2012.9.30 仙台 CLUB JUNK BOX
待望のツアーが始まり、出来ることなら全箇所に参加したい気持ちは山々なんですけど、もちろん無理…。でも、やっぱり何箇所かは遠出したい!―――そんなわけで、今回最初の「旅先」に選んだのが仙台です。去年の大震災以降では初めて訪れた東北地方でしたが、ZAZEN BOYSにとっても久々の東北ライヴだし、いろんな想いが籠もったステージになるだろうと期待して臨みました。
1. Honnoji
2. ポテトサラダ
3. サイボーグのオバケ
4. SI・GE・KI
5. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
6. RIFF MAN
7. 電球
8. 天狗
9. はあとぶれいく
10. Weekend
11. You make me feel so bad
12. 気がつけばミッドナイト
13. 暗黒屋
14. サンドペーパーざらざら
15. 泥沼
16. SUGAR MAN
17. WHISKY & UNUBORE
18. KIMOCHI
19. COLD BEAT
20. すとーりーず
21. 破裂音の朝
EN1. 安眠棒(アカペラ)
EN2. Asobi
この日も、いわゆる〈客入れ音楽〉はナシで、しかもピッタリ定刻でメンバーが登場してきました。そして、『Fender Telecaster』のイントロフレーズを4回掻き鳴らし、『Honnoji』からライヴをスタートさせました。微妙に変わったアレンジに向井さんや一郎君が手拍子で加わる序盤から、ぐんぐんあがって1曲目を終え、クールに『ポテトサラダ』へ。
続く『サイボーグのオバケ』では、今回も中盤に「向井さんvsカシオマン」の《パンツ対決》がございました(笑)。「パ〜ンツ」とか「パンツ、パンツ」とか変化する声にギターで応える遊びは、まさにライヴならではの楽しみですね〜(^o^)
ZAZEN BOYSのツアーでは、移動するにつれセットリストが変化するのも楽しみの一つですが、早速この日も入れ替えあり!―――ここまでの流れも東京とは違ってますが、4曲目に新しく『SI・GE・KI』が来ました。妖し気な出だしから、ゾクゾクする終盤まで、まさに「刺激的」な演奏に酔いました♪
必殺の既存2曲に続いて、新しいアルバムからの3曲は『電球』でスタート!前回に比べて少し演奏が馴染んできた感じです。実は細かい手数のドラムスなど見所たくさん!『天狗』も今後の熟成が楽しみ!
久しぶりの『You make me〜』に続いて、またもや向井さんは空トボケたフェイント遊びの後、小さく「1.2.3.4」とカウントして『気がつけばミッドナイト』に。楽器を持たない分、酔っ払い的パフォーマンスが冴えます(笑)
体験するたびにゾクゾクする『暗黒屋』は、どの楽器からも目が離せない至福の時間です♪今回も〈チャルメラ止め〉でした。
次の『サンドペーパー〜』から『泥沼』という流れは、しばらく定番になる予感―――。ギターのファンキーなカッティングとエロいリズム隊がたまらん『泥沼』では、向井さんの「ずぼ〜〜っと」「ずぼずぼ〜」遊びも冴えまくって、めっちゃ楽しい☆
空気を一変させる針のような『SUGER MAN』に続いて、個人的に大好きすぎる『WHISKY & UNUBORE』をやってくれたので大感激!この2曲並びヤバいっす♪♪
この後、向井さんはヴォーカルマイクを指し「PAさん、エロいリバーブ掛けてくれませんか?この曲だけ」と指示。深〜くエコーの掛かった反響に「いいっすね」と言って『KIMOCHI』に。もやっとした歌声と極々の演奏のバランスが絶妙でした!
続く『COLD BEAT』では、今回もフロアを巻き込んだ即興的コール&レスポンスが。向井さんは、フロアをざっくり手で区切って見せ「だいたい三分割になってますから」とゴキゲンでした(^o^)。 途中、カシオマンに「猫!」と指示を出し、返しのフレーズに対し「猫って言えば、ニャ〜でしょうが」と突っ込むなど、ゴキゲン度は絶好調☆☆
幻想的な『すとーりーず』から渾身の『破裂音の朝』への流れも素敵で、再登場後たぶん初めて見る人が多いだろうアカペラ『安眠棒』で存分に遊び、『Asobi』で締めてライヴを終えました。
関東圏と比べておとなしいフロアに対して、じっくり楽しませようという気持ちが伝わってくるライヴだったし、久々に旅ならではの〈出待ち〉をしちゃいましたが、メンバーとも温かく挨拶を交わせたし、台風接近の中、深夜バスで往復した収穫は大有りの仙台でした!
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