Don’t stop the beat」なんて歌っちゃうし、まさに「転換明かり中のミニセッション」って感じになって、もうめっちゃお得でした(^o^)
1. 赤とんぼ(with 坂田明×近藤等則×七尾旅人)
2. COLD BEAT(with 坂田明×近藤等則×七尾旅人)
3. 東京節(with 坂田明×近藤等則×七尾旅人)
4. Rollin' Rollin'(by 七尾旅人 with 坂田明×近藤等則×七尾旅人)
5. CRAZY DAYS CRAZY FEELING(with 坂田明×近藤等則×七尾旅人)
6. お祭りビート(Matsuri)(with 坂田明×近藤等則×七尾旅人)
そんなわけで、今回は最初からゲスト含めた7人編成です。この日登場した他のアーティストが、形やタイミングは違うにせよ「まず自分らで演奏してからゲストを紹介して呼び込む」という展開をしていたのに対し、ZAZEN BOYSだけがノッケから。これって、まさにJAPAN JAMの真髄って感じで、せっかくのレアな企画だけに1曲でも普段できない体験をしたいと思って臨んでる俺とかには最高でした☆☆
ネットで先行配信された『赤とんぼ』は、あの音源でもそうとうアガったけど、幕張ではそこに3人が加わって、しかもライヴなんだから素晴らしいなんてもんじゃなかったっす♪もうヤバ過ぎ〜〜〜っ!
去年のJJでも取り上げた『COLD BEAT』では、中盤のインプロセッションで向井さんが呪文つぶやき(笑)しましたが、その中で「女の股ぐらの奥底にある物体」というフレーズが印象的でした。しかも「それは水」なんだって。
ウェブ配信の付録映像にもあるように『東京節』では向井さんがフロアタムを叩きながら歌いました。→だから、当然ながら向井さんのヴォーカルマイクは奥のドラムセットエリアに移動したわけですけど、そんな立ち位置で歌う姿を見たの初めてだから新鮮でした〜。坂田さんも歌ったけど、楽しそうでしたよ〜(^o^)
最後に『CRAZY DAYS〜』から繋いで演奏された『お祭りビート(Matsuri)』では、いつもの「らっせ〜、らっせ〜、らっせ〜ら〜」「えじゃないか、えじゃないか、え〜じゃないか〜」「わっしょい、わっしょい」の3組が2セットあって(=いつもより長い)、そこに究極のブラス隊が加わってるんだもん、楽しいなんて言葉じゃ表せない至福のお祭りタイムでした☆
|