ZAZEN BOYSを中心とした向井秀徳作品に関するコメントやライヴレポなどを書いております。
Live Report #231 :PIT(171213)
2017.12.13 豊洲PIT
 
約10年続いた「ベース吉田一郎」という形態でのZAZEN BOYSとしては関東圏最後のワンマンライヴが、バンド史上初登場である豊洲の広いライヴハウスで開催されました。公式発表によると、このハコのキャパは3103人で、今までZAZEN BOYSがワンマンでライヴを行った屋内の会場では最大級です。(2006年に使ったZeppで2709人)
 風が吹き付けるめっちゃ寒〜い日でしたが、会場は開演時間が近付くにつれ満員状態になり外の寒さとはウラハラにヒートアップ。そんな中、LED ZEPPELINの曲が流れ、『アキレス最後の戦い』が終わると定番『マーキームーン』が流れてメンバー登場!いよいよ記念すべきライヴの火蓋が切って落とされました。
 
  1. Fender Telecaster
  2. RIFF MAN
  3. Fureai(*)
  4. サイボーグのオバケ(*)
  5. Asobi(*)
  6. COLD BEAT
  7. FRIDAY NIGHT
  8. Weekend(*)
  9. 暗黒屋(*)
  10. TANUKI
  11. WHISKY & UNUBORE
  12. You make me feel so bad
  13. SI・GE・KI
  14. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  15. Honnoji(*)
  16. MABOROSHI IN MY BLOOD
  17. IKASAMA LOVE
  18. 泥沼(including『ポテトサラダ』&『気が付けばミッドナイト』)(*)
  19. はあとぶれいく(*)
  20. 天狗(*)
  21. 破裂音の朝(*)
  22. 自問自答
  EN1. SUGAR MAN
  EN2. KIMOCHI
 
 ライヴは以上のような曲順で、いわゆるMCはほとんどなく、次から次へと凄い演奏が連続的にフロアにブチ込まれる展開でした。(あんま意味ないかもだけど、参考までに一郎君の加入以降に発表された曲に*印を付けてみました)
 『サイボーグのオバケ』では、理事長に松田優作が起用され、「なんじゃこりゃ」とテレビドラマの物真似(笑)。《パンツ遊び》に導入する一郎君のベースが素敵!
 ベースによる導入が印象的と言えば、『COLD BEAT』中盤のインプロ部分もそうですよね。敦さんのドラムを引き出すゴリゴリしたベースがもう聞けなくなるのかと思うと感慨無量です(泣)
 インプロと言えば、まさにMATSURI SESSIONから生まれたと言っても過言でない『暗黒屋』も、この4人で見れなくなっちゃうわけで、ガン見しながらシビレてました☆
 大好き過ぎる『WHISKY & UNUBORE』も、単品で演奏されるとやっぱカッコよ過ぎる『Honnoji』も最高だったけど、この日なにげに印象的だったのは、『MABOROSHI IN MY BLOOD』『IKASAMA LOVE』を久々に連続で、しかもオリジナルヴァージョンで演奏したことです。なんか懐かしかった〜(^o^)
 その後に、一郎君加入後に作られた5枚目のアルバム収録曲が4曲連続し、ZAZEN BOYS誕生以来の『自問自答』で締め括り、濃厚で魅力満載の本編は終了。
 アンコールに応えて再登場した向井さん、フロアが静まると「吉田一郎が2017年をもってZAZEN BOYSを脱退致します」と言います。そして一言「ようやった!」―――この短い五文字の一言に向井さんの愛情を感じて、涙が出そうになっちゃいました。続いて演奏された2曲が素晴らしかったのは書くまでもありませんよね。
 
 今までのライヴでは、なるべくメンバー全員を均等に見回しながら参加していましたが、この日はついつい一郎君に目が行っちゃいました。そうやって見ると、今更ながらだけど、一郎君がベーシストとしてだけじゃなく、何度となく演奏中メンバーに向けて放つカウントや掛け声も含めてバンドの「テンション隊長」みたいな役割を担っていたんだな〜ってことを実感しました。
 まだ年内のライヴが残ってるけど、あえて前倒しで言っておきます。―――一郎君、10年間ありがとう!お疲れ様でした!これからも元気でロックして下さいね!
Live Report #230 :club asia(171018)
2017.10.18 渋谷 club asia
 
 10年にわたってZAZEN BOYSのベーシストとして在籍してきた一郎君の脱退という衝撃的な発表があってから、初めてとなるライヴが渋谷のクラブにて開催されました。現時点で公式サイトなどの発表を見る限りでは、バンドとして「年内」における「関東圏」のライヴはこの日を含めてあと3回しかない…(泣)。こりゃ、見逃すわけにはいかんっ!
 この日は、Skilkillsさんのレコ発ライヴツアーファイナルで、ゲスト対バンだったので、持ち時間が心配でしたが、有り難いことに約1時間のセットで、しかもトップバッターだったため、ワンマン気分(笑)で集中して参加することが出来ました(^o^)
 演奏されたのは下記のごとく8曲でしたが、いずれもZAZEN BOYSならではの即興演奏などを含む濃厚な曲が並んでいて、マジでハンパない最高のライヴが展開されました☆
 
  1. Fender Telecaster
  2. Honnoji
  3. 暗黒屋
  4. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  5. COLD BEAT
  6. 泥沼(including『ポテトサラダ』&『気が付けばミッドナイト』)
  7. WHISKY & UNUBORE
  8. SUGAR MAN
 
 現在のメンバーでは残念ながら後数回しかないライヴの脱退発表後初ライヴということもあってか、この日のライヴにおけるメンバーの気合はめっちゃ凄かったです!もちろん見た目は冷静なんですけど、体内に籠もる気迫が凄くて、それが楽器を通してバンドとして発散されると圧倒的な迫力で俺の身体を突き刺しまくりました☆☆
 今まで以上に破壊的な『Fender Telecaster』で始まり、久々に単独で演奏された『Honnoji』でうながり上がったライヴは、3曲目の『暗黒屋』で渾身のインプロをブチかましてくれます♪すんごく素敵だった☆
 さらに、「この4人ならでは」って感じの『HIMITSU GIRL'S〜』を経て、スリリングなインプロを含む『COLD BEAT』、遊び心いっぱいの『泥沼』と続きます。凄い、凄い!
 続いて、対バンでは珍しい『WHISKY & UNUBORE』―――。大好きな曲だし、音の塊が炸裂しつつ融合爆発する後半は、何度体験しても物凄くてシビれちゃいます!うん、最高だ〜(^o^)
 そして、最後はZAZEN BOYSらしさが凝縮されたような『SUGAR MAN』で締めくくってステージを去っていきました。
 
 向井さんが「ベース吉田一郎」と紹介するのも、あと数回だと思うと寂しいですけど、この日のライヴは、寂しさなんてブッ飛ばす超ド級の迫力と濃密さを持った物凄く熱いステージで、マジでたっぷりとZAZEN BOYSの魅力を堪能することが出来ました☆☆☆
 ライヴ後のバースペースでは、いつものように一郎君が物販を担当していたので、しばらく話をしましたが、久しぶりにゆっくり話せたし、「これからもZAZEN BOYSをよろしくね」とか言われて、なんか涙が出そうになっちゃいました。そんな時間も含めて、最高に素晴らしい一夜になりました♪
吉田一郎氏脱退
 
 先週12月13日に、向井さんの公式サイトにて、「2017年内の活動をもって吉田一郎がZAZEN BOYSを脱退することになりました」という衝撃的な発表がありました。もう驚いたのなんのって、言葉に出来ないほどビックリしました。
 そして、それに続けて書かれていた「2007年に加入し、10年間邁進し続けた吉田一郎は、ZAZEN BOYSのベーシストとしての、その持てるエネルギーを使い果たしました」というコメントに深い感慨を受けると同時に「そっか〜、もう一郎君が加入してから10年になるのか…」と不思議な気持ちになりました。
 10年―――。だからかもしれない。これだけ長くメンバーとして存在してたから、もう抜けることなんて想像してなかったもんな。アヒト君が抜けた時も、ひなっちが抜けた時も、ビックリしたし、ショックだったけど、在籍期間が一郎君に比べたら短かったから、その分「バンドだから、そういうこともあるよな〜」って納得したけど、今回はまったく予想外の発表だったから、マジでめっちゃ驚きました!
 とにかく、そう決まった以上は、年内俺が参加できそうなライヴは限られてるけど、精一杯応援したいと思います。そして、まだ早いけど、とりあえず「10年間ありがとう!お疲れ様でした!」って言いたい気持ちで一杯です。
Live Report #m-59 :B.Y.G(170928)
2017.9.28 渋谷 B.Y.G.
 
 ここ何回かは都合で参加できなかったBYGでのソロ・ワンマンに、今年は久しぶりに参加することが出来ました!しかも、入場が「チケット受付順」だったので、早目に到着したお蔭様で、めっちゃラッキーなことに、なんと最前列に座ることが出来たんです(^o^)
 そんな幸せなライヴは、アコエレワンマンではお馴染みの「2部構成」で繰り広げられました。2本のギターを持ち替えて演奏される20曲以上の楽曲に酔いしれた2時間半は、まさに至福の時でした〜♪☆(いつもながら申し訳ありませんが、今回もセットリストと簡単なコメントのみです。ごめんなさい!)
 
 《第1部》
  1. YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING[A]
  2. WATER FRONT[A]
  3. NEKO ODORI[A]〔今までになく力強くて鋭利なアレンジに感激!〕
  4. 前髪[A]〔これまた前曲同様にそう感じました〕
  5. SENTIMENTAL GIRL'S VIOLENT JOKE[E]
  6. SAKANA[E]
  7. ベランダ(新曲)[A]〔静かなタッチのやさしい曲でした〕
  8. 夏の幽霊[A]
  9. 6本の狂ったハガネの振動[A]
 10. さっちゃんのセクシーカレー(by 大森靖子)[A]〔カバーとは思えぬフィット感☆〕
 11. 感覚的にNG[E][A]
 12. はあとぶれいく[E]
        ===休憩===
 《第2部》
  1. The Days Of NEKOMACHI[A]
  2. Delayed Brain[A]
  3. PIXIEDU[E]
  4. 鉄風、鋭くなって[E]
  5. 性的少女[E]
  6. 約束(映画『ディストラクション・ベイビーズ』主題歌)[E]
  7. Amayadori[E]〔超久々に体験!音源とは別物みたいなアレンジ〕
  8. Suzume(新曲)[A]〔切なくて哀愁に満ちた曲でした〕
  9. 天国(作詞=宮藤官九郎)[A]
 10. OMOIDE IN MY HEAD[A]
 11. 赤とんぼ(作詞=三木露風、作曲=山田耕作)[E]〔後半はノイジーな展開〕
 12. 自問自答[E]
 EN1:夢の途中(作詞=來生えつこ、作曲=來生たかお)[A]
 EN2:Cherry(by YUI)[A]
 EN3:守ってあげたい(by ユーミン)[A]
Live Report #229 :La.mama(170901)
2017.9.1 渋谷 La.mama
 
 約3年ぶりにLa.mamaのステージに立ったZAZEN BOYS―――。今回の対バンは、ベテランDJのCRASHであります。今回も、かなりシブい組み合わせですよね!
 このハコも狭くて素敵な空間ですが、フロアの中間に大きな柱が立ってるので、その後ろになっちゃった人は可愛そうでした。(お陰様で、俺は最前エリアで参加できました)
 この日は、ZAZEN BOYSが後攻で登場しましたが、なにげに久々な気がしちゃいました。(こういうイベントだと、アンコール登場しない場合もありますが、この日はあり)
 今回も、LOOKに続いてキーボードなしのセットでしたが、その分バンドとしての一体感と気合いがハンパなくて、まさにフロアに突き刺さる演奏を繰り広げてくれました!個人的に、このライヴで印象的だったのが、敦さんのドラムが鬼気迫る感じだったことです。もちろん他の3人もハンパなかったし、最初から最後までガンガン刺さるライヴでした☆(いつもながら申し訳ありませんが、今回もセットリストと簡単なコメントのみです。ごめんなさい!)
 
  1. Fender Telecaster
  2. COLD BEAT〔インプロ部分を短くした分タイトでクールなカッコよさ♪〕
  3. Fureai
  4. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  5. SUGAR MAN〔全体の中間にコレを挟むなんて、ヤバすぎっす!〕
  6. 天狗
  7. 破裂音の朝
  8. RIFF MAN
  9. 自問自答
  EN. はあとぶれいく

Next INDEX Back

ホーム 調理人 冷凍都市 番号少女 出前味噌 厨房
ブログ 掲示板


Last Updated: 2024/6/14 Fri.

メールはこちらまで。