2013.8.13 渋谷 CLUB QUATTRO
煉瓦の壁面など空間の雰囲気が大好きなライヴハウスの渋谷クアトロが、25周年を記念してライヴイベントを連発しており、その一夜にZAZEN BOYSが登場しました!
初競演となる山梨出身のヒップホップグループ田我流との2マンで、先に登場した田我流は、ライヴの皮切りに『KIMOCHI』を引用したり、曲の途中にもZAZEN BOYSへのリスペクトや両者で最高のライヴにしたいという意気込みなどを熱く語ったりと、フロアを盛り上げてくれました。
そして、手際のよいセットチェンジ後に登場したZAZEN BOYSは、軽くサウンドチェックをして、「じゃあ、始めましょう」という向井さんの声でライヴをスタートさせました。
1. I Don’t Wanna Be With You
2. Honnoji
3. 電球
4. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
5. 暗黒屋
6. サイボーグのオバケ
7. 泥沼
8. はあとぶれいく
9. KIMOCHI
10. COLD BEAT
11. 破裂音の朝
EN. Asobi
まずは、先日少しアレンジを変えたヴァージョンの『I Don’t Wanna〜』からライヴに突入―――。吉兼さんはサンプラーで出していたフレーズをギターで演奏し、終盤も全体に少しアレンジが変わっていますが、この日の対バン幕開けにピッタリでした♪
その後、『Honnoji』から『HIMITSU GIRL'S〜』まで3曲を連続でブチ込んでくれましたが、この日のパワーは、もうハンパなかったっす!曲のスピードが、いつもより速くなっている上に、記念イベントを盛り上げようとする気迫が物凄くて、鬼気迫るように叩き狂うドラムスを囲んで、3人の音魂が乱舞しながらうながり上がる嵐のような時間でした。(その中間に、ギターのハモりが美しい『電球』が挟まれていた構成も最高☆)
持ち時間が長かったからこそ体験できた『暗黒屋』のインタープレイも、そこまでの熱気を十二分に吸い込んで膨張させた濃厚な演奏にシビレました!
『サイボーグのオバケ』の〈パンツ対決〉では、対バンを意識してか、長めの言葉をラップ風に取り入れたりして、遊び心も忘れていません。(ちなみに、この日の向井さんは、奇妙なポーズを随所で取って笑いを誘っていました(笑))
曲の中盤でメンバーやフロアにも替え歌を歌わせて遊んだ『COLD BEAT』も、演奏の気迫や切れ味は抜群で、いよいよライヴ最終盤を迎えます。
ここで、25周年について触れ、無料配布のブックレットにも書いてあった高校時代の思い出を語りました。当時、一年先輩の女子から借りたカセットテープが、渋谷クアトロでのライヴ音源で、オシャレな東京をイメージしたというような話を、博多弁で語る向井さんは、とても楽しそうで素敵でしたよ(^o^)
アンコール再登場後の『Asobi』では、最後に田我流のメンバー5人を招き入れ、彼らと共にフロアを巻き込んで「遊び足りな〜い」のコール&レスポンスが果てしないほど長く続けられて、記念すべき狂乱の宴は幕を閉じました!いや〜、すんごい祭だった(^o^)
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