ZAZEN BOYSを中心とした向井秀徳作品に関するコメントやライヴレポなどを書いております。
Live Report #233 :LIQUID(180719)
2018.7.19 恵比寿 LIQUID ROOM
 
昨年末に約10年在籍した「ベース吉田一郎」がZAZEN BOYSから脱退してから約半年―――。沖縄から「ベースMIYA」を迎えての新生ZAZEN BOYSの東京初ライヴがついに開催されました!会場は、ここ数年夏のワンマンで定番となっている恵比寿リキッド。天気予報で「危険」と警告されるほどの酷暑が続く中、広いフロアは大勢の人々で埋め尽くされました。(グッズの先行販売では、新しいTシャツ&トートが登場)
 ステージを見上げて特徴的だったのが、キーボードがセットされていなかったこと。長年、一部のイベントやフェスを除いては必ず設置されていたので、逆に4人の「真剣勝負宣言」みたいな感じがしてワクワクしちゃいました。
 ほぼ定刻で場内が暗くなると、『マーキームーン』に乗って大声援の中でメンバーが登場!東京初披露のMIYAさんは涼しげでシンプルなデザインの黒いワンピ姿でした。そして、いよいよ待望のライヴがスタートしました!
 
  1. Fender Telecaster
  2. RIFF MAN
  3. SI・GE・KI
  4. Fureai
  5. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  6. Honnoji
  7. COLD BEAT
  8. Weekend
  9. 天狗
  10. MABOROSHI IN MY BLOOD
  11. IKASAMA LOVE
  12. 気が付けばミッドナイト
  13. はあとぶれいく
  14. サイボーグのオバケ
  15. Amayadori
  16. SUGAR MAN
  17. 破裂音の朝
  18. 自問自答
  EN1. Asobi
  EN2. KIMOCHI
 
 この日のライヴは、ノッケからテンション上がりまくりで、新しいメンバーで練り上げたMATSURI SESSIONの成果を全力でフロアにブチ込んでやろうという気迫に溢れていました。7曲目でベースの弦が切れ、そこで一旦中断するまでは、マジ音のマシンガン撃ちまくりみたいな状態で駆け上がっていく感じでした。
 弦が偶然切れたがキッカケで、ここで向井さんは「ベースMIYA」と紹介。ここで紹介する予定はたぶんなかったと思うんだけど、彼女が後姿で弦を張っている時に紹介したのが向井さんらしいですよね(笑)
 その「ベースMIYA」について、個人的な感想を簡単に書きます。髪を振り乱しながら全身を揺らして踊るようにベースを弾く姿からは「とにかく音楽が大好き」って感じが溢れ出ていて、同時に「ZAZEN BOYSのメンバーになってめっちゃ嬉しい」って気分も満載で、さらに笑い上戸でチャーミングな女性で、他の3人に新しい風を吹き込んでくれそうだな〜って思いました。
 
 ライヴの選曲は、ZAZEN BOYSとしてライヴで演奏するのは初めてかと思われる『Amayadori』以外、新曲の披露もレア曲の再登場もなかったんですけど、もちろんライヴを大切にしてきたバンドだけに新しいベースを迎えたことによるアレンジの微妙な、あるいは大胆な変更は随所にみられました。
 細かく書いたらキリがないので、もっとも特徴的だった曲だけ書いておきます。それは、アンコールに応えて再登場した後に演奏した『Asobi』です。―――この曲は、キーボード(シンセ)を有効利用した曲の代表ともいえる曲だと思いますが、それをギター2本を活かすように編曲しなおして、しかも別の曲みたいに新鮮な感覚で蘇生させたんです!ビックリ&めっちゃカッコよかったです〜☆☆(キーボードなしの『サイボーグ〜』も、まったく違うテイストで最高♪)
 また、今までZAZEN BOYSのライヴで象徴的かつ大きな魅力のひとつだった遊び心溢れる即興演奏を前面に押し出した曲が少なかったのも、この日の特徴だったかも。「まずは、新しい4人の音が絡み合って沸きあがる新しい音の塊を聞いてくれ」って言われているような気がしました。
 とにかく、新生ZAZEN BOYSがライヴを重ねて熟成して過熱していく今後に期待が膨らみまくった恵比寿ワンマンでした!!
Live Report #m-62 :JAM(180601)
2018.6.1 西永福 JAM
 
新宿から移転して新装開店したライヴハウスの「こけら落しライヴ」3Daysの初日に向井さんがソロで登場!あっこゴリラとの2マンでした!―――今回は、前置きもなく、ただただセットリストのみです。ごめんなさい。
 
  1. SENTIMENTAL GIRL'S VIOLENT JOKE[E]
  2. TATTOOあり[E]
  3. 鉄風、鋭くなって[E]
  4. ZEGEN vs UNDERCOVER[E]
  5. WATER FRONT[E]
  6. KARASU[A]
  7. 感覚的にNG[E]
  8. 約束(映画『ディストラクション・ベイビーズ』主題歌)[E]
  9. Amayadori[E]
 10. 天国(作詞=宮藤官九郎)[A]
 11. はあとぶれいく[E]
 12. 自問自答[E]
 EN1:KIMOCHI[A](withあっこゴリラ)
 EN2:SI・GE・KI[A](withあっこゴリラ)
Live Report #m-61 :WWW (180404)
2018.4.4 渋谷 WWW
 
 前回の素敵な2マンの数日後、今度はライヴハウス側が独自に企画したイベントがありました!《dots》というタイトルで前野健太氏との対バンでしたが、この日も演奏時間たっぷりの競演で、すんごく楽しかった〜!(申し訳ありませんが、今回はセットリストのみです。ごめんなさい!)
 
  1. The Days Of NEKOMACHI[A]
  2. Delayed Brain[A]
  3. WATER FRONT[A]
  4. Lonely Night Friday Night[A]
  5. SENTIMENTAL GIRL'S VIOLENT JOKE[E]
  6. 約束(映画『ディストラクション・ベイビーズ』主題歌)[E]
  7. SAKANA[E]
  8. Amayadori[A]
  9. KARASU[A]
 10. 転校生[A]
 11. 天国(作詞=宮藤官九郎)[A]
 12. はあとぶれいく[E]
 
 以下、アンコールは二人が交互に演奏したため、向井さん部分のみを抽出しました。
 
 EN-m1:CRAZY DAYS CRAZY FEELING[A]
 EN-m2:ワインレッドの心(by 玉置浩二)[A]
 EN-m3:SI・GE・KI[A]
 EN-m4:恋は恋(by 松山千春/with 前野健太)[A]
Live Report #m-60 :WWW X(180330)
2018.3.30 渋谷 WWW X
 
 歌詞にもパフォーマンスにも独特の味があって魅力的なアーティスト=大森靖子さんの対バン企画第1弾に向井さんが呼ばれて、とっても素敵な2マンライヴが実現しました!
 どちらも濃厚なライヴを展開してくれ、めっちゃ楽しくて濃い夜になりました♪(いつもながら申し訳ありませんが、今回もセットリストと簡単なコメントのみです。ごめんなさい!)
 
  1. 約束(映画『ディストラクション・ベイビーズ』主題歌)[E]
  2. 鉄風、鋭くなって[E]
  3. ZEGEN vs UNDERCOVER[E]
  4. 6本の狂ったハガネの振動[A]
  5. WATER FRONT[A]
  6. Lonely Night Friday Night[A]〔KIMONOSでやってる曲の変形?〕
  7. さっちゃんのセクシーカレー(by 大森靖子)[A]〔前回以上に気合が入ってた〕
  8. KARASU[A]
  9. Amayadori[A]〔今回も音源とはまったく違う斬新なアレンジ〕
 10. SAKANA[E]〔また新たなエフェクター使いを披露〕
 11. 赤とんぼ(作詞=三木露風、作曲=山田耕作)[E]
 12. はあとぶれいく[E]
 
 大森靖子のライヴが終わった後、アンコールでは二人が並んで競演しました!
 
 EN1:夢の途中(作詞=來生えつこ、作曲=來生たかお)[A]
 EN2:さっちゃんのセクシーカレー(by 大森靖子)[A]
 EN3:KIMOCHI[E]
Live Report #232 :CDJ(171229)
2017.12.29 幕張メッセ COSMO STAGE
 
 ついにやってきてしまった「ベース吉田一郎」最後の日―――。場所は幕張、ZAZEN BOYSとしても年末恒例となったライヴ納めのカウントダウン・ジャパン。数年前から会場全体が広くなったのに応じて、以前よりも広くなったコスモステージで、ZAZEN BOYSのベーシストとして吉田一郎が参加する本当にホントに最後のライヴがありました。
 既にフェス公式サイトのクイックレポートにアップされていますが、演奏された曲順は次のとおりでした。
 
  1. 暗黒屋
  2. Honnoji
  3. 天狗
  4. KIMOCHI
  5. Asobi
 
 持ち時間が30分しかないステージなので、最後にどんな曲を演奏するのかと思いながら、フロントエリアの最前でスタートを待ちました。
 やがて、フェスなどではお馴染みのメンバー自らによるサウンドチェック。この4人でのチェックも最後かと思うと、いつも以上に目が離せません。向井さんは、小さな模様が入った黒系のシャツに黒いジャケットを着用したライヴでは極めて珍しいスーツ姿!もしかすると「卒業式に出る親」って気持ちなのかも…。
 メンバーそれぞれがチェックした後、向井さんが「ちょっと曲でチェックさせてもらいます」と言って始まったのが『SUGAR MAN』―――。サウンドチェックだから途中までとは言いながら、本編にはないこの曲のほぼ半分を「本気モード」で体験できたから幸せ(^o^)
 
 そして、いよいよ本番のスタートです!記念すべきライヴは、『暗黒屋』から始まる展開でした。この曲から始まるとは予想してなかったけど、フェスだからといって観客に媚びることなく独自のサウンドをブチ込むZAZEN BOYSらしさに感動しました。同時に、この曲は即興の要素が強いので、一郎君の最後にふさわしく最高でした☆
 その後、『Honnoji』『天狗』と続く展開でしたが、いずれも一郎君がベースとして加入以降に出来上がった曲であり、彼のゴリゴリした骨太のベースが十二分に活かされる曲なので、シビれました♪♪
 この4人では最後という「卒業なキモチ」が濃厚に籠もった『KIMOCHI』に胸を熱くさせられ、ラストソングとして演奏されたのは『Asobi』―――。この曲も、一郎君が加入してからの曲だし、今まで何度も演奏されてきただけに思い出深い曲だな〜。
 改めて流れを振り返ると、この日のライヴは、フェスやイベントでのセットリストには頻出してきた『COLD BEAT』や『HIMITSU GIRL'S〜』は演奏されず、一郎君加入以降の曲で、しかも「ベース吉田一郎」の魅力を最大限に発揮できる曲に絞った選曲となっていて、向井さんの愛情を感じました。
 そんなことも思いつつ、ステージを見詰めていましたが、いよいよマジで「遊び足りない」気分ながら持ち時間は僅かとなってしまい、ついにライヴは終了―――。向井さんの「ベース吉田一郎」の言葉にフロアから「一郎、お疲れ!」など大きな声援が飛びます。もちろん俺も声を張り上げて何度も何度も「お疲れ様〜!ありがとう!」と叫びました。
 
 もう一度、改めて最後に書きます。一郎君、長い間ほんとうにお疲れ様でした!そして、本当に本当にどうもありがとう!これからも身体に気をつけて、元気でロックしてくださいね!ベース吉田一郎、最高だったよ☆♪♪♪☆

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Last Updated: 2024/11/2 Sat.

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