ZAZEN BOYSを中心とした向井秀徳作品に関するコメントやライヴレポなどを書いております。
Live Report #m-53 :青山(141107)
2014.11.7 青山 月見ル君想フ
 
 バンドでもソロでも向井さんにとって初体験の場所で演奏する時間を共有したくなっちゃうのが中毒患者の症状でございます(笑)。―――この日、向井さんがアコエレとして出演した会場もそうだったはず(たぶん)。青山というお洒落な町にある「隠れ家」的なライヴハウスが今回の会場で、このハコの10周年記念イベント“BLUE MOON Fes.”の最終日に登場しました。
 
  1. SENTIMENTAL GIRL'S VIOLENT JOKE[E]
  2. 前髪[E]
  3. The Days Of NEKOMACHI[A]
  4. Delayed Brain[A]
  5. ふるさと[A]
  6. OMOIDE IN MY HEAD[A]
  7. 鉄風、鋭くなって[E]
  8. ZEGEN vs UNDERCOVER[E]
  9. TATTOOあり[E]
 10. SAKANA[E]
 11. はあとぶれいく[E]
 12. KIMOCHI[E]
 
 次に出演するバンドの準備で中央にドラムセットが組まれていたため、向井さんの機材はステージ向かって左寄りにセッティングされていましたが、そこに登場した向井さんが最初に演奏したのはエレクトリックでの『SENTIMENTAL GIRL'S〜』でした。
 ナンバガ時代の曲で、登場寸前まであったDJタイムの空気が入れ替わった後、次は比較的最近の〈アコエレオリジナル〉『前髪』を投入―――。切ない歌詞と金属的なギターのマッチングがたまりません♪
 続いてアコギに持ち替えて演奏された『The Days Of NEKOMACHI』は、今まであったエフェクターを使ったエレクトリックフレーズでの〈つなぎ〉を削除した分、アコギのベースラインなどが鮮明になって印象的な仕上がりで、すんごく素敵でした☆
 曲間の「こんがらがらがら」などでフロアを笑わせた『Delayed Brain』を挟んで、童謡カバーの『ふるさと』ではしっとりとした情感たっぷりで泣かせ、『OMOIDE IN MY HEAD』で盛り上がる構成はお見事ですね〜♪
 再びエレクトリックに持ち替え、寒かったこの日にちなんでか「11月の寒〜い夜、女の熱い股グラに顔を突っ込んで作った曲です」みたいなコメントをして『鉄風、鋭くなって』を演奏し、『TATTOOあり』までの3曲を熱く歌い上げてくれます。
 いつもは比較的前半に演奏される『SAKANA』を、新たな音色なども取り入れながらエフェクターを駆使して(←なんか今まで以上に鬼気迫る感じ!)空間を揺さぶってから、めっちゃハードかつパーカッシヴにギターを掻き鳴らした『はあとぶれいく』をブチかまされて、もう最高っ!
 最後は、ギターフレーズをメモリーしてリフレインする中で、なぜか小指を立てて『KIMOCHI』を気持ちよ〜く歌い上げて(フロアにも歌わせ)ステージを去りました。
 
 競演したOKI SPECIAL BANDがのアイヌの民族楽器や言語を使った民族音楽色の濃い独特な世界観のライヴを展開してくれた後、リーダーのOKIさんが「本当は、向井君となんか演奏できたらよかったんだけど、そういう企画できなくてごめん」みたいなコメントをしたら、なんとフロアの後方から向井さんが登場してステージに合流!そして、向井さんが『祝いめでた』などを含む「即興ヴォーカル」としてバンドとセッションする素敵なサプライズがありました♪そんなプレゼントもあったし、めっちゃ熱い一夜になりました(^o^)
Live Report #202 :QUATTRO(141018)
2014.10.18 渋谷 CLUB QUATTRO
 
 この日、「ありそうでなかった組み合わせ」というコンセプトで渋谷クアトロが企画したライヴイベント“QUATTRO MIRAGE Vol.8”にZAZEN BOYSは出演―――。レアなる競演の相手は小島麻由美さんで、ポップな彼女の出番を前に、我らが4人は先攻としてステージに登場しました!
 
  1. 破裂音の朝
  2. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  3. RIFF MAN
  4. Weekend
  5. はあとぶれいく
  6. COLD BEAT
  7. KIMOCHI
  8. Asobi
 
 ライヴは、『破裂音の朝』から始まるという珍しい(←個人的には、今年のRIJ以来)展開でスタート!この段階で、なんか凄いことになりそうな予感(^o^)
 何度か書いたけど、このハコは「音の鳴り」が個人的に大好きなんです。ジャキジャキ鋭利な感じの音で体験する『HIMITSU GIRL'S〜』は、また格別の味がします♪続く『RIFF MAN』でも、物凄い勢いでうながり上がる演奏にビリビリしちゃいました!
 このところ嬉しいことに登板機会が多くなった『Weekend』では、振り向かなくなった部分の新アレンジで2本のギターが絶妙に絡み合うんだけど、これマジめっちゃ素敵☆☆
 次の『はあとぶれいく』後半では、ハンドマイクにしたけど、ヤンキーポーズや前進はナシで、キリっと仕上げていました。
 そして、終盤―――。毎回新しい発見がある『COLD BEAT』では、中盤に挿入された即興のMATSURI SESSIONが緩急のバランスよく凝縮されて素敵☆☆
 ここ数回は本編の最後に〈オマケ〉っぽく付いてた『KIMOCHI』ですが、この日は本来どおり全体通して4人で演奏してくれたので、なんか新鮮な感動がありました!
 最後を締める『Asobi』では、いわゆる「中盤部分」で、久々に〈カシオダンスなし〉でペットマラカスのみでしたが、そこに絡む向井さんのキーボード&シンセシークエンサーに、新しい音色やリフが多く登場し、すんごく魅力的なインプロに仕上がってました♪
 200回を越えて体験しても、いまだに新鮮な刺激でビリビリさせてくれるZAZEN BOYS―――。うん、やっぱ、めっちゃ素晴らしいバンドっすね〜(^o^)
Live Report #201 :歌舞伎町(141004)
2014.10.4 新宿 歌舞伎町特設ステージ
 
 先日、ZAZEN BOYSライヴ参加200本目達成という嬉しい記念日を迎えましたが、これって当たり前ですけど終点じゃありません。すでに300本目に向かって時間は進んでいるんだな〜。そして、この日、新たなスタートとなる201本目のライヴ体験をしてきました!
 場所は、奇しくも200回目と同じ新宿でしたが、前回はLOFTという「室内」だったけど、今回は歌舞伎町の旧コマ劇場前広場に特設された「野外」ステージです。そう、このライヴは新しく始まった地域密着型のフェス“CONNECT 歌舞伎町 Music Festival”のプログラムでした♪
 
  1. Weekend
  2. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  3. RIFF MAN
  4. サイボーグのオバケ
  5. はあとぶれいく
  6. COLD BEAT
  7. 破裂音の朝
  8. Asobi
  9. KIMOCHI
 
 ライヴのスタートは、少しずつ夕闇が迫る16:40という微妙な時間―――。歓楽街のビルに囲まれたステージの上で4人の素敵な競演が始まりました!
 この日の1曲目は、前回久々に復活して嬉しかった『Weekend』で、〈振り向きパフォーマンス〉に替わって登場したギターをフィーチャーしたアレンジに、身体はウキウキです(^o^)
 初体験の方々に対する挨拶状のような『HIMITSU GIRL'S〜』を挟んで、早くも3曲目に『RIFF MAN』が登場!街のド真ん中の特設ステージだから、当然通行人にも「音漏れ」してるわけで、そんな人達の脳内電気もビリビリするだろうな〜って想像しながら演奏に酔いました♪
 続く『サイボーグのオバケ』では、「予備校理事長」として「深作欣二」を抜擢。映画好きの向井さんならではの選択に思わずニヤリ。もちろん〈パンツ対決〉もあったよ。
 後半皮切りの『COLD BEAT』では、インタープレイとして「チャルメラメロディー」を使わずに即興の素敵なセッションが展開されました☆☆
 いわゆる本編部分ラストに当たる『Asobi』では、軽いサプライズってゆ〜か新しい試みがありましたよ!今まで、いわゆる「原曲の歌詞」部分はあんまりイジってなかったんですけど、この日はロケーションに合わせて、「歌舞伎町で明け方まで飲んでいた男」という設定で、向井さんならではの情景描写を曲に乗せ語ってくれました。(例:飲んだ後、明け方6時ぐらいに「大阪屋」の「もんじゃ焼き」を食べたが、すぐ気持ち悪くなって口から「もんじゃ」が…)
 そして、「オマケ」として『KIMOCHI』を、序盤だけ4人の演奏&後半ギターリフメモリーで4人コーラス隊という形でプレゼントしてステージを去って行きました。
 
 今回は、ステージが道路の真ん中に特設されたので、ライヴが終わったミュージシャンはテント後方の「楽屋部分」から直接道に出てくるわけですね。そのおかげで、ライヴ終了後まもなくして出てきた一郎君・カシオマン、向井さんの3人とは、それぞれ軽く挨拶を交わすことが出来ました〜(^o^) (今回も、なぜか敦さんとは出来んかった)
Live Report #200 :LOFT(140926)
2014.9.26 新宿 LOFT
 
 まず最初に個人的なご報告をします。この日、俺にとってZAZEN BOYSのライヴ参加200本目を達成することが出来ました!めっちゃ嬉しいです(^o^)
 そんな個人的な記念日となった200本目のライヴは、“マイセルフ ユアセルフ”というイベントでしたが、出演した7バンドすべてが持ち時間45分で、たっぷりライヴを楽しめる企画だった上に、ZAZEN BOYSとしても久々に出演するLOFTという個人的にも大好きな最高のロケーション!
 そして、有り難い&おめでたいことにチケット整理番号も1番で、記念日を最前列で迎えることができたので、もう始まる前からワクワクしちゃいました。
 
 外のバーステージで前のライヴが行われている間に、メインステージにメンバーが登場してセッティング&チェックを開始―――。この日、このステージで他のセットチェンジはロールカーテンが下がって見えなかったんですが、なぜかZAZEN BOYSの時だけ遮断する幕がなかったので、それもめっちゃ嬉しかったです(^o^)
 ベースアンプのライン接続に不備があったらしく、一郎君とスタッフが修復する様子や、チェックが終わったカシオマンがストレッチをする姿や、向井さんが女性スタッフにドラムのマイクセッティングを指示したり自分で修正したりする様子も見られたし、サウンドチェックとして『Honnoji』後半部分の演奏もあって、本番前も幸せな時間が過ごせました!
 
  1. Weekend
  2. はあとぶれいく
  3. ポテトサラダ
  4. 天狗
  5. COLD BEAT
  6. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
  7. RIFF MAN
  8. 破裂音の朝
  9. KIMOCHI
 
 さて、本編は、なんと久々の『Weekend』(7月のワンマンや音源が配信された大牟田ワンマンでもやってない)からスタートしました!順番に振り向くパフォーマンスがなくなった替わりに歯切れのいい新アレンジが加わって素敵にリニューアル!個人的にも大好きなこの曲で記念のライヴが始まるなんて、もう最高の気分でした(^o^)
 続く『はあとぶれいく』の終盤には、向井さんがフロア最前の「柵」に登って歌うサービスがあったし、次の『ポテトサラダ』では、「しっぽり、しっぽり」とか「しじみ汁、しじみ汁」とか連呼する楽しいアドリブもあったし、前半の最後は大好きな『天狗』で心身ともに踊って、素敵な時間が続きます。
 後半の皮切りは『COLD BEAT』から―――。この日は、中盤ブレイクした後、切れ味のいい〈向井指揮者コーナー〉を経て、〈チャルメラメロディー〉を導火線として久しぶりに長尺の即興インタープレイとなる《MATSURI SESSION》を展開!4人の楽器が攻防を繰り返しつつ絡み合ってうながり上がって、もうすんごく素晴らしかったです☆☆☆
 さらに、敦さんが加入した段階での原点とも言える『HIMITSU GIRL'S〜』、アレンジ改革で唯一無比の境地を研ぎ澄ました『RIFF MAN』と贅沢なご馳走が続き、セットリスト的な最後として、めっちゃ濃厚な『破裂音の朝』を脳内注入してくれ、ほんと最高に幸せ〜♪
 そして、本編最後はオマケとして『KIMOCHI』を、「前半は4人の凄まじい競演&後半はギターリフをメモリーリフレインして4人コーラス隊ヴァージョン」という形でプレゼントしてくれ、最後は向井さん自らVOXアンプの音量ツマミを操作してフェイドアウトするサービスでライヴは終了。
 
 もうマジで濃厚で、贅沢で、刺激的で、めっちゃ素晴らしい素敵な最高のライヴで200回記念日を過ごすことが出来て、さらにライヴの前後にメンバーの皆さんにも挨拶できたし(残念ながら今回敦さんとは直接話せず)、ほんとにほんとに幸せでした♪☆☆☆♪
Live Report #k-6 :duo(140925)
2014.9.25 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
 
 向井さんが関わっている音楽活動の中で、ZAZEN BOYSやアコエレ名義のソロに比べてKIMONOSは極端にライヴが少ないので、たまにあっても参加できないことも多く、今回はめっちゃ久しぶりに(→てか、なんと約2年ぶり!)ステージでの演奏を体験して参りました!
 その個人的に超久々のライヴは、“宇宙旅行vol.4”というイベントで、オープニングアクトとしてYogee New Wavesが5曲演奏した後、メイン対バンの女子2人によるヒップホップユニットCharisma.comの楽しいステージに続いて始まりました。
 
  1. Miss
  2. Sports Men
  3. Yureru
  4. Friday Night(Fruity?)
  5. No Modern Animal
  6. Mogura
  7. Soundtrack To Murder
  8. Tokyo Lights
 
 久々に体験した今回のライヴも、向井さんはエレクトリック・ギター一本のみで、キーボードやスイッチングはレオ君が担当というセッティングでした。
 ゆっくりと滑り込むように『Miss』からライヴは始まり、「カバー曲をやります」とレオ君が告げて『Sports Men』を演奏し、スロー&メロウな『Yureru』になる展開―――。
 ここまで、向井さんのギタリストとしての魅力を堪能しながら、久しぶりに味わうKIMONOSの世界に浸っていましたが、次に俺にとってサプライズな出来事が!そう、今まで一度も聴いたことのない曲が登場しました!
 おそらく何度かのライヴチャンスを逃していた2年間に披露された曲かと思いますが、俺にとっては初体験の曲で、たぶん『Friday Night』というタイトルだと思います。(レオ君がそう紹介したように聞こえたけど、歌詞の中には「Friday」も「Fruity」も出てきたので『Fruity Night』かも…)この曲は、ZAZEN BOYSの同名曲とはまったく別の曲で、2人が交互にヴォーカルを取るんですが、チョイ悪風に小節を効かせて歌う演歌っぽいテイストも混じったエロくて素敵な曲でした♪
 後半は、紹介もないまま当然のごとくサポート・ドラムの白根賢一氏が登場して、2人の演奏に加わりました。
 久しぶりで味わう『No Modern Animal』のオリエンタルな空気も素敵だったけど、アレンジが変ってビート感が増したような『Mogura』と、スローテンポで始まり、うねるように上昇して行く『Soundtrack To Murder』は、めっちゃ刺激的でした☆
 そして最後は、渾身の『Tokyo Lights』でエネルギッシュに締めてライヴ終了―――。俺にとって約2年ぶりのKIMONOSライヴは、魅力的な選曲と個人的サプライズもあって、すんごく素敵な一夜になりました(^o^)
 

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Last Updated: 2023/11/25 Sat.

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