2011.9.2 渋谷 O-EAST
向井さんがアコエレとして過去2回出演している“風呂ロック”というイベントが吉祥寺の銭湯でありましたが、そのイベントが終了することになったらしく、最後に“FURO祭”というスペシャルライヴを行うことになりました。その第2弾『男湯な日』に、今回はZAZEN BOYSとして出演しました。
まずは、先日福島でのフェスを引っ張った大友良英氏が、タブラ奏者U-zhaan氏とタップの熊谷和徳氏と競演したレアで魅力的なセッションを展開。続いて、「癒し系」的なサウンドのデュオKICELLのライヴ。そして、サブステージでのオオルタイチ氏を挟んで、ZAZEN BOYSはメインのトリでした。
スタッフがサブステージの終了時間を読み誤ったのか(←推測です)、サブでのライヴがまだ2曲残っているうちに、メインステージのセッティングを隠す暗幕が開き、ZAZEN BOYSメンバーがスタンバりました。しかし、サブでのライヴはなかなか終わらず、約10分ほど向井さんら4人はステージ上で待たされるハメに。最初は、各自楽器のチェックをしていたメンバーでしたが、次第に「手持ち無沙汰状態」に。4人の気合いに水を差すことになったら大変と内心ハラハラしちゃいましたが、そこはベテラン、心配ご無用でした(笑)。サブの演奏が終わると拍手を送って、いよいよ演奏開始です!
1. MATSURI “FURO” SESSION
2. RIFF MAN
3. SI・GE・KI
4. Honnoji
5. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
6. Weekend
7. DARUMA
8. COLD BEAT
9. Asobi
さすが大人の対応とはいえ、もしかしたら内心は多少待ちくたびれていたかもしれませんよね。ライヴはそんな推測を吹き飛ばすぐらい凄いすんごい気迫の籠もったセッションで幕を開けました!序盤で向井さんが数回「風呂ロック!」と叫んで始まったセッションは、即興の素晴らしさもさることながら、気迫度数では確実に今までの上位にランクされていい感じの極々で、とにかく素晴らしかったです☆☆
その熱は、次の『RIFF MAN』で一気に上昇し、フロアは完全にZAZEN WORLDに変わりました!続く『SI・GE・KI』も強烈なグルーブを叩き付け、改めて凄い曲だと思った『Honnoji』を駆け抜け、何度も書いてるけど「何食わぬ顔で変拍子を使いながら楽しんでる」シングル曲『HIMITSU GIRL'S〜』を演奏。いや〜、まさに休む暇もない楽器戦隊の攻撃に脳内電気はビリビリしまくりです♪
踊らずにはいられん(笑)『Weekend』を挟んで、序盤軽く遊んだだけで突入した『DARUMA』では、相変わらず「目が点」になっちゃう強烈テクに釘付け!
ここで、ようやくいわゆるMC。向井さんは、過去2回の出演のことに触れた後「ここに大浴場はないだろうが、風呂桶ぐらいあるかと思って来ましたが、ないようですね。あったらひとっ風呂浴びようかと思ってましたが…」と粋なコメントを。
そして、出た〜!久々に聞く大好きな新開発のイントロ!やった〜(^_^)。そう、2本のギターが追い掛けっこする素敵なイントロ付の『COLD BEAT』であります♪―――中盤ブレイク後も、ベースとドラムスの掛け合いを先頭に持ってくる最新版の展開で、いつもは原曲のリフレインとインプロ部分は比較的分化してるんですけど、この日はリフレインをブレイクさせた合間に「はいっ!」「ぱっ!」とかいう掛け声で全楽器を鳴らす部分と、指で各楽器を指定して鳴らす部分を織り交ぜる新趣向(←文章読んでわかるかな〜?)!もうとにかくめっちゃ良かったで〜す☆☆
最後は『Asobi』で、飲み干した缶ビールを後ろに放り投げるほどゴキゲンなテンションを持ちつつムーディーな雰囲気で遊ばせてくれました!
イベントの空気を読んでアンコール再登場はナシでしたが、対バンがあったライヴだったことを忘れちゃうぐらい最高のステージでした〜♪♪
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