ZAZEN BOYSを中心とした向井秀徳作品に関するコメントやライヴレポなどを書いております。
Live Report #200 :LOFT(140926)
2014.9.26 新宿 LOFT
 
 まず最初に個人的なご報告をします。この日、俺にとってZAZEN BOYSのライヴ参加200本目を達成することが出来ました!めっちゃ嬉しいです(^o^)
 そんな個人的な記念日となった200本目のライヴは、“マイセルフ ユアセルフ”というイベントでしたが、出演した7バンドすべてが持ち時間45分で、たっぷりライヴを楽しめる企画だった上に、ZAZEN BOYSとしても久々に出演するLOFTという個人的にも大好きな最高のロケーション!
 そして、有り難い&おめでたいことにチケット整理番号も1番で、記念日を最前列で迎えることができたので、もう始まる前からワクワクしちゃいました。
 
 外のバーステージで前のライヴが行われている間に、メインステージにメンバーが登場してセッティング&チェックを開始―――。この日、このステージで他のセットチェンジはロールカーテンが下がって見えなかったんですが、なぜかZAZEN BOYSの時だけ遮断する幕がなかったので、それもめっちゃ嬉しかったです(^o^)
 ベースアンプのライン接続に不備があったらしく、一郎君とスタッフが修復する様子や、チェックが終わったカシオマンがストレッチをする姿や、向井さんが女性スタッフにドラムのマイクセッティングを指示したり自分で修正したりする様子も見られたし、サウンドチェックとして『Honnoji』後半部分の演奏もあって、本番前も幸せな時間が過ごせました!
 
  1. Weekend
  2. はあとぶれいく
  3. ポテトサラダ
  4. 天狗
  5. COLD BEAT
  6. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  7. RIFF MAN
  8. 破裂音の朝
  9. KIMOCHI
 
 さて、本編は、なんと久々の『Weekend』(7月のワンマンや音源が配信された大牟田ワンマンでもやってない)からスタートしました!順番に振り向くパフォーマンスがなくなった替わりに歯切れのいい新アレンジが加わって素敵にリニューアル!個人的にも大好きなこの曲で記念のライヴが始まるなんて、もう最高の気分でした(^o^)
 続く『はあとぶれいく』の終盤には、向井さんがフロア最前の「柵」に登って歌うサービスがあったし、次の『ポテトサラダ』では、「しっぽり、しっぽり」とか「しじみ汁、しじみ汁」とか連呼する楽しいアドリブもあったし、前半の最後は大好きな『天狗』で心身ともに踊って、素敵な時間が続きます。
 後半の皮切りは『COLD BEAT』から―――。この日は、中盤ブレイクした後、切れ味のいい〈向井指揮者コーナー〉を経て、〈チャルメラメロディー〉を導火線として久しぶりに長尺の即興インタープレイとなる《MATSURI SESSION》を展開!4人の楽器が攻防を繰り返しつつ絡み合ってうながり上がって、もうすんごく素晴らしかったです☆☆☆
 さらに、敦さんが加入した段階での原点とも言える『HIMITSU GIRL'S〜』、アレンジ改革で唯一無比の境地を研ぎ澄ました『RIFF MAN』と贅沢なご馳走が続き、セットリスト的な最後として、めっちゃ濃厚な『破裂音の朝』を脳内注入してくれ、ほんと最高に幸せ〜♪
 そして、本編最後はオマケとして『KIMOCHI』を、「前半は4人の凄まじい競演&後半はギターリフをメモリーリフレインして4人コーラス隊ヴァージョン」という形でプレゼントしてくれ、最後は向井さん自らVOXアンプの音量ツマミを操作してフェイドアウトするサービスでライヴは終了。
 
 もうマジで濃厚で、贅沢で、刺激的で、めっちゃ素晴らしい素敵な最高のライヴで200回記念日を過ごすことが出来て、さらにライヴの前後にメンバーの皆さんにも挨拶できたし(残念ながら今回敦さんとは直接話せず)、ほんとにほんとに幸せでした♪☆☆☆♪
Live Report #k-6 :duo(140925)
2014.9.25 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
 
 向井さんが関わっている音楽活動の中で、ZAZEN BOYSやアコエレ名義のソロに比べてKIMONOSは極端にライヴが少ないので、たまにあっても参加できないことも多く、今回はめっちゃ久しぶりに(→てか、なんと約2年ぶり!)ステージでの演奏を体験して参りました!
 その個人的に超久々のライヴは、“宇宙旅行vol.4”というイベントで、オープニングアクトとしてYogee New Wavesが5曲演奏した後、メイン対バンの女子2人によるヒップホップユニットCharisma.comの楽しいステージに続いて始まりました。
 
  1. Miss
  2. Sports Men
  3. Yureru
  4. Friday Night(Fruity?)
  5. No Modern Animal
  6. Mogura
  7. Soundtrack To Murder
  8. Tokyo Lights
 
 久々に体験した今回のライヴも、向井さんはエレクトリック・ギター一本のみで、キーボードやスイッチングはレオ君が担当というセッティングでした。
 ゆっくりと滑り込むように『Miss』からライヴは始まり、「カバー曲をやります」とレオ君が告げて『Sports Men』を演奏し、スロー&メロウな『Yureru』になる展開―――。
 ここまで、向井さんのギタリストとしての魅力を堪能しながら、久しぶりに味わうKIMONOSの世界に浸っていましたが、次に俺にとってサプライズな出来事が!そう、今まで一度も聴いたことのない曲が登場しました!
 おそらく何度かのライヴチャンスを逃していた2年間に披露された曲かと思いますが、俺にとっては初体験の曲で、たぶん『Friday Night』というタイトルだと思います。(レオ君がそう紹介したように聞こえたけど、歌詞の中には「Friday」も「Fruity」も出てきたので『Fruity Night』かも…)この曲は、ZAZEN BOYSの同名曲とはまったく別の曲で、2人が交互にヴォーカルを取るんですが、チョイ悪風に小節を効かせて歌う演歌っぽいテイストも混じったエロくて素敵な曲でした♪
 後半は、紹介もないまま当然のごとくサポート・ドラムの白根賢一氏が登場して、2人の演奏に加わりました。
 久しぶりで味わう『No Modern Animal』のオリエンタルな空気も素敵だったけど、アレンジが変ってビート感が増したような『Mogura』と、スローテンポで始まり、うねるように上昇して行く『Soundtrack To Murder』は、めっちゃ刺激的でした☆
 そして最後は、渾身の『Tokyo Lights』でエネルギッシュに締めてライヴ終了―――。俺にとって約2年ぶりのKIMONOSライヴは、魅力的な選曲と個人的サプライズもあって、すんごく素敵な一夜になりました(^o^)
 
Live Report #199 :StarFes.(140920)
2014.9.20 幕張海浜公園内 特設ステージ
 
 海外から来日したヒップホップ系のアーティストを中心にラインナップが組まれた野外フェス“Star Fes2014”にZAZEN BOYSが初参加!―――最寄り駅は年末のフェスでおなじみ幕張ですが、今回の会場は海浜公園の中だったので、ステージエリアのすぐ隣に海が見える素敵なロケーションでした。
 今回、ZAZEN BOYSはメインステージのトップバッターだったので、砂浜に立って見上げるステージに登場したのは11:20頃で、ローディーの峯さんもなんか眠そう(笑)。メンバーが楽器をチェックする中、敦さんがバスドラムのマイクセッティングを気にして向井さんが修正するなどして、ほぼ定刻の11:30にライヴが始まりました!
 
  1. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  2. RIFF MAN
  3. COLD BEAT
  4. 天狗
  5. はあとぶれいく
  6. 破裂音の朝
  7. サイボーグのオバケ
  8. KIMOCHI
 
 野外の開放的な空間だけに、なんだか音の響きも少し違って聞こえましたが、そのせいもあって皮切りの『HIMITSU GIRL'S〜』も新鮮!午前中にブチ込まれる『RIFF MAN』も、すんごく刺激的です♪
 早くも3曲目にカマされた『COLD BEAT』では、要所を突く感じで〈向井指揮者コーナー〉をピリッとまとめ、「チャルメラソング」の替え歌では、一郎君を前に出させて歌わせた後、砂浜に立つ我々に歌わせるなど初体験の方々へのサービスもたっぷりでした。
 集まった人々への謝辞コメントに続いて『破裂音の朝』を濃厚に演奏した後、「最後に〈パンツの歌〉をお聞きください」と言って『サイボーグのオバケ』に入ります。楽しい〈パンツ対決〉もあったし、「パンツ一丁になって、そこの海にお入りください」みたいなことも言ってました(笑)
 内心「この曲で最後なんて超レアだな〜」って思ってたら、曲が終わると「ほんとに最後にもう1曲やります」みたいに言ったので、ちょっと得した気分(^o^)。そして始まった『KIMOCHI』では、前半を〈楽器格闘技〉的なバンドヴァージョンで演奏し、後半は向井さんのギターリフをメモリーして繰り返し流す中、メンバー全員が横一列に並んで歌う「ムード歌謡コーラスグループ」ヴァージョンで楽しませてくれ、最後は砂浜フロアにも「ケイアイエムオー、シーエイチアイ」と歌わせて去っていきました。
 
 向井さんもライヴ中に「午前中からお集まりいただきまして…」と言っていましたが、数々のフェスやイベントに出演してきたZAZEN BOYSも、午前中の登場は極めて珍しいので、そういう意味でも新鮮でした♪
Live Report #198 :nest(140827)
2014.8.27 渋谷 O-nest
 
 以前向井さんがソロで競演したMC&Gt.の2人ユニットMOROHAによる対バン企画にZAZEN BOYSが出演!。ライヴ会場となったnestは、アコエレとして何度も登場していたので気が付かなかったんですけど、実はZAZEN BOYSとしての出演は初めてみたいなんですね。(←たぶん…。「違う」っていう方はお知らせください)
 それはともかく、ステージとフロアを仕切る柵のないコンパクトな構造で大好きなハコでZAZEN BOYSのライヴを最前で体験できるなんて至福の時間ですよね!そんなライヴのセットリストは、こんなでした―――。
 
  1. RIFF MAN
  2. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  3. USODARAKE
  4. COLD BEAT
  5. サイボーグのオバケ
  6. 破裂音の朝
  7. はあとぶれいく
  8. 天狗
  9. Asobi
 
 この日の向井さんは、珍しく黄色いシャツ(半袖で裏地が緑色)を着て、グレー系でサイドポケットが付いたパンツをはいてました。そのせいか、何度もライヴ中にシャツを指差すなどして「黄色くてすいません」って言ってました(笑)
 ライヴは、圧倒的な迫力と気合いが漲る『RIFF MAN』からスタート!唯一無比の『HIMITSU GIRL'S〜』を経て、前回の野外ではやらなかった『USODARAKE』の突き刺さる歌詞に感電しているうちに早くも序盤が過ぎてしまいます。
 中盤の皮切りとして選ばれた『COLD BEAT』では、何度体験してもワクワクする〈向井指揮者コーナー〉に加えて、今回は映画『ランボー』などの戦闘シーンで見られるマシンガンに銃弾を補充してブッぱなつアクションを取り込んでフロアを沸かせてくれました。
 続く『サイボーグのオバケ』では、〈パンツ対決〉の後で原曲部分に戻る際「敦さん→一郎君→カシオマン」の順で「ワンツースリーフォー」とカウントするなどライヴならではの楽しさが満載!
 そして、終盤―――。『はあとぶれいく』で、向井さんが後半にギターアンプの上でヤンキー座りをして歌った後、「(公式サイトで)大牟田Fujiでのライヴ音源を配信しましたので、お聞きください」と告知してから『天狗』に。最後を締め括る『Asobi』の中盤には、吉兼さんがバスドラムの上に乗って新しい「大五郎マラカス」を振るなど、演奏以外のサービスもたっぷりで、めっちゃ楽しくて刺激的なライヴだったです♪
Live Report #197 :晴海(140816)
2014.8.16 晴海客船ターミナル特設ステージ
 
 ここ数年来、夏フェスが各地で増殖していますけど、今年は東京にも新たなフェスが誕生しました―――。「国内外の樽生ビールが50種類以上!」が〈売り〉の“CRAFTROCK FESTIVAL”というイベントで、東京湾岸の客船発着ターミナルの野外と屋内2ステージを使って展開されました。
 湾岸地区では、ZEPPのあるお台場地域の方が有名になっちゃいましたけど、晴海地区は先輩みたいな場所。でも、特に用がなければ行かないっすから、今回の会場は俺も初めて訪れました。当たり前ですけど、周りは海で、船が停泊しており、ターミナルビルの屋上にある展望台からは海に囲まれた四方の景色が一望できました。
 そんな夏っぽいロケーションで、ZAZEN BOYSは「BLUE MOON STAGE」と名付けられた野外のステージに夕刻登場しました!
 
  1. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  2. RIFF MAN
  3. COLD BEAT
  4. 天狗
  5. 破裂音の朝
  6. サイボーグのオバケ
  7. はあとぶれいく
  8. Asobi
 
 この日は、天候不順で残念ながら「丸一日快晴っ!」とは行かず、同じステージに1つ前で出たenvyのライヴ中は、けっこう雨が降りましたが、有り難いことにZAZEN BOYSのライブが始まるとほとんど止んでくれました。
 まだ雨がパラつく中でセットチェンジが完了した後、おなじみ「サウンドチェックします」の声にて『Honnoji』の後半部分を演奏。そして、そのまま本編に入りました。
 雨を打ち負かすかのような鋭い切れ味の『HIMITSU GIRL'S〜』からスタートしたライヴは、早くも2曲目に『RIFF MAN』を投入!海風を受けたフロアの温度が急上昇します。演奏の極々度をギュッと濃縮した新アレンジの中盤以降の凄さったらハンパない!スピードも物凄い♪
 そして、その次が『COLD BEAT』だもんね。もうタ・マ・ラ・ンです(^o^) →この日は、チャルメラソングこそなかったものの、「指揮者向井」による〈フライング誘い〉や〈ナヨ〜ン指示〉は絶妙で、そういった〈遊び〉の時間配分がすんごくバランスよくて素晴らしかったっす☆☆
 続いての『天狗』でオリエンタルな風味に酔いつつ踊り、『破裂音の朝』の偉大なる不協和音を堪能して、気が付いたらほぼノンストップで5曲終わってました。
 持ち時間が50分あったから、気分的には「あと5曲」だったんすけど、意外に時間が経ってたらしく、実際はこの後3曲でした。「〜理事長」が「村田英雄」に戻った(笑)『サイボーグのオバケ』では、これまた長すぎず短すぎずの絶妙な〈パンツ対決〉を楽しめ、『はあとぶれいく』での「向井番長」も快調で、いよいよ最終盤を迎えました。
 来場者への謝礼に続いて『Asobi』が始まると、向井さんの指示でカシオマンが一旦下手の袖に入って姿を消しました。残った3人での演奏に身体を揺らしながらも、いったい何が起こるのかワクワクして再登場を待ちます(衣装替えでもあるのかと思っちゃった)。そして、出てきた吉兼さんは同じ格好でしたが、手には新しい〈ペットマラカス〉が!焼酎の銘柄が「ビッグマン」から「大五郎」に変り、中にはピカピカに光る新しい小豆らしい粒が入っていました(^o^) この新品マラカスを振る前に、おなじみカシオダンスを下手で披露したカシオマンも含め、メンバーは雨が上がって潮風の吹く海辺のステージを満喫するような感じで演奏してライヴを締めてくれました。(なお、向井さんは、イベントの趣旨に合わせて、この日はステージドリンクを〈自家製酎ハイ〉からBLUE MOON社の瓶ビールに変えていました!)
 
 初めてのロケーションで体験しためっちゃキモチのいいライヴに大満足でしたが、最後にライヴ以外で印象的だった出来事を付け加えておきます。
 この会場では、野外にステージを特設した関係で、楽屋スペースとしてビルの旧レストラン施設を利用しており、その構造上、出番待ちアーティストの「控え場所」が野外と室内の中間部分にありました。そのため、客席フロアに相当するステージ前の敷地の端から、その「控え場所」が丸見えだったんですね。
 おかげで、出番前に楽器のチェックをしたり、煙草を吸ったり、ストレッチをしたりするメンバーの様子を見ることが出来ました。そして、以前どこかのインタビュー記事で読んだことがある〈口楽器などでのリハ〉を目撃することが出来たんです!これは、メンバーがアンプに繋がず、楽器を持ったまま口でフレーズを言いながら(ドラムスは手で机を叩く)曲の流れを確認するわけなんですけど、マジでハンパなく合わせてるんです。俺が見ていた限りでは『HIMITSU GIRL'S〜』と『破裂音の朝』をやってたみたいですが、百戦錬磨のベテランなのに本番直前まで気を抜かずにチェックしている姿を見て、ライヴに対して真剣に向き合うメンバーの心意気と音楽魂に心から感動しました☆☆☆

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Last Updated: 2024/11/2 Sat.

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