ZAZEN BOYSを中心とした向井秀徳作品に関するコメントやライヴレポなどを書いております。
Live Report #189 :MARZ(140405)
2014.4.5 新宿 MARZ
 
 東京都心部の桜が満開になった直後の週末、新宿の歌舞伎町にある数箇所のライヴハウスを使ってのライヴイベント“ETERNAL ROCKCITY ”(通称エロフェス)が行われ、ZAZEN BOYSも久しぶりにMARZのステージに立ちました!
 前回このフェスに出演した時は、同じこのステージをセットチェンジ中スクリーンで仕切って隠していましたが、今回はオープンだったのでラッキー(^o^) 直前のバンドが去った後しばらくしてメンバーも登場して各自でチェックし、さらに揃って音合わせ。向井さんはスタッフに「別に恥かしがり屋じゃないですから、明るくしてもらっていいですよ」みたいに伝えて(笑)ステージを照らさせた中で『The Days Of NEKOMACHI』をたっぷり演奏してくれたので、めっちゃ幸せ〜♪そして、「では、また2時間後にお会いしましょう」と言って退場します。
 
  1. Honnoji
  2. サイボーグのオバケ
  3. 泥沼
  4. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  5. ポテトサラダ
  6. はあとぶれいく
  7. COLD BEAT
  8. 破裂音の朝
  9. Asobi
 EN. KIMOCHI
 
 それから約20分後、ほぼ定刻で再登場して本編スタートです!まずは、フェスの1日目のトリを飾るにふさわしい「らしさ」満載の『Honnoji』を2階スペースまで満員のフロアにブチ込んでくれます。このハコは、最前に立つとステージが超目の前なので、ゾクゾクします♪
 続く『サイボーグのオバケ』では、予備校理事長にタモリ氏を抜擢し、〈パンツ対決〉では「ブラジャーとパンティーが違う柄だけど、特に出かける予定もないから、別にいいや、みたいなこと、ありますよね。私は知っています」(笑)みたいなことを言ってカシオマンに弾かせてました。
 ファンキーでカッコいい『泥沼』に続く『HIMITSU GIRL'S〜』では、今回も中盤のブレイクで吉兼さんが口で「テケテケテケテケテケテケテ」とリフレインし、その後ハンパないスピードで駆け抜けて、すんごく素敵でした☆
 その後が『ポテトサラダ』でしたが、ここ最近ちょいゴブサタだったので新鮮でした〜!次の『はあとぶれいく』では、本編部分の歌詞が終わってエンディングに向かう部分に「お昼休みはあちこちウォッチング」など《いいともソング》を歌って前半のマエフリを回収してました(^o^)
 終盤の『COLD BEAT』では、フロアに〈小節入り〉で「チャルメラソング」を合唱させるなどサービス満点のゴキゲンぶりを発揮し、濃厚な音の重なりが楽しい『破裂音の朝』から、色っぽさと共にコネタも満載の『Asobi』で本編終了―――。
 そして、フェスのトリならではのアンコールに応えて再登場した後は、向井さんがギターで弾いたリフをエフェクターにメモリーして流し、他の3人を横に並ばせ、さらにフロアから女子を指名してステージに上げ、彼女と肩を組んだ向井さんと3人の〈コーラス隊〉による『KIMOCHI』という素敵なプレゼント(^o^) ―――最後は、彼女のしていたリュックを取って自分の背に掛け、彼女と手をつないで袖に消えてくという微笑ましい光景を残してフェスの最後を締め括ってくれました!うん、めっちゃ楽しいライヴだったで〜す☆☆
Live Report #188 :Coast(140321)
2014.3.21 新木場 Studio Coast
 
 めっちゃ風が強かったですが、雨上がりの青空が美しいお彼岸の祝日―――。2日連続のライヴとなったZAZEN BOYSが出演したのは、HIP LAND MUSIC主催のイベント“HighApps Vol.18 Special”。スタジオコーストの敷地内に野外ステージを設けて、室内と2ステージ交互に展開するロックフェスで、ZAZEN BOYSは野外のApps Stageに登場です。
 逆光で眩しい午後3時代のステージは風が強くて、セッティングに現れたカシオマンは寒そう。それでも、メンバーそれぞれのチェックが終わると、呼吸合わせの全体チェックとして『The Days Of NEKOMACHI』を演奏してくれたので、本編前に重厚なサンプルを試食できて幸せでした〜(^o^)
 
  1. Honnoji
  2. USODARAKE
  3. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  4. はあとぶれいく
  5. サイボーグのオバケ
  6. COLD BEAT
  7. 破裂音の朝
 
 本編は、前日同様『Honnoji』から『USODARAKE』へという流れでスタートしましたが、午後の野外という開放感もあって、ついつい身体がジャンプしてしまいました!
 3曲目『HIMITSU GIRL'S〜』では、終盤の間奏部分に入る直前のブレイク後、いつもならギターを爪弾いて繰り返すフレーズを、カシオマンが自分の声で「タタタタタタタタタタタタタ」と何度も言ってたのが新鮮でした!
 遊びも交えた『サイボーグのオバケ』を経て、終盤の定番『COLD BEAT』では、イベントへのゲスト出演という位置付けを考慮して、フロア巻き込み型ではなく〈向井指揮者〉をコンパクトにカッコよくキメてくれたのが逆に新鮮でした。
 最後の『破裂音の朝』で、改めて不協和音の不思議な魅力に聞き惚れてライヴは終了―――。湾岸の強い風を逆に吹き飛ばすような熱いライヴ、ありがとうございました!
Live Report #187 :EAST(140320)
2014.3.20 渋谷 O-EAST
 
 これまで多くの2マンライヴを経験したZAZEN BOYSにとっても、もしかしたら最初で最後かもしれないと思える珍しい競演が渋谷で開催されました。対バン相手の人間椅子も、ライヴ中に「まさかの」とか「普通ありえない」とか口にしていましたが、たしかに同じハコでこの2マンは超レアかもしれません。―――そんなイベント“abura derabu”で、ZAZEN BOYSは先攻でステージに登場しました。
 
  1. Honnoji
  2. USODARAKE
  3. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  4. IKASAMA LOVE
  5. サイボーグのオバケ
  6. 泥沼
  7. 感覚的にNG
  8. COLD BEAT
  9. 破裂音の朝
  10. RIFF MAN
 
 次々に火花を散らして点火していくような『Honnoji』の後、スピードが加速して迫力も増強した『USODARAKE』でフロアを圧倒!続く『HIMITSU GIRL'S〜』では、終盤のヴォーカルパートに入る前の間奏部分で、いつもよりフレーズの繰り返しを多く激しくしていたのが印象的でした。
 大島渚を理事長に起用した『サイボーグのオバケ』の〈パンツ対決〉では「ブラジャーとパンティーが一体化したやつ」の名称をカシオマンに言わせようとして失敗してました(笑)。
 その後、悪天候の一日を象徴するみたいな『感覚的にNG』を経て終盤に突入―――。『COLD BEAT』では、フロアにチャルメラメロディで歌わせようと女子を指名したのに男子が歌ってしまい途中で切ったり、フロア全体に一句一句を区切って「コブシ」を効かせて歌わたり、サービス精神たっぷりでした(^o^)
 そして、最後は「ヒューマン・チェアーさんと対バンできることを大変嬉しく思っております」みたいに言って、最近では珍しい〈『RIFF MAN』締め〉という人間椅子を迎えるにふさわしいラストでステージを去っていきました。
Live Report #m-49 :FEVER(140307)
2014.3.7 新代田 FEVER
 
 今年に入ってからソロでのライヴが盛んな向井さんですが、なかなかフォローしきれず、ようやく三月になって初めて参加できました!
 この日は“Sound Fun.03”というイベントでしたが、ネットでストリーミング中継をするために、通常のステージエリアを撮影スペースにして、客席エリアの左側(バーカウンターと反対側)をステージにしていたため、ステージとフロアが同じ高さでつながっている上、両者を仕切る柵もないので、めっちゃ至近距離でライヴを楽しめました(^o^)
 
 1. SENTIMENTAL GIRL'S VIOLENT JOKE
 2. 鉄風、鋭くなって
 3. PIXIE DU
 4. SAKANA
 5. WATER FRONT
 6. 前髪
 7. Sabaku
 8. はあとぶれいく
 
 二番手で登場した向井さんは、自ら「焼酎ハイボール」を作って飲みつつライヴを展開していきます。「女の股ぐら」の話などを前振りして入った『鉄風、鋭くなって』に続いて、翌々日「突発的録音」としてネット配信した『PIXIE DU』を演奏。前半の締め『SAKANA』では、エフェクターの使い方やメモリーして重ねるフレーズにも新しい試みを取り入れていました。
 後半、既に定番のレパートリーになってきた『前髪』は、3.11が近かっただけに、いつも以上に胸に切なく響きました。
 そして、この日個人的に〈目玉〉だったのは『Sabaku』―――。今年に入ってから数回あったアコエレのライヴでも演奏したかもしれませんが、俺にとってはソロでこの曲を体験するのはたぶん初めてで、哀愁漂うソロ仕様のアレンジも含めて、すんごく新鮮で感動しました!
 うん、やっぱ、ソロ、いいっすね♪―――そう改めて感じたライヴでした☆(自分のステージが終わった後、次に登場したskillkillsのライヴを、撮影エリアの後方に腰掛けて飲みながら楽しそうに見ている向井さんの姿を「観察できた」(笑)のも収穫でした〜)
Live Report #186 :EAST(140225)
2014.2.25 渋谷 O-EAST
 
 ZAZEN BOYS今年2発目のライヴは、企画イベント“宇宙旅行 Vol.3”への参加―――。オープニングアクトにClean Of Core、対バンにペトロールズという布陣で開催され、ZAZEN BOYSの登場は3番手=トリでございました!
 
  1. Honnoji
  2. サイボーグのオバケ
  3. 泥沼
  4. USODARAKE
  5. 感覚的にNG
  6. はあとぶれいく
  7. COLD BEAT
  8. 破裂音の朝
  9. KIMOCHI
  EN. Asobi(with 長岡亮介)
 
 この日は、登場が最後だったので、セットチェンジの途中からメンバーが登場してチェックをした後、いわゆる「音合わせ」として『Water Front』を使って軽くセッションしてから本編に入りました。そして、1曲目に「曲として」(…っていうのも変ですけど)『Honnoji』を選曲―――。後半部がハジケるアレンジも含めて、久々に「フルヴァージョン」で体験し、曲のカッコよさを再認識しました(^o^)
 その後、遊び心溢れる2曲を挟んで中盤の1曲目にカマしてくれた『USODARAKE』では、新たなアレンジのみならず、前回以上に演奏スピードがハンパなく加速されていて、もうすんごい迫力に圧倒されちゃいました☆☆
 その勢いで、パワーアップした『感覚的にNG』もノッケから飛ばしまくり、続く『はあとぶれいく』でも疾走しまくるドラムスに乗って駆け抜けて行きます。(今回は、終盤に不良スタイルで前方に出て、ハンドマイク状態で歌ってました)
 そして、7曲目に入る前の〈MC部分〉で「告知とか、すること、特にありませんね。まあ、なんも話さなくていいんだけど、映画の話でもしてみましょうか」みたいな前振りをして、最近見たという『スカーフェイス』(ブライアン・デ・パルマ監督作品/1983年)の話をし、アル・パチーノがアントニオ・モンタナという役で主演しているなどと説明した後、「(こんな話をしたって)まったくつまらないね」みたいに自虐的モード(笑)で締めました。
 ところが、この話、実はこの後の展開の伏線だったんです!直後に演奏された『COLD BEAT』のインタープレイで、軽く〈向井指揮者〉にて廻した後、メンバー3人に指示して〈チェルメラ替え歌〉の替わりに「アントーニオ・モンターナ!」と言わせる遊びを挿入(笑)。なんとも「いたずらっ子」みたいな構成に笑いながらウナっちゃいました(^o^)
 最後は、『KIMOCHI』をパワー全開で締め括った後、フロアに「KIMO、CHI」とメロディーに乗せて歌わせながらステージ袖に入っていきました。
 アンコールに応えて再登場後、ペトロールズのヴォーカル&ギター=長岡亮介氏を招きいれて、彼のプレイも披露させながら長尺で『Asobi』を演奏してイベントを締め括りました。そんなオマケも含めて、めっちゃ楽しくて充実した夜になりました♪♪乾杯っ!

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Last Updated: 2024/6/14 Fri.

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