ZAZEN BOYSを中心とした向井秀徳作品に関するコメントやライヴレポなどを書いております。
Live Report #160 :高崎(121103)
2012.11.3 高崎 club FLEEZ
 
 現在進行中の全国ツアーですが、その中で、前回参加した静岡と今回の高崎のライヴ日程の間隔がもっとも離れています(中19日)。だから、なんとなく高崎から後半戦スタートみたいに思えて、メンバーも心機一転じゃないかな〜、なんて勝手に想像して久しぶりに高崎シティ〜を訪れました。
 
  1. RIFF MAN
  2. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  3. Honnoji
  4. SI・GE・KI
  5. サンドペーパーざらざら
  6. 泥沼
  7. ポテトサラダ
  8. サイボーグのオバケ
  9. 電球
  10. 天狗
  11. はあとぶれいく
  12. Weekend
  13. You make me feel so bad
  14. DARUMA
  15. 気がつけばミッドナイト
  16. 暗黒屋
  17. SUGAR MAN
  18. WHISKY & UNUBORE
  19. KIMOCHI
  20. COLD BEAT
  21. すとーりーず
  22. 破裂音の朝
  EN1. MABOROSHI IN MY BLOOD(アカペラ)
  EN2. Asobi
 
 今回も、開演前無音&ほぼMCなしノンストップだったライヴですが、中盤から後半に掛けて、曲の中での「遊び要素」が増えてくる流れでした。
 ライヴは、『Fender Telecaster』のイントロフレーズを掻き鳴らして始まりましたが、この日は『RIFF MAN』からスタートです。3曲目に下がった新しいアレンジの『Honnoji』では、ドラムが引っ張るイントロに絡んで繰り返されるむカシオマンのギター(『NABE & SADA』などに使われているフレーズ)がいい味付けになってます(^o^)
 ちょっとだけ「ズボズボ遊び」が控えめだった『泥沼』や、向井さんvs吉兼聡の「パンツ遊び」が絶好調だった『サイボーグのオバケ』を経て前半終了―――。
 中盤の個人的な目玉は、「高崎だからやってくれるかな〜」って期待してた『DARUMA』を見事にやってくださりました〜ってこと!凄絶な演奏もさることながら、この曲らへんから向井さんの「遊び精神」が炸裂します。
 今回は、演奏部分に入る前の「ジラシ」が久々にロングヴァージョン!「ダルマっ」に続いて短い単語をいろいろ言った後、「ダム!…カラオケの」と飛び出し、さらにカシオマンを見ながら「アニソンばかり歌うんじゃない」みたいなコメントしてました(笑)
 続く『気がつけばミッドナイト』に入る前のミニフェイントでは、楽器スタッフの峰さんにタバコと灰皿を用意させ、何もやってないカシオに「こういうとこでミスってもらっちゃ困るんだよ」と監督遊び。めっちゃ楽しい時間でしたよ〜♪
 ブルドーザーあたりでインプロ度数が上がる『SUGAR MAN』からノンストップで『WHISKY & UNUBORE』につなぎましたが、曲の本編部分に突入する前に素敵なプレゼントが!向井さんが、ギターを弾きながら「バイト帰りに自転車で立ち寄った居酒屋の自販機でワンカップを一気に飲み干した」という内容(ほぼ歌詞もそう)の「向井節」を歌ってくれたんです☆☆
 音響スタッフにリバーブを深く掛けさせた状態で『KIMOCHI』をハイテンションで駆け上がった後、これまたノンストップつなぎの『COLD BEAT』では、中盤のインプロ部分で、やや長めの〈チャルメラ協奏曲〉があって、めっちゃカッコよかった&チャルメラメロディーで「夢な〜らば 覚めないでよ〜」とか歌って、他のメンバーに復唱させる遊びもあって、最高でした♪♪
 
 たっぷり22曲を演奏した後、再登場したステージでも口楽器での『MABOROSHI〜』を披露してくれたし、2時間以上に及ぶライヴは、じっくり味わえる贅沢なディナーでした!
Live Report #159 :静岡(121014)
2012.10.14 静岡 SUNASH
 
 前回のツアーでは都合が付かずに参加できなかった静岡でしたが、今回は念願かなって最前列で体験できました!初めて訪れたライヴハウスは、キャパ300未満で、フロアが縦に長く、ステージの横幅が狭い=めっちゃ密接感があるハコで、最前エリアに立ってると、スタジオを覗いてるみたいな臨場感あふれる空間でした(^o^)
 今回も、開演前は無音状態&ほぼ定刻にぞろぞろ登場っていうパターン。珍しかったのは、向井さんが「シャツなし、Tシャツのみ」というスタイルだったこと。ちなみに帽子も被っていませんでした。―――そんなライヴは、こういう流れでした。
 
 1. Honnoji
 2. RIFF MAN
 3. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
 4. SI・GE・KI
 5. サンドペーパーざらざら
 6. 泥沼
 7. ポテトサラダ
 8. サイボーグのオバケ
 9. 電球
 10. 天狗
 11. はあとぶれいく
 12. You make me feel so bad
 13. Weekend
 14. 気がつけばミッドナイト
 15. 暗黒屋
 16. SUGAR MAN
 17. WHISKY & UNUBORE
 18. MATSURI “Trio” SESSION
 19. COLD BEAT
 20. すとーりーず
 21. 破裂音の朝
 EN1. IKASAMA LOVE(アカペラ)
 EN2. Asobi
 
 まずは、力強く『Fender Telecaster』のイントロフレーズを掻き鳴らして、『Honnoji』からスタート!ギターリフを排除してタム中心のドラムが引っ張る新しいアレンジのイントロ部分では、向井さんや一郎君の手拍子にフロアも加わって、それまで静かだったフロアが一気に熱を帯びていくのがわかり、快感♪
 ステージの幅がせまい分、アンプやモニターが狭い範囲に密集してるせいもかもしれませんが、この日は楽器の音がめっちゃクリアーに聞こえて、とっても素敵。そんな音塊に酔いしれてると、既に4曲終わっていて、畳み掛けるように5枚目から新たなキラーチューン2連発だ〜っ!「ズボズボ〜」などの遊びも絶好調で、向井さん楽しそう(^o^)
 今回のツアーは、どうやら今のところいわゆる〈MC〉を入れずにガンガン行く方針みたいなんですけど、この日は、ゴキゲンなのか、『泥沼』が終わると、「漂っとる」とか言いながら空中を手で掻き回した後、「そんなにスタミナ付けんでいい」とか言って思わず自分で吹き出してからカシオマンの辺りを指して「この人、餃子食ってきたんです」だって(笑)。―――ゴキゲンだぞ、向井さん。
 どんどん熟成してるのがわかる『電球』と『天狗』に続く『はあとぶれいく』では、つい先日発売されたギターマガジンの特集インタビュー記事で、「簡単なフレーズ」の繰り返しなのにカシオマンが何度もミスる、みたいに書かれてたので、思わずギターばっかり見ちゃいました。
 クラブな空気で最高の『Weekend』に続く『気がつけばミッドナイト』では、フェイント遊びはせずに、一回イントロを途中で打ち切っただけでした。
 その後、この日は、どの楽器からも目が離せん『暗黒屋』に続いて『SUGAR MAN』(中盤「ブルドーザ」あたりでやってたギターとの掛け合いに新趣向が入ってます)という流れでしたが、この展開すんごくいいです。ちょっと不気味な雰囲気がうまくリンクしてて最高!
 そして、素敵過ぎてヤバい『WHISKY & UNUBORE』の後、ちょっとしたサプライズが!向井さんが急に「ションベンば行ってくる」と言い「ちょっとやってて」と言い残し去ってしまいます。残された3人。やるっきゃないですよね、もちろん。そして、聡さんが試し試しギターを弾き出し、それが熱を帯びるのを待って敦さんがドラムスで加わり、やがて一郎君がベースで乗っかるという、トリオでのセッションが繰り広げられました!わ〜い、てかすげ〜、てか最高☆☆
 しばらくして戻ってきた向井さんがシンセで加わるかな〜って期待しちゃいましたが、それはなく「ションベンば行ってきた」みたいに言って、何事もなかったかのように『COLD BEAT』へ。この日は、〈フロアいじり〉はナシでしたが、ベースにチャルメラを弾かせてダメを出すなど、遊び心は満載でした。
 ベースがメロディーラインを弾くなど音源と違ったアレンジで素敵な『すとーりーず』と、終盤の過激さが増してる『破裂音の朝』で本編終了―――。
 その後、再登場したメンバーは、なんと『IKASAMA LOVE』を口楽器ヴァージョンで演奏する新たなプレゼントをしてくれました♪そんな素敵なオマケもあって、初めて参加したSHIZUOKA・CITYは最高の夜になりました!
 
Live Report #158 :仙台(120930)
2012.9.30 仙台 CLUB JUNK BOX
 
 待望のツアーが始まり、出来ることなら全箇所に参加したい気持ちは山々なんですけど、もちろん無理…。でも、やっぱり何箇所かは遠出したい!―――そんなわけで、今回最初の「旅先」に選んだのが仙台です。去年の大震災以降では初めて訪れた東北地方でしたが、ZAZEN BOYSにとっても久々の東北ライヴだし、いろんな想いが籠もったステージになるだろうと期待して臨みました。
 
 1. Honnoji
 2. ポテトサラダ
 3. サイボーグのオバケ
 4. SI・GE・KI
 5. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
 6. RIFF MAN
 7. 電球
 8. 天狗
 9. はあとぶれいく
 10. Weekend
 11. You make me feel so bad
 12. 気がつけばミッドナイト
 13. 暗黒屋
 14. サンドペーパーざらざら
 15. 泥沼
 16. SUGAR MAN
 17. WHISKY & UNUBORE
 18. KIMOCHI
 19. COLD BEAT
 20. すとーりーず
 21. 破裂音の朝
 EN1. 安眠棒(アカペラ)
 EN2. Asobi
 
 この日も、いわゆる〈客入れ音楽〉はナシで、しかもピッタリ定刻でメンバーが登場してきました。そして、『Fender Telecaster』のイントロフレーズを4回掻き鳴らし、『Honnoji』からライヴをスタートさせました。微妙に変わったアレンジに向井さんや一郎君が手拍子で加わる序盤から、ぐんぐんあがって1曲目を終え、クールに『ポテトサラダ』へ。
 続く『サイボーグのオバケ』では、今回も中盤に「向井さんvsカシオマン」の《パンツ対決》がございました(笑)。「パ〜ンツ」とか「パンツ、パンツ」とか変化する声にギターで応える遊びは、まさにライヴならではの楽しみですね〜(^o^)
 ZAZEN BOYSのツアーでは、移動するにつれセットリストが変化するのも楽しみの一つですが、早速この日も入れ替えあり!―――ここまでの流れも東京とは違ってますが、4曲目に新しく『SI・GE・KI』が来ました。妖し気な出だしから、ゾクゾクする終盤まで、まさに「刺激的」な演奏に酔いました♪
 必殺の既存2曲に続いて、新しいアルバムからの3曲は『電球』でスタート!前回に比べて少し演奏が馴染んできた感じです。実は細かい手数のドラムスなど見所たくさん!『天狗』も今後の熟成が楽しみ!
 久しぶりの『You make me〜』に続いて、またもや向井さんは空トボケたフェイント遊びの後、小さく「1.2.3.4」とカウントして『気がつけばミッドナイト』に。楽器を持たない分、酔っ払い的パフォーマンスが冴えます(笑)
 体験するたびにゾクゾクする『暗黒屋』は、どの楽器からも目が離せない至福の時間です♪今回も〈チャルメラ止め〉でした。
 次の『サンドペーパー〜』から『泥沼』という流れは、しばらく定番になる予感―――。ギターのファンキーなカッティングとエロいリズム隊がたまらん『泥沼』では、向井さんの「ずぼ〜〜っと」「ずぼずぼ〜」遊びも冴えまくって、めっちゃ楽しい☆
 空気を一変させる針のような『SUGER MAN』に続いて、個人的に大好きすぎる『WHISKY & UNUBORE』をやってくれたので大感激!この2曲並びヤバいっす♪♪
 この後、向井さんはヴォーカルマイクを指し「PAさん、エロいリバーブ掛けてくれませんか?この曲だけ」と指示。深〜くエコーの掛かった反響に「いいっすね」と言って『KIMOCHI』に。もやっとした歌声と極々の演奏のバランスが絶妙でした!
 続く『COLD BEAT』では、今回もフロアを巻き込んだ即興的コール&レスポンスが。向井さんは、フロアをざっくり手で区切って見せ「だいたい三分割になってますから」とゴキゲンでした(^o^)。 途中、カシオマンに「猫!」と指示を出し、返しのフレーズに対し「猫って言えば、ニャ〜でしょうが」と突っ込むなど、ゴキゲン度は絶好調☆☆
 幻想的な『すとーりーず』から渾身の『破裂音の朝』への流れも素敵で、再登場後たぶん初めて見る人が多いだろうアカペラ『安眠棒』で存分に遊び、『Asobi』で締めてライヴを終えました。
 
 関東圏と比べておとなしいフロアに対して、じっくり楽しませようという気持ちが伝わってくるライヴだったし、久々に旅ならではの〈出待ち〉をしちゃいましたが、メンバーとも温かく挨拶を交わせたし、台風接近の中、深夜バスで往復した収穫は大有りの仙台でした!
 
Live Report #157 :LIQIUD(120925)
2012.9.25 恵比寿 LIQUID ROOM
 
 ついに!とうとう!いよいよ!―――待ちに待った久々の長いワンマンツアーが始まりました!盛り上がって泡盛を喰らったという大阪での初日を終えたZAZEN BOYSが、ツアー2発目に立ったステージは、東京・恵比寿。ソールドアウトになった公演は、予想を遥かに超える素晴らしいライヴで、約2時間半に及ぶ濃厚な内容でした♪
 
 1. Honnoji
 2. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
 3. RIFF MAN
 4. サイボーグのオバケ
 5. ポテトサラダ
 6. はあとぶれいく
 7. 天狗
 8. 電球
 9. TANUKI
 10. IKASAMA LOVE
 11. Weekend
 12. 暗黒屋
 13. 気がつけばミッドナイト
 14. DARUMA
 15. SUGAR MAN
 16. CHIE chan’s Landscape
 17. KIMOCHI
 18. COLD BEAT
 19. サンドペーパーざらざら
 20. 泥沼
 21. すとーりーず
 22. 破裂音の朝
 EN1. 安眠棒(アカペラ)
 EN2. Asobi
 
 開演時間が近付くに連れて人口密度が高まっていくフロアでしたが、今回はいわゆる〈客入れ音楽〉は流れておらず、無音の中で待つ人々。やがて登場したメンバーは、まず『Fender Telecaster』のイントロ(フレーズ4回)を掻き鳴らしてから『Honnoji』に突入!しかも、アレンジを微妙に変えた新しいヴァージョン!そんな新鮮な一撃でライヴは幕を開けました(大阪でもそうだったらしい)。うん、ノッケからアガるわ。
 物凄いテンションで『RIFF MAN』まで駆け上がった後、5枚目からのブロックに入りました。『サイボーグのオバケ』では、中盤でベースだけになって向井さんが「パンツ一丁」部分を変化させて遊んだ後、今度はカシオマンに「パンパンパンっ」とか「パンツー丸見え」などと言ってギターでレスさせる遊びが長尺で入っていて、めっちゃ楽しかったっす(^o^)
 この日は帽子を被らず、缶ビールもサッポロ生だった向井さんが、ハンドマイク状態でゴキゲンな動きで『はあとぶれいく』を歌った後、今回のツアーでライヴ初披露の2曲が連続で演奏されます。両方とも音源で聴きまくった段階から、すんごくライヴでの期待が高かったので、それぞれの楽器の動きを見逃すまいと目を凝らしているうち、あっという間に終わっちゃいました。凄いとか感じるヒマもないほどに通り過ぎて行ったなんて、やっぱ凄い(笑)。ライヴだとギターのジャキジャキ感がハンパなかった!
 中盤は、久しぶりの『TANUKI』から―――。めっちゃ楽しい祭り囃子に踊って、『Maboroshi〜』と分離して演奏されるのはほぼ初めての『IKASAMA LOVE』で「遠い目の向井さん」に再会できました!
 続いての『Weekend』では、中盤の敦さんが両手を高く上げて手拍子をするパフォーマンスがなくなっていましたが、後半のカシオギター炸裂はハンパなく健在なり♪
 照明が赤系に薄暗くなった中で演奏された『暗黒屋』は、不気味さと共に、シンセとギターのインプロバトルが強化されていて、最高にカッコよかった〜☆
 向井さんがニセのカウントで何度もフェイントを掛け、それにメンバーが「今のなに?」みたいな反応をして遊んだ後、そんな空気の『気がつけばミッドナイト』。
 そして、終盤への分岐点に大々大好きな『DARUMA』が超久々に演奏されて、もう幸せなんてもんじゃなかったっす♪♪いや〜、まぢカッケ〜!
 そして、ライヴは終盤へと突入―――。まずは、めっちゃ久しぶりな『SUGAR MAN』が、新しいアレンジや実験を織り込みながらブチ込まれました。まさにZAZEN BOYSじゃなきゃできん音楽世界に感動です!これまた久々の『CHIE chan’〜』では、ギターの競演とリズム隊が引っ張る後半にワクワクです(^o^)
 惜しみなくライヴパワーを注ぎ込んだ入魂の『KIMOCHI』の後は、ライヴの必須アイテム『COLD BEAT』です。中盤の「指揮者・向井」コーナーでは、なんとフロアにも「ちょこっと」とか「なよ〜〜ん」とか「チャルメラ」の指示が飛び、ウチらも頑張って応える素敵なインプロがあり、ライヴならではのサービスに至福の時を過ごしました☆☆
 最終盤は、『サンドペーパーざらざら』でスピードに乗ってスタートし、ザゼンファンクの『泥沼』で踊りまくり〜!ワンマンだけに「ずぼ〜っ」とかの遊びもたっぷり時間をかけてくれました。
 そして本編ラス前には、これもライヴ初披露の『すとーりーず』が顔見せ。青い照明の中、シンセが幻想的に世界を塗り始め、そこにギターが重なっていき、もうゾクゾクしました。リズムに乗ってからは、ライヴならではのグルーブを産んで曲は膨らみます。
 本編最後は、これまでのライヴで練り上げて生まれた『破裂音の朝』で締め!―――ここまで22曲!しかも新しい実験や遊びが盛りだくさん!いや〜マジ濃厚だわ。
 再登場したメンバーは、手ぶらでスタンドマイクの前に並び、最高の宴会芸=口楽器ヴァージョンの『安眠棒』を披露してから、楽器に戻って『Asobi』をたっぷり演奏してステージから去っていきました。
 
 書くことが多過ぎて、めっちゃレポが長くなっちゃいましたけど、とにかく濃厚かつ過激かつ繊細かつ笑えて踊れてウナギ上がれる最高のライヴだったです☆☆☆
Live Report #156 :Coast(120916)
2012.9.16 新木場 Studio Coast
 
 新しいアルバムの発売に伴う久しぶりの長いツアーを直前にして、ZAZEN BOYSは“aiternative tokyo”というライヴイベントに参加しました。
 会場の内外2つのステージで交互にライヴを展開し、絵画の展示などもあるイベントで、かなり幅広い客層が集まっていたように見えました。
 そんな中で、ZAZEN BOYSはメインステージの3番手として登場しました!
 
  1. COLD BEAT
  2. サンドペーパーざらざら
  3. 泥沼
  4. サイボーグのオバケ
  5. .暗黒屋
  6. はあとぶれいく
  7. 破裂音の朝
  8. Asobi
 
 この日も、5枚目の曲を中心に展開しましたが、ライヴはちょっと珍しく『COLD BEAT』からスタートしました。その中盤では、ちょい久々に向井さんが指や拳で楽器を操る〈遊び〉が織り込まれていて楽しかったですよ〜(^o^)
 そして、2曲目にいきなり『サンドペーパーざらざら』が!うん、これ、アガります!今後のツアーでもありそうな新しい序盤の展開かも?
 さらに続いてファンキーな『泥沼』だぜィ!小気味のいいギターのカッティングやベースラインに踊っていると、あっという間に終盤に突入―――。ここで、楽器が無音になって「ずぼっとハマった泥沼」のフレーズを長短刻んで寸止めする遊びがありました。
 ライヴならではの遊びは、次の『サイボーグのオバケ』でも新たに登場!後半で、向井さんは「パンツ!」というフレーズを「パンッ!」とか「パ〜ンツ」とかいろんな調子で発声し、それにカシオマンがギターで応える楽しいミニセッションがあって、めっちゃ素敵でした〜♪
 いろんな替えの手が登場し、今後もライヴごとに違いそうなワクワクの.暗黒屋『』は、向井さんのチャルメラフレーズで締め、次の『はあとぶれいく』は若干スピードが速くなった感じ。
 そして、今回の目玉は、『破裂音の朝』をライヴ初披露してくれたこと!曲の原点になっている《きらきらメロディー》は、今までのライヴでも体験してますけど、再構成されて生まれ変わった新曲は初体験だったから、めっちゃ嬉しかった〜&すんごく良かったです☆☆(中盤、音源とはちょっと違うギターの競演もあったよ!)
 最後の『Asobi』でも、細かい新しいアイディアが含まれていたし、イベントでの持ち時間を十二分に活かし切った素晴らしいライヴだったです♪☆♪

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Last Updated: 2023/11/25 Sat.

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