2012.8.4 ひたち海浜公園 SOUND OF FOREST
3年連続の出場となった今年のロック・イン・ジャパンは、陽射しの強い15時過ぎに、去年と同じ森のステージへの登場でした。
ご存知のように、今年は4年ぶりに新しいアルバムのリリースと全国ツアーが発表されており、それを直前に控えたフェスのステージだったので、なにかあるんじゃないかと期待して芝生に立ちましたが、予想を上回る素晴しい記念碑的なライヴとなりました!
まず最初の嬉しいプレゼントは、開演時間前に贈られました。フェスでも、トップバッターでもなければメンバー自身がサウンドチェックすることが多いZAZEN BOYSですが、今回もそう。個々のチェックを見てるだけでも、すんごく楽しいですが、今回はタイムテーブルの関係でセットチェンジの時間が長いので、すべてチェックが終わっても本来の出番まではかなりありました。向井さんは「まだ15分以上あるな…」と言って、俺ら芝生側を見渡します。ウチらの熱い拍手に応えて、向井さんがメンバーに軽く指示して、ナムヘビでお馴染みの「無常節」をフィーチャーした『MATSURI SESSION』をしてくれました。
これだけでも充分1曲にカウントできるぐらいの素敵なセッションで、そんな嬉しい逆アンコールに、幸せいっぱいでしたが、プレゼントはこれからです。
1. サイボーグのオバケ
2. ポテトサラダ
3. はあとぶれいく
4. 気がつけばミッドナイト
5. 暗黒屋
6. サンドペーパーざらざら
7. 泥沼
8. Asobi
以上が、この日のライヴ本編―――。どうだ〜っ!って俺が言っても変だけど、言いたい気分です。なんたって、ほとんどが新曲なんだもん!
いやね、サウンドチェックの段階で向井さんのギターがなかったんですよ。「変だな?もしかして?でも、まさかな?」って思ってたんですけど、この日は、なんと最後までギターは登場せず、向井さんはキーボードのみ。俺の記憶では、今までのライヴでたぶん初めてだと思います。これだけでも、かなり凄い!
そして、改めて書きますけど、『Asobi』以外のすべてが新しいアルバムからの新曲!しかも、ご存知の曲中心で組まれることが多いビッグ・フェスのリストでそれやるって、凄くない?うん、ぜったい凄い!(しかも7曲も)
しかもしかも、その中で4曲がライヴ初披露なんですよ。つまり、この日ここにいた俺たちが初体験できちゃったんだもん、もう最高っすよ、マジ♪
では、その初披露曲を中心に書きま〜す。既にウェブ配信されてる『ポテトサラダ』ですが、やっぱライヴだと、絶妙な呼吸とスピード感が違います。
とっても楽しそうに歌詞が愉快な披露済の『気がつけばミッドナイト』をやった後の『暗黒屋』は、タイトルどおりちょっと不気味なテイストの曲。まさにZAZEN BOYSならではの世界観が繰り広げられました。
そして終盤に並んだ『サンドペーパーざらざら』『泥沼』の2曲は、今まで披露したけど採用はされなかった『猫』や『みかん』などの曲で積み上げられたセッションが実を結んだって感じの曲たちで、今後ライヴで様々なインプロ部分と絡んだ展開が期待される曲でした☆☆
この日のライヴは、こういった嬉し過ぎる初体験だけじゃなくて、向井さん自身がめっちゃ楽しそうだったのが印象的でした。珍しく『あっちにあるチケットぴあのコーナーで、(ツアーの)チケットをタダで配ってるらしいです。…噂ですが、…ツイッターの』などとツアチケの販促コメントもあったし(笑)
もちろん他のメンバーからも、新しいアルバムリリース前の高揚感が伝わってくるライヴで、ほんとに最高でした☆☆☆―――早朝からツアーバスで出掛けてフェスに参加して、ほんとに良かった〜(^o^)
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