2013.4.1 新宿 LOFT
今年、久しぶりのソロツアーが発表された向井さんですが、それに先駆けて何ヶ所かでライヴがあります。この日は、ライヴハウスの老舗ともいえる新宿ロフトの14周年記念イベント“APRIL FOOL FOR YOU”に大江慎也さんとの対バンで出演しました。
ロックミュージシャンにとって伝説的な場所でもあり、同県人ながら初の対バンということもあって、向井さんのステージは本人が楽しんでいる気分が伝わる素敵なライヴになりました。
1. SENTIMENTAL GIRL'S VIOLENT JOKE
2. WATER FRONT
3. SAKANA
4. TATTOあり
5. 鉄風、鋭くなって
6. PIXIEDU
7. はあとぶれいく
8. 前髪(新曲)
9. The Days Of NEKOMACHI
10. 性的少女
11. 自問自答
この日のステージにはアコギもシンセも登場せず、エレクトリック1本勝負でしたが、エフェクターの使い方やアレンジなどには、当然の如く変化がありました。
ザクッと空間をホロ酔い気分にさせるような『SENTIMENTAL GIRL'S VIOLENT JOKE』、終盤のリフレインにアコエレならではの哀愁が漂う『WATER FRONT』と続き、エフェクターのメモリー機能を活かした『SAKANA』ではフロアから驚嘆の声が聞こえてきました。
続く『TATTOあり』では、何度アコエレで聞いても、ついNUMBER GIRL時代を思い出してしまいます。「十数年前に作った曲です」と言って始まった『鉄風、鋭くなって』で、この曲の持つオリジナリティーに改めて感心していたら、次に演奏したのが、なんと『PIXIEDU』!―――この曲、今まで俺が参加したアコエレのライヴでは、たぶん初体験なんじゃないかな…。とにかくレアなことは間違いないです。そして、弾き語りで聞くと、なんかバンドよりパンクな気がしました。
次の『はあとぶれいく』も、アコエレとしての演奏はあまり記憶になく、アレンジもタイトでヴォーカルを活かした造りになっていて新鮮でした(^o^)
そして、「向井アコエレの新曲です」みたいに言って披露されたのが『前髪』。彼女の前髪がどうしたこうした(←ごめんなさい。初披露にビックリ見とれて、よく憶えてません)という歌詞で、物凄〜く大雑把に書くと『SAKANA』の姉妹曲みたいな感じがしました。
続いて演奏した『The Days Of NEKOMACHI』の序盤で、向井さんが「ザ・デ〜イズ・オブ・ネコマチ」と曲紹介っぽく言いますが、その時拍手をしたのが俺を含めて数人だった反応に対して、「薄ら寒い拍手をありがとうございます」と笑いながら言ったのが、めっちゃ面白くて超ウケちゃいました(笑)
その後の『性的少女』では、導入部に、おそらくシンセで作ってエフェクターに記憶させたんだと思われる『すとーりーず』のイントロみたいなフレーズが流れたのが印象的でした。
最後を締め括る『自問自答』は、ライヴで体験するのは久々でしたが、大震災や原発事故後も嫌な出来事が続いている現在だけに、リアルタイムで心に痛切に響きました。
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