ZAZEN BOYSを中心とした向井秀徳作品に関するコメントやライヴレポなどを書いております。
Live Report #m-50 :EAST(140528)
2014.5.28 渋谷 O-EAST
 
 いまだに信じられない訃報から一年経った先日、吉村さん率いるbloodthirsty butchersをリスペクトする多くのアーティストたちが参加するライヴイベント“Yes,We Love butchers”が2夜連続2会場並行で開催され、その第2夜に向井さんがソロで出演しました。
 サブステージに登場した向井さんは、珍しくTシャツ1枚姿でしたが、アコースティックとエレクトリック2本のギターを弾きながら、胸に響くライヴをしてくれました。
 
  1. プールサイド(by bloodthirsty butchers)[A]
  2. 鉄風、鋭くなって[E]
  3. ZEGEN vs UNDERCOVER[E]
  4. TATTOOあり[E]
  5. はあとぶれいく[E]
  6. ささやかな願い(by earstern youth)[A]
 
 まずは、訃報直後のワンマンでも演奏し、今回発売されたコンピレーション・アルバムにも収録されている『プールサイド』からライヴを始めました。NUMBER GIRL時代にもバンドでカバーしていた縁の深い曲ですが、アコギ1本で切々と歌い上げる姿は心に刺さりました。
 続いては、NUMBER GIRL時代の曲を3曲連続で演奏しましたが、ソロでも久しぶりな『ZEGEN vs UNDERCOVER』なども含めて、まさに「極々」に研ぎ澄まされた感じで、なんだか当時ブッチャーズとの2マンライヴだった“HARAKIRI KOCORONO TOUR”を疑似体験しているみたいな気分でした。
 様々な想いを振り払うかのようにエネルギッシュな『はあとぶれいく』を挟んで、「最後に、もう1曲カバーをやります」みたいに告げて、これもかなり久々となるearstern youthの『ささやかな願い』をしっとり、かつ熱く歌い上げてステージを去って行きました。
Live Report #191 :JAPAN JAM(140503)
2014.5.3 新木場 Studio Coast
 
 3回目から会場が新木場に移ったJAPAN JAMですが、この地でバンドとして参加するのは初めてのZAZEN BOYS―――。今回セッションはなく、外国のミュージシャンを交えての開催で、ちょっと残念でしたが、もちろんライヴは熱かったです!
 ZAZEN BOYSは3番手だったので、セットチェンジでメンバーが登場してチェックし、照明が暗い中、向井さんの「じゃあ、ちょっと合わせます」で『CRAZY DAYS CRAZY FEELING』の一部を演奏し(←これも久しぶりだったから嬉しかったです)、退場せずに待機した後、本編のスタートです。
 
  1. Honnoji
  2. COLD BEAT
  3. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  4. はあとぶれいく
  5. サイボーグのオバケ
  6. RIFF MAN
  7. 破裂音の朝
 
 時空を切り裂くような『Honnoji』(→ブレイク後の狂乱カシオソロが素敵!)でスタートしたライヴは、2曲目に『COLD BEAT』が来るという珍しい展開―――。中間部の〈向井指揮者コーナー〉で替え歌チャルメラソングを「一郎→カシオ→フロア女子→フロア全体」という流れで歌わせて、空気を換えていきます。
 今回もカシオマン声演奏での息継ぎに笑いが起こった『HIMITSU GIRL'S〜』に続いて、『はあとぶれいく』では、歌の最終ブロックで前方に「ヤンキー座り」した向井さんが、煙草を吸うマイムをする姿を久しぶりに拝見しました(笑)。
 次の『サイボーグのオバケ』では、予備校理事長に蟹江敬三氏が起用され、吉兼さんとの〈パンツ対決〉では、「長澤まさみのセクシーパンツ」や「橋本愛のまっ白パンツ」などが登場して笑いを誘っていました。
 そして、最終盤にハンパないエネルギーの『RIFF MAN』(←この曲順位置で演奏されたのはちょい久しぶり!)と不協和音の狂騒曲『破裂音の朝』をブチ込んでステージを後にしました。
Live Report #190 :WEST(140411)
2014.4.11 渋谷 O-WEST
 
 2月、3月と連続で、同じ系列のライヴハウス=EASTに登場したZAZEN BOYSですが、今回は反対側にあるWESTのステージに久々の登場で〜す!―――ここは、EASTよりコンパクトなハコで、ステージの高さも低いので、より密接感のあるライヴが楽しめるし、2マンだし、対バンもオーガだし、うん、ワクワク(^o^)
 だいだい5分押しぐらいでメンバーが登場し、今回は先攻だったので曲を使ったサウンドチェックはなく、速攻本編に突入です!
 
  1. Honnoji
  2. 泥沼
  3. サイボーグのオバケ
  4. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  5. はあとぶれいく
  6. COLD BEAT
  7. ポテトサラダ
  8. 破裂音の朝
  9. Asobi
 
 切り込み隊長に選ばれた曲は『Honnoji』―――。最近やっている終盤のファンキーなアレンジに向井さんの「待ってる、待ってる」が絡んで素敵です。
 この日の『サイボーグのオバケ』では、予備校理事長だけじゃなく、総理大臣も含めてすべてタモリ氏を起用(笑)。舞台袖に控えるローディーの峯さんもウケてました。さらに、「ザッパ、ザッパ」の部分にも「タモリ」を織り混ぜてました。
 続いて『HIMITSU GIRL'S〜』―――。今回も中盤、カシオマンが「タタタタタタタタタタタタタ」と声で演奏?。呼吸が苦しくなって息継ぎをする様子に、フロアから温かい笑いが起きていました。でも、その後の演奏は、この日もすんごい勢いで迫力満点でした☆
 終盤部分にあるリズム隊のテンポアップがハンパない『はあとぶれいく』を挟んで、次が『COLD BEAT』―――。この日のインプロ部分では、〈向井指揮者コーナー〉で、グーで指示を出しフェイントを掛け、「ナヨ〜〜ン」的な演奏をさせたりした後、フロアの女子にチャルメラソングで「さりげ〜なく ささやいてよ〜」と歌わせる時「ウィスパーボイスで、」と注文をつけるなど、遊び心満載で、すんごく楽しかったですよ〜☆☆
 その後、本来前半でやる予定だったらしい『ポテトサラダ』(向井さんは「ポテサラ、ポテサラ」など原曲以上に連呼)を演奏し、フロアに「ご来場のお礼」を言って最終盤の2曲を演奏し、ステージを後にしました。
 2マンの割には少し持ち時間が短かった気がしますが、内容は濃厚だったから、もちろん素敵な時間を過ごせました♪
Live Report #189 :MARZ(140405)
2014.4.5 新宿 MARZ
 
 東京都心部の桜が満開になった直後の週末、新宿の歌舞伎町にある数箇所のライヴハウスを使ってのライヴイベント“ETERNAL ROCKCITY ”(通称エロフェス)が行われ、ZAZEN BOYSも久しぶりにMARZのステージに立ちました!
 前回このフェスに出演した時は、同じこのステージをセットチェンジ中スクリーンで仕切って隠していましたが、今回はオープンだったのでラッキー(^o^) 直前のバンドが去った後しばらくしてメンバーも登場して各自でチェックし、さらに揃って音合わせ。向井さんはスタッフに「別に恥かしがり屋じゃないですから、明るくしてもらっていいですよ」みたいに伝えて(笑)ステージを照らさせた中で『The Days Of NEKOMACHI』をたっぷり演奏してくれたので、めっちゃ幸せ〜♪そして、「では、また2時間後にお会いしましょう」と言って退場します。
 
  1. Honnoji
  2. サイボーグのオバケ
  3. 泥沼
  4. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  5. ポテトサラダ
  6. はあとぶれいく
  7. COLD BEAT
  8. 破裂音の朝
  9. Asobi
 EN. KIMOCHI
 
 それから約20分後、ほぼ定刻で再登場して本編スタートです!まずは、フェスの1日目のトリを飾るにふさわしい「らしさ」満載の『Honnoji』を2階スペースまで満員のフロアにブチ込んでくれます。このハコは、最前に立つとステージが超目の前なので、ゾクゾクします♪
 続く『サイボーグのオバケ』では、予備校理事長にタモリ氏を抜擢し、〈パンツ対決〉では「ブラジャーとパンティーが違う柄だけど、特に出かける予定もないから、別にいいや、みたいなこと、ありますよね。私は知っています」(笑)みたいなことを言ってカシオマンに弾かせてました。
 ファンキーでカッコいい『泥沼』に続く『HIMITSU GIRL'S〜』では、今回も中盤のブレイクで吉兼さんが口で「テケテケテケテケテケテケテ」とリフレインし、その後ハンパないスピードで駆け抜けて、すんごく素敵でした☆
 その後が『ポテトサラダ』でしたが、ここ最近ちょいゴブサタだったので新鮮でした〜!次の『はあとぶれいく』では、本編部分の歌詞が終わってエンディングに向かう部分に「お昼休みはあちこちウォッチング」など《いいともソング》を歌って前半のマエフリを回収してました(^o^)
 終盤の『COLD BEAT』では、フロアに〈小節入り〉で「チャルメラソング」を合唱させるなどサービス満点のゴキゲンぶりを発揮し、濃厚な音の重なりが楽しい『破裂音の朝』から、色っぽさと共にコネタも満載の『Asobi』で本編終了―――。
 そして、フェスのトリならではのアンコールに応えて再登場した後は、向井さんがギターで弾いたリフをエフェクターにメモリーして流し、他の3人を横に並ばせ、さらにフロアから女子を指名してステージに上げ、彼女と肩を組んだ向井さんと3人の〈コーラス隊〉による『KIMOCHI』という素敵なプレゼント(^o^) ―――最後は、彼女のしていたリュックを取って自分の背に掛け、彼女と手をつないで袖に消えてくという微笑ましい光景を残してフェスの最後を締め括ってくれました!うん、めっちゃ楽しいライヴだったで〜す☆☆
Live Report #188 :Coast(140321)
2014.3.21 新木場 Studio Coast
 
 めっちゃ風が強かったですが、雨上がりの青空が美しいお彼岸の祝日―――。2日連続のライヴとなったZAZEN BOYSが出演したのは、HIP LAND MUSIC主催のイベント“HighApps Vol.18 Special”。スタジオコーストの敷地内に野外ステージを設けて、室内と2ステージ交互に展開するロックフェスで、ZAZEN BOYSは野外のApps Stageに登場です。
 逆光で眩しい午後3時代のステージは風が強くて、セッティングに現れたカシオマンは寒そう。それでも、メンバーそれぞれのチェックが終わると、呼吸合わせの全体チェックとして『The Days Of NEKOMACHI』を演奏してくれたので、本編前に重厚なサンプルを試食できて幸せでした〜(^o^)
 
  1. Honnoji
  2. USODARAKE
  3. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  4. はあとぶれいく
  5. サイボーグのオバケ
  6. COLD BEAT
  7. 破裂音の朝
 
 本編は、前日同様『Honnoji』から『USODARAKE』へという流れでスタートしましたが、午後の野外という開放感もあって、ついつい身体がジャンプしてしまいました!
 3曲目『HIMITSU GIRL'S〜』では、終盤の間奏部分に入る直前のブレイク後、いつもならギターを爪弾いて繰り返すフレーズを、カシオマンが自分の声で「タタタタタタタタタタタタタ」と何度も言ってたのが新鮮でした!
 遊びも交えた『サイボーグのオバケ』を経て、終盤の定番『COLD BEAT』では、イベントへのゲスト出演という位置付けを考慮して、フロア巻き込み型ではなく〈向井指揮者〉をコンパクトにカッコよくキメてくれたのが逆に新鮮でした。
 最後の『破裂音の朝』で、改めて不協和音の不思議な魅力に聞き惚れてライヴは終了―――。湾岸の強い風を逆に吹き飛ばすような熱いライヴ、ありがとうございました!

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Last Updated: 2024/4/13 Sat.

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