ZAZEN BOYSを中心とした向井秀徳作品に関するコメントやライヴレポなどを書いております。
Live Report #165 :名古屋(121224)
2012.12.24 名古屋 CLUB QUATTRO
 
 追加も含めて全部で30回に及んだレコ発全国ツアーも、いよいよ最終日―――。ツアーファイナルとなった地は、ここ数年恒例のNA・GO・YA City〜♪ 最終日にふさわしい熱くてサービス精神溢れるライヴが展開されました!
 
   1. Honnoji
   2. SI・GE・KI
   3. サンドペーパーざらざら
   4. 泥沼
   5. ポテトサラダ
   6. サイボーグのオバケ
   7. RIFF MAN
   8. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
   9. 電球
  10. 天狗
  11. はあとぶれいく
  12. SUGAR MAN
  13. IKASAMA LOVE
  14. Weekend
  15. 気がつけばミッドナイト
  16. 暗黒屋
  17. You make me feel so bad
  18. COLD BEAT
  19. WHISKY & UNUBORE
  20. すとーりーず
  21. 破裂音の朝
  EN1. 安眠棒(口楽器Ver.)
  EN2. Asobi
  EN3. KIMOCHI(ギター1本Ver.)
 
 
 最近のレポでは書くのを省略してましたが、今回のツアーでは開演前のフロアは無音楽状態で、各地での1曲目が始まる前の導入に『Fender Telecaster』のイントロを使っています。このパターンは、最終日の名古屋でも踏襲されていました。
 この日、4人はステージが明るくなる前に登場して来ました。向井さんは、ベージュ系の長袖シャツ。敦さんと一郎君は黒いシャツ、カシオマンは黒ベースのTシャツという出で立ちであります。(あ、このツアーでは、向井さん無帽ですね、ほぼ)
 唯一無比の『Honnoji』を新アレンジでブチかまし、気合い漲る『SI・GE・KI』で沸騰し、スピーディーな『サンドペーパーざらざら』でノセてくれた後、『泥沼』の〈ズボズボ遊び〉でユーモアたっぷりにサービス。いや〜、マジで引き出しの多いバンドですよね!
 ツアーファイナルのせいもあるだろうけど、向井さんのゴキゲンぶりも目立ちました。『サイボーグのオバケ』の前には「パンツの歌!」と曲紹介。中盤のお楽しみ〈パンツ対決〉の前に、ベースが引っ張る部分では、フロアの女子を指差しながら「Are You Mirei Asakura?」など女性タレント名を入れて質問し、最後はジュリア・ロバーツにしてご満悦(笑)。(ちなみに、AX追加公演では、菊池桃子や小沢なつきが登場)
 ここんとこ毎回『電球』の演奏前には、5枚目のアルバムタイトルを紹介しますが、この日は『うなぎ殺人事件』でした。
 ライヴ前半ラストの折り返し地点で演奏された『はあとぶれいく』は、最近登場した超ロングヴァージョンで、ドラムスがオカズを増やしながら加速していく中、向井さんは「ヨ〜ヨ〜、ヨヨヨ〜」みたいな感じのスキャットを付けて歌ってます。
 そして、後半戦の最初に『SUGAR MAN』が久しぶりに戻ってきたので、超嬉しかった〜☆(この曲、最近はワンマンでもなかなか聞けないもんね。)&超カッコよかった〜♪その次に、ノンストップで『IKASAMA LOVE』に繋ぐ流れも新鮮でした!
 「予報では、本日名古屋地方は月曜日のようですね。姫路あたりだと、まだギリで日曜らしいですが…」みたいな軽口を叩いて「フライデーナイト」という言葉を盛り込んだ『Weekend』を演奏して終盤へと向かいます。
 この日の『暗黒屋』は、イントロ部分からヒネリが加わり、インプロな空気がムンムンしました。そして、待望のインタープレイ前半は、向井さんがアンプに腰掛けて無言で指示を出し、ドラムソロもあって素晴らしく、シンセに戻ってからの後半も、まさに楽器の異種格闘技って感じで物凄いパワー!まさに圧巻でした☆☆
 最終盤の『COLD BEAT』では、外国人男子と日本人女子をステージに上げて「抱き締〜めて 口づけてよ〜」とハモらせ、その後フロア折半での合唱タイムが挿入されました。
 導入部に「クリスマスの夜、6畳一間の部屋で、売れ残ったケーキをツマミに、一人でワンカップを飲む」という内容の哀愁漂う〈向井節〉を加えて始まった『WHISKY & UNUBORE』では、相変わらず極々の中盤以降にゾクゾクし、『すとーりーず』では、シンセとベースによるムーディーな部分と重厚なキックに全体が絡むビートの効いた部分の重層感を堪能し、ツアーファイナルの最後を飾る渾身の『破裂音の朝』に心から感動しながら酔いしれて本編は終わりました。
 
 この日は、最終日のせいもあってか珍しくダブルアンコールに応えて再々登場して4人で歌ってくれたし、終演後向井さん以外のメンバーは早々と会場の外に出てきて、ウチらの声援に応えてくれたし、最後まで一緒に残った地元の方々とも熱く語り合えたし、めっちゃ心に残る素敵なツアーファイナルでした♪♪
Live Report #164 :AX(追加121220))
2012.12.20 SHIBUYA−AX
 
 追加公演の日程により、今までの全国ツアーでも初めての「2夜連続同会場ワンマン」が実現!その2日目は、ゲストに坂田明氏を迎えてのスペシャルな一夜♪―――期待するなって言われても期待しちゃいますけど、期待の何倍も素晴らしいライヴが展開されたのでありました!
 
  1. サンドペーパーざらざら
  2. SI・GE・KI
  3. RIFF MAN
  4. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  5. Honnoji
  6. 電球
  7. 天狗
  8. TANUKI
  9. IKASAMA LOVE
  10. 気がつけばミッドナイト
  11. You make me feel so bad
  12. Weekend
  13. ポテトサラダ
  14. サイボーグのオバケ
  15. DARUMA
  16. 泥沼(with 坂田明)
  17. 暗黒屋(with 坂田明)
  18. COLD BEAT(with 坂田明)
  19. WHISKY & UNUBORE
  20. すとーりーず
  21. 破裂音の朝
  22. はあとぶれいく
  EN1. KIMOCHI(with 坂田明)
  EN2. Asobi
 
 同じ会場で2夜連続だから、セットリストも変わるだろうな〜って思ってましたけど、予想を裏切らず、順番だけじゃなく曲の入れ替えもあって、それだけでも刺激的でした!
 前日やってない曲では、ツアー序盤でやっていた『TANUKI』と、水戸などでやった『DARUMA』が復活していましたが、どっちも大好きな曲なのでめっちゃテンションあがっちゃいました!
 1曲目が『サンドペーパーざらざら』だったのも新鮮だったし、最終盤が『すとーりーず』〜『破裂音の朝』という流れだったから、今日は『はあとぶれいく』ナシで終わるのかと思ったら、なんと本編の最後に持ってきた(←前の日よりも長尺で、不良少年ヴォーカル(笑)な感じ)のにも超ビックリしたし、前日『パンチラ大作戦』だったアルバムタイトルが、『クソまみれの青春』に変わって『電球』が紹介されたり、『サイボーグのオバケ』でのユーモア溢れる〈パンツ対決〉とか、『WHISKY & UNUBORE』で実際にワンカップ大関を飲んだとか、見所聞き所は満載ですけど、今回はゲストの坂田さん中心に書いておきます。
 ステージ上、向かって右手にマイクスタンドと譜面台が最初からセットされてたので、坂田さんの立ち位置はわかりましたが、譜面台が2台並んで置いてあったので、「こりゃあ『暗黒屋』だけじゃないんじゃない?」って思って見てたんですけど、嬉しいことに予想はアタリ!
 ファンキーな『泥沼』では、ノッケから狂乱のサックスがうねりまくって、ブレイクの遊びにも絡んで最高でした☆
 競演が予告されていた『暗黒屋』ですが、すべての楽器が凄まじく絡み合いながら激流のごとくうなぎ上がっていったインタープレイも素晴らしかったけど(←文字で書けなくて悔しい)、曲の本体部分にもサックスは絡み付いてたので、もうヤバヤバでした☆☆
 さらにJAPAN JAMでも競演した『COLD BEAT』では、「もともとサックスのパートがあった」ぐらいフィットしてて、中盤の〈向井指揮者コーナー〉でもユーモアたっぷりの即興で応えてくれたし、前日やったフロアを分割してハモらせたりする趣向もあって、めっちゃ楽しかったです♪♪
 アンコール登場した後で、向井さんが「音響さん、ラブリーでラブホなリヴァーブを掛けて下さい」みたいに言って、さらに「ジャグジーな感じの」と追加したら、坂田さんが大声で爆笑したので、それに向井さんが思わず吹き出して「そこなんですか、笑うの」みたいな反応してました(笑)。そして始まった『KIMOCHI』は、向井さんのギターにムーディーなサックスが絡んだ「素敵な伴奏」にメンバー3人が交互に「おとぼけな歌」を乗せたミスマッチぶりがアンコールならではのプレゼントでした。
 
 この日のライヴで、ここまで書いたこと以外で印象的だったのは、正式にはツアーファイナルじゃないんですが、ツアーファイナル的な一種異様なテンションが1曲目から『Asobi』を終えて去るまでメンバーを包んでいたことです。なんか、ノッケからすんごい気合いってゆうか、火傷しそうな曲の発信力っていうか、うん、とにかく凄く熱くて、そしてメンバーが楽しんでるのが伝わってくる最高のライヴだったと思います☆♪☆
Live Report #163 :AX(121219)
2012.12.19 SHIBUYA−AX
 
 9月から始まった全国ツアーも最終盤―――。再び東京に戻ってきたZAZEN BOYSが立ったステージは、ちょっと久しぶりのAX。関東地方では、この冬一番の寒さとかで、風も吹いてたから、めっちゃ体感温度の低い夜でしたが、ライヴはホッカホカ〜!
 
  1. Honnoji
  2. SI・GE・KI
  3. サンドペーパーざらざら
  4. 泥沼
  5. ポテトサラダ
  6. サイボーグのオバケ
  7. RIFF MAN
  8. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  9. 電球
  10. 天狗
  11. はあとぶれいく
  12. Weekend
  13. MABOROSHI IN MY BLOOD
  14. IKASAMA LOVE
  15. 気がつけばミッドナイト
  16. 暗黒屋
  17. You make me feel so bad
  18. COLD BEAT
  19. WHISKY & UNUBORE
  20. すとーりーず
  21. 破裂音の朝
  EN1. CHE・RRY(by YUI)〜KIMOCHI
  EN2. Asobi
 
 ツアー2度目の東京ではありましたが、選曲を大幅に入れ替えたりはしてなくて、セットリストは以上のように熊谷と一部変わった程度です。でもでも、もちろんZAZEN BOYSだから、いっつも演奏はリアルタイムで変化しておりまして、多くの曲がツアーで熟成されてパワーアップされて、アレンジ変更も含めて耳も目も離せませんぞ!
 熊谷で「黒いブラと黒いパンティー」が登場した『サイボーグのオバケ』の〈パンツ対決〉では、向井さんが「OLさんが、白ワインを注文して、これってフルーティーねって言うけど、フルーティーってなに?」とか「OLさんが、吟醸酒を注文して、これって白ワインみたいねって言うけど、それなら最初から白ワインを注文したらいいんじゃないですか?」みたいな長いセリフを吉兼氏に振って、カシオマンがギターで見事に応えてました♪
 4年ぶりのアルバム発売に触れた後で『電球』を演奏する前には、「そのアルバム『パンチラ大作戦』から1曲」と言うオトボケも(笑)&ステージ上に吊るされた白熱灯的照明が点灯。続く『天狗』も密度の濃い演奏でカッコいいっす!
 折り返し地点の『はあとぶれいく』では、終盤にドラムスだけ加速していくような長尺の歌ナシ演奏部分を追加していて、向井さんは楽しそうに踊っていました。
 「本日は平日ドまん中ですが、ここはフライデーナイトです」と言って始まった『Weekend』では、終盤で「Friday Night」と「Weekend」とを交互に入れ替えて歌っていました。
 公式サイトでも「インタープレイが長尺化し、ドス黒いグルーブをさらに磨き上げた」と紹介されてる『暗黒屋』では、その圧巻のインプロ・インタープレイで、なんと向井さんと松下氏がパートを入れ替わり、向井さんがドラムを叩く前で、敦さんが吼えながらキーボードを打ち鳴らす素敵なプレゼントがありました☆☆
 終盤名物の『COLD BEAT』では、間奏部分でカシオマンにいろいろ歌わせてから、フロアの男女2名を指名してハモらせ、その後フロアを2つのエリアに分割してハモり合唱させたりと、大サービスでした!
 アンコールに応えて再登場した後、向井さんは赤いギターを爪弾きながら「え〜と、なんか新しい趣向はないすかね?な〜んも考えてありません」みたいに言ってから、『CHE・RRY』の一部を立ってる三人に歌わせ、続いて同じくギター伴奏のみで『KIMOCHI』を交替で歌わせました。
 そして、最後は『Asobi』で締めて約2時間半に及ぶ濃厚なワンマンは幕を閉じました―――。てか、今年は同じ会場で翌日追加公演があるんだよ〜!うわっ、ヤバっ♪♪
 
Live Report #162 :熊谷(121111)
2012.11.11 熊谷 HEVEN'S ROCK Kumagaya
 
 今回のツアーにおける北関東ブロックの最後を飾る地は、埼玉県の熊谷―――。今回、栃木県の宇都宮がない替わりに選ばれたみたいですが、たぶん過去のツアーでも1回しか訪れてないと思います。そのせいもあってか、向井さんも「久方ぶりにやって参りました」って言ってました。
 そんな久々の都市に降り立つ新鮮な気分なのかわからないけど、向井さんは、珍しくベージュのコッパンに白いスニーカー姿で登場しました。(ボトムが黒じゃない姿、超レア)
 
  1. RIFF MAN
  2. SI・GE・KI
  3. サンドペーパーざらざら
  4. 泥沼
  5. ポテトサラダ
  6. サイボーグのオバケ
  7. Honnoji
  8. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  9. 電球
  10. 天狗
  11. はあとぶれいく
  12. Weekend
  13. MABOROSHI IN MY BLOOD
  14. IKASAMA LOVE
  15. 気がつけばミッドナイト
  16. 暗黒屋
  17. SUGAR MAN
  18. COLD BEAT
  19. WHISKY & UNUBORE
  20. すとーりーず
  21. 破裂音の朝
  EN1.チャルメラコーラス(仮題)
  EN2. Asobi
 
 この日も、ライヴならではの魅力に溢れたステージでしたが、今回は印象的な出来事をピックアップして箇条書きしてみますね。
 
 ・ 『サイボーグのオバケ』の〈パンツ対決〉に、「黒いブラと黒いパンティー」が登場。さらに、もうちょいエロいことを言って、カシオに「ピー入れて」と指示するが、うまく行かず。
 ・ 『Honnoji』の中盤、向井ギターがファンキーなリフレインをし、その間カシオマンが独特のダンスを踊る部分(「Life in the water」の前)で、向井さんは聡さんに接近したが、彼のトボケた顔を目前にし、思わず吹き出し、しばらく笑いを引きずってた。
 ・ 前半終了時、フロアから「向井さん、Sabakuやって」などの声が掛かると、急にマイクに向かい「昔、高校時代に、福岡のビブレホールという所で、エレカシを見たんですけど、その時、会場の女の子が「宮本さん、なんちゃらかんちゃら〜」みたいに声を掛けたら、宮本さんが「個人的に話しかけないで」とか言ったので「お〜い」と思いましたが、今日は個人的に話し掛けていただいて結構です。ただ、リアクションするかはわかりません」みたいなコメントを返した。
 ・ この日の向井さんは、缶ビールを飲むペースが速く、『気がつけばミッドナイト』の頃には「ほろ酔い気分」も上々で、かなり長めにイントロをやらせた後にNGを出したり、歌詞をテキトーに変えたりとゴキゲン。(スーパードライからバドワイザーに)
 ・ 『暗黒屋』では、終盤にキーボードvsギターのかなり長いインプロを展開し、そこにベースとドラムスも基本リズムを崩して流れ込み、すんごく素敵な即興セッションタイムがあった☆☆
 ・ 『COLD BEAT』後半の〈向井指揮者遊び〉は、フロアにもリアクションを振って、フロアも反応が良かったので、めっちゃ楽しいコーナーに(^o^)
 
 そして、アンコール登場後、水戸でも体験した〈チャルメラコーラス〉(←あくまでも、俺が勝手に付けた仮称です)を披露。この日は、「さりげ〜なく 抱き締めてよ〜」に続いて「身体〜だけ 求めないでよ〜」「奥さ〜んと いつ別れるの〜」、さらに「転勤に 連れて行ってよ〜」とか歌わせる「不倫シリーズ」(笑)でした。
 ライブ終了以後は、物販コーナーで吉兼&松下コンビによるサインのサービスもあり、冷たい雨が降る夜でしたが、めっちゃ温まって帰れました〜♪
Live Report #161 :水戸(121104)
2012.11.4 水戸 LIGHT HOUSE
 
 同じツアーの中でも、場所によってセットリストを変えてくるのがZAZEN BOYSライヴの魅力でもありますが、二夜連続の場合は、そんなに変えないかな?…っと思ったあたしがバカだった(笑)。うん、しっかり&刺激的に変えてくださいました!ニクいねっ♪
 
  1. Honnoji
  2. サンドペーパーざらざら
  3. 泥沼
  4. ポテトサラダ
  5. SI・GE・KI
  6. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  7. RIFF MAN
  8. 電球
  9. 天狗
  10. はあとぶれいく
  11. Weekend
  12. DARUMA
  13. 気がつけばミッドナイト
  14. 暗黒屋
  15. サイボーグのオバケ
  16. MABOROSHI IN MY BLOOD
  17. IKASAMA LOVE
  18. WHISKY & UNUBORE
  19. KIMOCHI
  20. COLD BEAT
  21. すとーりーず
  22. 破裂音の朝
  EN1.チャルメラコーラス(仮題)
  EN2. Asobi
 
 ちょっと涼しい、てか肌寒い夕方の水戸でしたが、フロアはどんどん満員になって、開演時間にはTシャツでOK状態―――。そんな中、『Fender Telecaster』のイントロフレーズに続いて、この日は『Honnoji』からスタートです。
 新しい導入部では、向井さんが「パパンパン、パンパン」など手拍子を取るんですけど、その拍手の音にも凄く気合いが感じられて、なんか「今日は序盤から飛ばすぞ〜」って言われてるみたいで、こっちの気分もアゲアゲになっちゃいました。
 この日は、ヴォーカリストとしての気合いもハンパなくて、ザクザク言葉が刺さってくる感じだったんですけど、そんな気合が『SI・GE・KI』導入部の「刺激が欲しくてたまりませ〜ん」にも籠もっていました。また、『はあとぶれいく』でハンドマイクを握る手にも、いつもより力が入ってたように見えました。
 珍しくTシャツのみで叩いていた敦さんのドラムが小気味いい『Weekend』に続いて、2夜連続で『DARUMA』を堪能させてもらった後、『気がつけばミッドナイト』前には何度か音を出させて首を振る〈フライング遊び〉が復活。
 今回は、終盤に向かう突破口に『サイボーグのオバケ』を持ってきましたが、このアイディアGoodです!ファンキーなリフから上昇していく感じにワクワクするし、途中カシオマンとの〈パンツ遊び〉も絶好調で、ライヴ気分は盛り上がりまくりです♪
 その後、このツアーではやらないかと思ってた『MABOROSHI IN MY BLOOD』(←序盤のアレンジが若干タイトになってた気が…)〜『IKASAMA LOVE』という攻撃が復活し、思わずピョンピョン跳びはねちゃいました(笑)。
 続く『WHISKY & UNUBORE』の前には、再び「向井節」が登場。この日は「あの子、今頃、どうしてる」みたいな歌詞で締めてましたよ。もちろん演奏も最高☆☆
 エロいリバーブを掛けさせた『KIMOCHI』でハジけた後の『COLD BEAT』では、いつものインプロ部分に、フロアをエリアごとに指差して声を出させるコーナーを組み入れるサービスもあって、めっちゃ楽しかったです(^o^)
 ムーディーな『すとーりーず』では、イントロでベースに弾かせたメロディーラインを、終盤にも再登場させるなど、ライヴならではの魅力がたっぷり!そして、ヴォーカリストの気合いみなぎる『破裂音の朝』で本編終了―――。
 
 拍手に応えた再登場後、向井さんが鍵盤を叩き、チャルメラメロディーを少し変形しつつ「さりげ〜なく 抱き締めてよ〜」とか歌ってから、近くに立たせたメンバーたちにハモらせる遊びがあり、その最後の歌詞は「ありえ〜ない 修羅場見せてよ〜」でした(笑)
 最後は、『Asobi』を比較的短くまとめてクールに決め、ステージから去っていきましたが、まったく違った空気のライヴを2夜連続でブチかましてくれたZAZEN BOYSに大拍手です♪
 

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Last Updated: 2023/11/25 Sat.

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